レノボが8インチ1920×1200ドット(WUXGA)解像度ディスプレイを搭載したAndroidタブレット、Lenovo TAB S8を発表しました。ワールドワイドでの発売日は9月から、価格は199ドルから。
つい先日ThinkPad Helix 2と同時にわずかな情報が出回ったモデルですが、IFA 2014を前にして正式発表となりました。今回はWi-Fiモデルのみの発表ですが、リリースにはLTEオプションの用意についても記載されているため、後ほど追加される予定のようです。
特徴は、レノボのAndroidタブレットとして初となるインテル製SoCを搭載する点。モデルはWindowsタブレットで採用例の多い、Atom Z3745です。
また、7.9mmの薄さと299gの軽さも注目点でしょう。とくに重量は、先日発売開始となったASUSのMeMO Pad 8 AST21が売りにする301gよりも若干ながら軽いものです(ただしAST21はLTE通信対応モデル)。
さらにレノボ公式の製品紹介PDFでは、液晶パネルに関して「the One Glass Solution touch-panel」と記載されているため、タッチパネルに必要な部品を液晶パネルの中に一体成形したタイプのようです。
そのほかの主な仕様は、
- プロセッサ:インテル Atom Z3745 (1.33GHz[バースト時1.86GHz] 、4コア、開発コードBay Trail)
- ディスプレイ:約8インチ、WUXGA(1920×1200ドット)解像度、IPS、10点マルチタッチ
- RAM:2GB
- 内蔵ストレージ:16GB
- 外部ストレージ:なし
- OS:Android4.4 Kitkat
- Wi-Fi:IEEE 802.11b/g/n
- Bluetooth:Bluetooth 4.0対応
- 背面カメラ:約800万画素(オートフォーカス、レンズF値2.2)
- 前面カメラ:約160万画素
- 本体サイズ(縦長状態):123.8×209.8×7.9mm (幅×高さ×厚さ)
- 重さ:約299g
- バッテリー容量:4290mAh(取り外し不可)
- バッテリー駆動時間:7時間
- スタンバイ持続時間:400時間
- 本体カラー:エボニー、ブルー、カナリーイエロー、ホワイト(ただし地域によって異なる)
性能面でも大きさや重さでも8インチAndroidタブレットとして水準以上でありながら、200ドル以下という手頃な価格のため、コストパフォーマンスはかなりの高さ。定番的な人気が出そうなモデルです。