IFA 2014のソニーブースから。ソニーがXperia Z3シリーズのスペシャル機能として発表した「PS4リモートプレイ」の試用レポートをお届けします。

PS4リモートプレイは、家庭内ローカルネットワークを経由して、Xperia Z3シリーズでPS4のゲームをリモートプレイできる機能。DUALSHOCK 4コントローラで操作します。対応端末は現時点でXperia Z3、Z3 Compact、Z3 Tablet Compactの3機種。端末とPS4とはWi-Fi経由で、DUALSHOCK 4とはBluetoothで接続します。


　

このPS4リモートプレイ、一応は家庭内ローカルネットワークでの使用が前提とされていますが、外出先からの接続は特にブロックしていないとのこと。帯域やファイアーウォールの問題はあるものの、条件が整えば外出先でもリモートプレイを楽しめるそうです。


機器自体はワイヤレスで接続し、必ずしもアタッチメントは必要ではありません。しかし、ソニーでは、Xperia Z3の場合は上記画像のように、アタッチメントでDUALSHOCK 4に端末を固定した使い方を推奨しています。アタッチメントは今後発売予定。

アタッチメントと端末の固定には「吸盤」を使用。耐久性が心配ですが、触れてみると丈夫で、ある程度激しく動かしてもXperia Z3が外れることはありませんでした。

リモートプレイということで、気になるのが遅延とフレームレート。実際に操作してみると、操作の遅延は感じず、フレームレートも十分。画質も良く、ほぼ実機でのプレイと同じ感覚です。DUALSHOCK 4を使うので操作感がよく、専用機のPS Vitaよりもゲームに入り込めます。



なお、会場の実機ではDUALSHOCK 4を使わなくても、Xperia Z3単体でリモートプレイできるよう、タッチパネルにコントローラを表示できました。ただ、担当者によると、基本的にはDUALSHOCK 4での操作が前提で、正式リリース時にはタッチパネル操作を省くことも検討しているそうです。

肝心のリモートプレイの使い勝手について。初回にPS4との連携設定を済ませれば、Xperia Z3シリーズにプリインストールされている「Remote Play」をタップするだけで、簡単にリモートプレイを楽しめます。その際、PS4本体がスタンバイか起動中の必要があります。

なお会場の担当者によると、リモートプレイで遊べるPS4ソフトに特に制限は設けておらず、ほとんどのPS4ソフトを遊べるそうです。



PS4リモートプレイの対応機種は現時点でXperia Z3、Xperia Z3 Compact、Xperia Z3 Tablet Compactの3機種。Xperia Z2など旧機種への提供は現在検討中。仮に提供されるとしても、時期はかなり先になるそうです。

Xperia Z3シリーズとPS4を持っていれば簡単に遊べるPS4リモートプレイ。ソニー各部門の相互作用がうまく働いた好例と言えそうです。