ドイツで開催中のIFA 2014 より。ASUS がWindows ノートの新製品EeeBook X205TA を発表しました。久々のEee ブランドノートとなるX205TA は、11型で980g の軽量な本体にフル機能のWindows 8.1を搭載し、初代Eee PC の売り文句でもあった199ドルで販売します。




安さの理由には、マイクロソフトがChrome OS / Android への対抗としてOEM メーカーにのみ提供する、無料または安価なWindows 8.1 with Bing の搭載があります。

機能面では、メーカーがIE の検索エンジンをBing から変えられないこと以外は、通常のWindows 8.1と同じです。PC を購入したユーザは変更できます。なおIE のデフォルト検索エンジンは元々Bing です。

またOS の価格に加えて、解像度1366 x 768 でタッチ非対応のディスプレイや、Atom プロセッサ、最大64GB ストレージ、2GB RAM という、昨今のWindows 8.1ノートとしては控えめな仕様も低価格化に寄与していると思われます。



主な仕様は、11.6インチ1366 x 768 液晶、インテルAtom プロセッサZ3735 (4コア最大1.83GHz)、2GB RAM、32GB / 64GB eMMC、Bluetooth 4.0、802.11 a/b/g/n WiFi (デュアルバンド対応)。

ディスプレイはタッチ非対応ですが、タッチパッドがWindows 8.1 のジェスチャー操作をサポートします。

ほか前面カメラ(VGA 解像度)、USB2.0 x 2、Micro HDMI、ステレオスピーカー、マイク、3.5mm ヘッドフォン / マイクコンボジャック、Micro SDXC スロット(最大64GB)など。

本体サイズと重さは、286 x 193.3 x 17.5mm、980g。38Wh のバッテリーを搭載し、最大で12時間のウェブブラウジングが可能です。

カラーはブラック、ホワイト、レッド、ゴールドの4色。MS OneDrive の15GB 永久無料利用権と100GB の2年間無料利用権、および500GB のASUS WebStorage 2年間無料利用権が付属します。

発売は2014年Q3後半からQ4前半予定。価格は199ドル。日本での発売時期や価格は未発表です。

またWindows 8.1 with Bing 搭載の安価な製品では、東芝が120ドルの7型タブレットEncore mini を、エイサーが150ドルの8型タブレットIconia Tab 8 W を年内に発売予定なほか、HP も199ドルの14型ノートStream 14 を準備中です。