自らの血液をインクに使った、プロッタで描く肖像画
デザインは人との対話、アートは自分との対話という人もいますが。これは。
ニューヨークにお住まいのTed Lawsonさん。一風変わった...というか、不安の種になりそうな作品を多く手がけてきているアーティストですが、新作のGhost In The Machineもなかりのもの。X-Yプロッタのペンのインクに、自分のフレッシュな血液を送り込み、自画像を描くというのですから。
Ghost In The Machine (blood robot selfie) from Ted Lawson on Vimeo.
背徳感ある行為のはずなのに、アッパーでロッキンなサウンドを重ねているものだから、どう判断していいのか悩みます。セルフィー文化に新たな1ページを加えたことには違いないのですが。
これは同様の手法で描かれた、月。酸化して黒ずんだ色合いにゾクっと。宗理先生が求めていた色はこれだったのかな...。
source:Ted Lawson
(武者良太)
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