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私のガラスの十代、それはこじらせた中2病をいかに落ち着かせるかだけに労力を注ぎ、めまぐるしく過ぎていってしまったわけだが、中にはその年で、驚くべき才能を発揮した少年少女たちがいる。ここでは、新しい発明で世の中を進歩させようと情熱を傾ける10人とその発明を見ていくことにしよう。
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10.ゴムバンドを利用した発明で発明家大会2位に輝いた11歳の少年
赤ちゃんの命を救う為、シンプルながら目の付け所がシャープな装置を発明したのは、アメリカ・テネシー州、ナッシュビル在住の11歳アンドリュー・ペルハム君だ。こ
Metro Grade Schooler Invents Baby-Saving Device with Rubberbands - Erika Kurre
彼は毎年38人もの赤ちゃんが高温の車に放置され亡くなっていることを知ると、オハイオ州アクロンで毎年開催される若き発明家の大会ラバーバンド・コンテストへの参加を決意した。大会のルールはたった一つ。それはゴムバンドを使うことだ。
アンドリュー君の「イージー・ベイビー・セイバー」のゴムバンドの仕組みは実にシンプル。後部座席と運転席側のドアを結び、車内に赤ちゃんがいる場合は、両親が車から離れられなくするのだ。アンドリュー君は見事2位と5万円相当の賞金を獲得した。
9.点滴一体型リュックを発明し癌を克服した11歳の少女
アメリカ、コネチカット州ノーガタック在住のカイリー・シモンズちゃんに横紋筋肉腫という結合組織の癌が見つかったのは8歳のときだ。今では癌も消え、すっかり回復しているが、その闘病生活で大変だったのが常に身体に繋がれている点滴のポールだったのだそうだ。
そこで可愛らしい点滴一体型リュックを制作し、いつでもどこでも薬剤を点滴できるようにした。この「Iパック」と名付けられた発明は、2014年度コネチカット州発明大会で賞を獲得し、特許も取得。彼女は製品化へ向けた資金集めに奔走中だ。
8.しゃっくりを治すロリポップキャンディーを発明した13歳の少女
2012年、しゃっくりの治療薬を考案したという13歳の少女が、大きな可能性を秘めた事業を立ち上げた。マロリー・キエフマンちゃんがこのアイデアを思いついたのは、彼女自身が長い間慢性的なしゃっくりに悩まされてきたからだ。
その間、ひっくり返したコップから水を飲んだり、塩水を飲んだりと、さまざまな民間治療を試した彼女は、最終的に彼女に合った3つの治療法を組み合わせ、特許を出願した。「ハイカポップス」と名付けられたこの治療薬は、砂糖、リンゴ酢、ロリポップキャンディから成り、彼女によれば「味の調整中」であるものの、すでに各方面から多くの注目を集め、MBA奨学生リストに掲載されることになった。
7.おじいちゃんの為、認知症患者用のセンサーを開発した15歳の少年
サイエンティフィック・アメリカン・サイエンス賞として500万円相当の賞金を獲得したのはニューヨーク在住の15歳、ケネス・シノズカ君。彼の祖父はアルツハイマー病で苦しんでおり、祖父を助けるため、認知症患者がベッドからいなくなってしまったとき、携帯電話に警報を鳴らす、着用可能なセンサーを開発した。
こ の発明はコイン大のワイヤレスセンサーを、徘徊する可能性のある患者の足の裏に装着させるもの。患者が起き上がって圧力を検出すると、専用アプリを利用してスマートフォンに警報を出す。現在、この受賞によって、実用性を向上させるためのプロジェクトが実施されている。
6.膵臓癌検診ツールを開発した15歳(大学2年生)の天才
膵臓癌の85%以上が発見時にはすでに手遅れであり、生存の可能性は2パーセントにも満たない。そのため2011年に早期発見を可能とする検査法が、若干15歳のジャック・アンドラカ君によって発明されたと発表されたとき、業界には衝撃が走った。
ジャック君の発明は今後数年に渡る臨床検査をパスする必要があるが、バイオテクノロジー産業は既に彼に多くのオファーを出している。なお本発明は1,500人が参加した、インテル・インターナショナル・サイエンス・フェアで大賞を受賞し、1千万円相当の賞金が授与されている。
5.体温計内蔵おしゃぶりを開発した19歳の新米パパ
シカゴ在住の大学1年生、アンソニー・ハルモン君はこの年齢にして成功者だ。2013年、体温計を内蔵したおしゃぶり「サーモファイアー」が大ヒットしたのだ。
シカゴ生まれで多くのギャングに囲まれて育った彼の人生が一変したのは、現在3歳になる娘のお陰だ。アンソニー君は、彼女の体調が悪いときに、それをなかなか気付くことができなかった経験を基にして、このアイデアを閃いた。この発明により、ホワイトハウスに招かれ、オバマ大統領との面会まで実現した。
4.電話を20秒で充電する発明をした18歳女子高校生
18歳の女子高生の発明で、携帯電話の充電に何時間もかかる時代は過去のものとなるかもしれない。2013年、ある国際科学フェアでイーシャ・クハレさんは携帯電話をわずか20〜30秒で充電できる装置で、5百万円相当の賞金を獲得した。
