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サムスン Gear VR インプレ:GALAXY Note 4 装着、取り回し不要のコードレスVRディスプレイ - Engadget Japanese


サムスンはIFA 2014に合わせて開催したプレスカンファレンス Unpacked 2014 Episode 2において、没入型VRヘッドマウントディスプレイ Gear VR を発表しました。ここでは体験した使用感をお伝えします。製品の詳細記事発表会の模様も合わせてご覧ください。

Samsung Gear VR (Hands-on at IFA 2014)

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35 枚


Gear VR

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3 枚


 


Gear VRは単体で動作する製品ではなく、7月に流出した噂通りGalaxy Note 4を装着して利用するアクセサリーとなります。 5.7インチQHD (2560 x 1440) のスーパー有機ELディスプレイを利用し、Oculus Riftのようなバーチャル体験ができるものです。

開発キットとなる Oculus Rift DK2 を分解してみると中からGalaxy Note 3 のパネルが現れたように、VRディスプレイの分野で先行したいサムスンと、製品化にパネル調達が必要なOculus側の思惑が合致したGear VR。中身が通信可能なスマートフォンとなるためOculus Riftのようなケーブルはなし。取り回しを気にせずに利用できるのは大きなポイントです。




また、対応コンテンツもOculusストアから直接Galaxy Noteにダウンロードできるので、PCを介するより手間がかかりません。一方で本格的なゲーム利用などを考えた場合、グラフィック性能の高いPCにゆずります。また、PCを利用した場合、PC側のモニターで体験者が見ている画面を確認できるので、複数人で利用する場合はOculus Riftの方が楽しめるかもしれません。

上部のおでこ辺りに視度調整のダイヤルがあり、メガネを外して利用するよう勧められました。右こめかみ付近にタッチパッドがあり、画面を見ながらタッチ操作。シルク・ドゥ・ソレイユのステージが最前列で楽しめるコンテンツを確認しましたが、専用設計とあってなんちゃってOculus といった各製品とは異なり首を振っても安定感があります。



ただし、Galaxy Note 4の176gのボディが視線の5〜7cm先にあるその構造上、首を振ればある程度の負荷がかかります。400g弱のOculus Riftよりも軽量ですが、女性の体験者はGear VRを両手で支えながら体験している人もいました。



画角は96度、画面の追従速度は20ms。ジャイロや加速度センサーなどを搭載しており、動作はまさしくOculus Riftそのもの。コンテンツ提供パートナーとしては米映画会社の数多く挙げられており、日本でもアイマックスシアターで知られるカナダのIMAXなどもパートナーです。コンテンツパートナーとしてはDeNAやFireproof Gamesなどのモバイルゲームのプロバイダーも名を連ねています。

スマートフォンを装着する構造上、通信機能のほかGPSなどもサポートしています。工夫次第ではゲームや映像コンテンツ表示に留まらない可能性があるかもしれません。サムスンのプレスカンファレンスでは教育市場での活用などもアピールしていました。なお、国内販売について現時点で未定と案内しています。
サムスン Gear VR インプレ:GALAXY Note 4 装着、取り回し不要のコードレスVRディスプレイ

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