エフラム「そろそろ結婚も考えないとな」エイリーク「!?」
- 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/02(火) 01:02:23.69 ID:1t1I3u+3O
エイリーク「兄上・・・それはどういうことでしょうか…?」
エフラム「俺も一国の王だ。平和になったとはいえ、ルネスは完全に復興したわけじゃない。そろそろ結婚でもしなければ国民も安心出来ないというものだ」
エイリーク「そ、そんな・・・」
エフラム「お前も嫁に出たらどうだ?」
エイリーク「(私の気持ちも知らないで!このままでは兄上が他の女性に盗られてしまいます!)」
エイリーク「ということで兄上の結婚を阻止します」
ゼト「あ、あのエイリーク様…私は別に…」
エイリーク「兄上が結婚などいくらなんでも早すぎます!私みたいな女性じゃないと失敗するのがオチです」
ゼト「(何を言ってるのやら…)私は賛成…」
エイリーク「い い で す ね !」
ゼト「・・・」
- 3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/02(火) 01:12:51.41 ID:1t1I3u+3O
エフラム「どうしたんだエイリーク?」
エイリーク「!」
ゼト「エフラム様。実は…」
エイリーク「えい!」レイピアプスー
ゼト「」
エフラム「お、おい。ゼトが倒れたぞ?」
エイリーク「撤退扱いなので問題ありません。それより兄上!」
エフラム「なんだ?」
エイリーク「結婚はいつ頃…」
エフラム「嫁が決まったらすぐにでも…」
エイリーク「(やはりそう来ましたか…。今こそ彼女たちに力を借りる時です。)」
エイリーク「私はこれで!失礼します!」ダダダダダダダ
エフラム「(エイリークの奴、何か隠してるな。まさか好きな男でも出来たのか…?)」
エフラム「・・・俺より強い奴しか認めんぞ」
- 4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/02(火) 01:20:37.21 ID:1t1I3u+3O
―フレリア―
ターナ「エフラムが結婚!?だ、誰と!?」
シレーネ「噂だとラーチェル様かターナ様らしいです。なぜかミルラ様やエイリーク様が候補に入っています。」
ターナ「エフラムったらやっと気づいてくれたのね…///」
ヴァネッサ「姉さん、ラーチェル様やターナ様はともかくなんでエイリーク様やミルラ様が?」
シレーネ「それが謎の団体の署名活動によって新しい法律ができたみたいね」
ターナ「どんな法律なの?」
シレーネ「それが・・・」
- 5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/02(火) 01:31:53.79 ID:1t1I3u+3O
―ロストン―
ラーチェル「まあ!それは本当ですの!?」
レナック「ええ、間違いないですよ。伴侶が決まったらすぐにでも式をあげるらしいです」
ラーチェル「エフラム、やっと私のアプローチが効きましたのね!///」
ラーチェル「そうとなればルネスに早速向かわなくては!」
ドズラ「ガハハ!どこまでも着いていきますぞラーチェル様!」
レナック「じゃ、俺はこの辺で…」ソロー
ドズラ「ガハハ!待たんかいレナックよ!」ガシッ
レナック「おっさん!?放しやがれ!」
ドズラ「お前の運命はラーチェル様に雇われた時から決まっていたのだ。ワシとお前は死ぬまで一心同体だ!」
レナック「何が一心同体だ!た、助けてくれー!」
ラーチェル「ドズラ、レナック!行きますわよ!」
- 6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/02(火) 01:40:09.40 ID:1t1I3u+3O
―ルネスの外れ―
エイリーク「ありがとうございます。あなたたちのおかげで計画通りに事が進みました」
プリシラ「いえ・・・当たり前の事をしたまでです」
ラケシス「」コクコク
クラリーネ「その通り!兄と結ばれるのは全女性共通の願い…」
ラケシス「」ウンウン
プリシラ「ここに来ればレイモンド兄さまと・・・///」
エイリーク「ええ、結ばれますとも」
ミスト「これは一体・・・!?」
レナ「どういうことなのでしょうか・・・?」