「スーパーキャパシター」と名付けられたこの装置は、小さなスペースに大量の電力を急速に充電し、しかも長持ちだという代物。さらに1万回の充電回数を誇り、これは従来の充電式電池の10倍の寿命だ。本発明の未来は明るい。イーシャさんは自分の発明が携帯電話や他の携帯型機器に内蔵されて世界中に広がる日を思い描いている。
3.車から排出される二酸化炭素を酸素に変える発明をした17歳少年
車の運転中に排出される二酸化炭素を酸素にする発明をした少年がいる。このクリーンカーの道を拓く発明で、米環境保護庁から賞を贈られたのはプラーノ・イースト・ハイスクールに通う17歳のパラム・イェギ君。
この「アルジーモバイル」は、車の排気管に取り付けられ、ガス透過性のアルミ合金チューブ内に挿入された藻が光合成によって二酸化炭素を酸素に変換する。1,500人が参加した2011年度インテル・インターナショナル・サイエンス・フェアでの受賞である。
2.世界の海の救世主になるかもしれない19歳少年
オランダ人の少年が世界中の海から200億トンものプラスティック廃棄物を清掃する装置を発明した。彼の名はボヤン・スラット君、19歳。多くのフェンスとプラットフォームを海に浮かべ、海洋に浮かぶプラスティック廃棄物を回収するのだ。ポイントは魚やプランクトンには一切害がないことだ。
Invention That Could Clean Up Our World's Oceans & Seas in 5 Years - MediaHunterTV
この若き発明家は、使い捨てプラスティック製品の使用は止めるべきだとしながらも、その発明は短期間で多くの海を救うかもしれない。この発明は数多くの賞を受賞し、海洋の専門家からも尊敬を集めることになった。
1.牛のフンから芳香スプレーを作った2人の高校生
牛のフンから芳香スプレーを作るという仰天のアイデアを思いついたのは、インドネシアの2人の高校生。ドウィ・ナイルル・イザーフさんとリンティア・アプリアンティ・ミキさんは同国のサイエンス・プロジェクト・オリンピアードで1位を獲得した。
原料は、牛のフンを3日間発酵させたのち、水分を抽出し、ココナッツミルクと混ぜ合わせたものだ。これを蒸留すれば、牛が消化した牧草から発する自然のアロマが楽しめるスプレーが完成する。従来の製品と異なり、化学薬品が一切含まれていない点もポイントが高い。
via:oddee・原文翻訳:hiroching
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コメント
1.
2. 匿名処理班
胸が熱くなる。
今、日本に必要なのは開拓者精神だと思う。
3. 匿名処理班
なんか怪しいのも混じってるけれど、
膵臓癌検診ツールの子のはTEDのスピーチ聞いて
ガチで、凄いなぁっておもた。
4. 匿名処理班
19歳の新米パパすごいですね。この若さで子育てをして、そこから
得た経験を、きっちり活かせているなんて。
困難に当たってもちゃんと物事を見れる、いいパパさんになりそうです。
この子たちは自分たちもすごいですけど、多分周りの人たちも素直に
この子たちを応援してあげられる人たちだったんでしょうね。
自分の周りにいる子で、もしすごい何かを作り出せそうな子がいたら。
「がんばれ」って応援できる余裕をもっていきたいです。
5. 匿名処理班
牛のフンから芳香スプレーってスカトールを使ったのか?
6. 匿名処理班
牛のフンからバニラ香を取り出すってイグノーベル賞採った日本人いたけどまた別な内容なのかな?
7. 匿名処理班
ゴムバンドで赤ちゃんの生命を救うってどういうこと?
そもそも赤ちゃんを車内に放置する人にとって、こんなゴムバンドなんて意味あるの?
あとクルマの排ガスを酸素に変えるって、そんなに効率が良い藻なんて存在するのか?
8. 匿名処理班
大人にできるのは適切なツールを与えることだけなのかもな
9. 匿名処理班
まだまだ未来は明るいぞ!
10. 匿名処理班
同じ十代でもこうも違うとはなあ
凡才にできるのはこういう天才に開発資金援助とかだけやな
11.
12. 匿名処理班
だいたいアメリカ人
天才なのか英才なのかは置いといて、スケールが違う
13. 匿名処理班
発明と実用新案は違う物だって聞いた覚えがある
これの半分位は実用新案だと思う
14. 匿名処理班
素晴らしいニュースだけど
・・・・・・・・・・・・
牛はちょっと・・・・・・
15. 匿名処理班
アイデアがあれば作って特許を押さえて
世界規模で売り込んだ方がいいよ。
国内は国内のニーズや法律だけで審査される。
そのせいで話も聞いてもらえない事がほとんど。
「〇〇を作ると〇〇さんが困るから」という拒絶理由も結構多い。
国内のシガラミも海外では関係なし。
キックスターターでプレゼンすれば世界の消費者と投資家に
直接審査してもらえる。マネーの虎の世界版。
ただ欠点なのは隣に吉田栄作が座っててくれない寂しさ。
16. 匿名処理班
一番上の画像は酒井豪徳かと思った
17. 匿名処理班
体温計内蔵おしゃぶり凄い!
何で今まで誰も思いつかなかったんだろう。
18. 匿名処理班
すい臓がんのはTEDでもやってたな
発明に年齢は関係ないね
19.
20. 匿名処理班
そういや、どっかの企業が急速充電の技術を活用してたな