※聖戦の系譜をやったことないのでラケシス姫には居るだけにしてもらいました
- 8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/02(火) 01:57:53.91 ID:1t1I3u+3O
―ルネス城下町―
コーマ「あ、あの・・・。俺になんか用ですか?」
ネイミー「(エイリーク様怖い…)」ウルウル
エイリーク「貴方には兄上の情報を集めて欲しいのです」
コーマ「で、でもルネスの騎士の方が…」
エイリーク「最初はそうしようとしたのですが…、カイルとフォルデは結婚賛成派なのです。しかも三人だけで話を進めているようで…」
ゼト「腕輪の件、チャラにしてやらんこともないぞ(エイリーク様に逆らうとこうなるぞ?)」ボロボロ
コーマ「(これじゃあ脅迫じゃねぇかよ…)わかりました。これでもカイルの兄貴から密偵のスカウトが来た事があります。やってやりますよ!」
ネイミー「コーマ、大丈夫・・・?」
コーマ「心配すんなって。これくらい楽勝だぜ」
エイリーク「ネイミー、少しの間ですが貴女の恋人を借ります」
ネイミー「こっ!恋人だなんてそんな・・・///が、頑張ってねコーマ!私、村で待ってるからね!」
コーマ「お、おい!ネイミー!?・・・行っちまったか…」
- 10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/02(火) 02:09:07.39 ID:1t1I3u+3O
―ポカラの里―
サレフ「ミルラ様」
ミルラ「(エフラムは今、どうしてるのでしょうか…。私の事を覚えててくれてるのでしょうか…)」
サレフ「ミルラ様」
ミルラ「(それに、ルネスから何かが起こるような予感がしてならないです。エフラムの身に何かがあったら…)」
サレフ「ミルラ様」
ミルラ「(エフラムに久しぶりに会いたいです…)」
サレフ「ミルラ様」
ミルラ「サレフ?どうかしたのですか?」
サレフ「エフラム様が結婚相手を探し「行ってきます」お気をつけて」
ミルラ「(エフラムに会えるなんて…エフラムは私に会ったら喜んでくれるでしょうか…)」
ミルラ「もしかしたら一夜の過ちで…///」
- 11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/02(火) 02:25:10.01 ID:1t1I3u+3O
エフラム「カイル、近況を報告してくれ」
カイル「ハッ!候補者達は明日到着のことです」
フォルデ「しかし、エフラム様が結婚ねぇ…。ちょっと前なら槍と妹さえいれば十分だったエフラム様がねぇ」
エフラム「バカにしてるだろフォルデ」
フォルデ「あ、やっぱりバレちゃいます?」
カイル「フォルデ!王に対して無礼だぞ!」
エフラム「よせカイル。それより他の大陸からも来ていると聞いたが…」
カイル「ええ。何でも槍さばきの得意な女性もいるとか」
フォルデ「エトルリア魔導軍将様もいるらしいですよ。見合いが今からでも楽しみっすねぇ!」
エフラム「エトルリア魔導軍将…。ルネスの教科書ですらその武勇を記されている程の肩書きだぞ?それに槍さばきの得意な女性というのも気になるな」
フォルデ「お、結構乗り気なんですねエフラム様」
コーマ「スゲーことになってんな…」
- 12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/02(火) 02:37:40.29 ID:1t1I3u+3O
コーマ「・・・と、言うことです」
エイリーク「お、お見合いだなんて…私、知りませんでした!」
ゼト「私も知りませんでした。恐らくあの三人だけである程度話を進めてから私達に言うつもりだったのでしょうが…」
エイリーク「ありがとうございます、コーマ。少なくて申し訳無いのですが…」
コーマ「こ、こんなもらえませんって!ましてやエイリーク様から…」
エイリーク「これでネイミーに何か買ってあげてください。私はやることがあるので」ダダダダダダダ
コーマ「行っちまった・・・」
―エフラムの部屋―
エフラム「結婚も楽なものじゃないな」
エフラム「(それにカイルが言うには新しい法律が通ったみたいだな。目を通しておかねば…)」
コンコン
エイリーク「兄上、いらっしゃいますか?」
エフラム「エイリークか。入れ」
エイリーク「兄上・・・」
エフラム「どうした?」
エイリーク「一緒に寝てくれませんか?///」
エフラム「!?」
- 13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/02(火) 02:52:54.82 ID:1t1I3u+3O
エフラム「あのなぁ…エイリーク。俺達はもうそんな歳じゃないだろ?」
エイリーク「兄上は私の事を嫌いになったのですか?」ウルウル
エフラム「!・・・・・・今日だけだぞ。気が済んだらすぐ戻れよ」
エイリーク「はい!あにうえっ!」ダキッ
エフラム「おいおい、そんなに抱きつくんじゃない」
エイリーク「(今だけは私の兄上!)ルンルン」
エイリーク「(やはり兄上の側にいると落ち着きます。心が安らぐ…。)」クンクン
エイリーク「兄上…」
エフラム「エイリーク、俺はもう我慢出来ん」
エイリーク「いいんですよ兄上・・・」
エフラム「エイリークッ!」
エイリーク「あぁ!そんな激しく///」
エイリーク「ダメェェェ!!!////」
エイリーク「あ、に・・うえ…」ニヤニヤ
エフラム「全く、どんな夢をみているのやら」
エフラム「でも・・・まだ子供だな」ヒョイ
- 18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/02(火) 11:10:41.62 ID:RqoKutuiO
―朝―
エイリーク「なんということでしょうか…あのまま寝てしまって自分の部屋に戻されるとは」
ゼト「エイリーク様」コンコン
エイリーク「ゼト?どうかしたのですか?」
ゼト「先程ターナ様とラーチェル様がお見えになられたようです」
エイリーク「!わかりました。すぐに行きます。兄上が危ない!」
エフラム「ターナにラーチェル。よく来てくれた」
ターナ「ああ・・・、会いたかったわエフラム!」
ラーチェル「叔父様には伝えました。今すぐ婚礼の儀式を…」ガシッ
ターナ「だめええええ!」ガシッ
エフラム「ふ、二人とも!?腕を掴まないでくれるか?」
ドズラ「ガハハ!ラーチェル様を頼みましたぞエフラム様!」
エフラム「どういうことだドズラ?」
レナック「(鈍感は重罪だぜエフラム様…。それも複数人にも及ぶとは…)」
- 19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/02(火) 11:27:34.75 ID:RqoKutuiO
エイリーク「ターナにラーチェル。お久し振りです」
ターナ「エイリーク!貴方にも会いたかったわ!・・・聞きたいこともあるしね」
ラーチェル「(エイリークが私の義妹になるの…。悪くないですわ!)」
エイリーク「二人ともこちらへ。兄上はまだ仕事があるらしいので」
エフラム「そういうことだ。放してくれないか?」
ターナ「しょーがないなぁー」
ラーチェル「たまには女の子同士で話すのも悪くありませんわ」
エフラム「(助かったか…)」
―エイリークの部屋―
エイリーク「・・・と、言うことです」
ターナ「エイリークがエフラムの事をね…。まあ、前から仲が良すぎると思ってたけど。」
ラーチェル「ふふ、それでも私は負けませんことよ?」
エイリーク「二人にはどうしても私の想いを聞いて欲しかったのです。私が常日頃兄に恋い焦がれている事を…」ベラベラ
ターナ「(うわぁ…。こりゃお兄様に見向きもしないわけだ)」
ラーチェル「(ここぞとばかりにぶっちゃけますわね…)」
ヒーニアス「へっぶし!」
モルダ「王子、今のくしゃみは大変下品でございますぞ」
ヒーニアス「ぬ、ぬぅ…。すまない」
- 20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/02(火) 11:45:14.48 ID:RqoKutuiO
エフラム「カイルとフォルデは見合いの相手と事前にコンタクトをとるのか?コメント一覧
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- 2014年09月08日 23:22
- 俺んとこのラケシスはタイマンで兄を打ち負かしたうえキュアンのお付きのヤリ使いにヤリ逃げされましたが
-
- 2014年09月08日 23:45
- GBAからFE始めたっぽい面子だな
-
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