TVアニメ『スターダストクルセイダース』第23話「女教皇その1」感想
金持ちの道楽用の潜水艦とのことですが、どうにも秘密基地か要塞っぽい内観。
そのせいかパッと見、戦隊モノで隊員の五名がくつろいでいるようにも見えます。
そして今週は、かなりアニメオリジナルシーンが詰め込まれていました。ハイプリエステス戦は原作では短かった気がするので
何故その1、その2とアニメでは2週に分かれているのか少し不思議に思っていましたが、こういうことだったのですね。
それでは今週の感想です。よろしくお願い申し上げます。
また沈没でもしたらかなわない
こう言ってジョセフが潜水艦を操縦しようとするのを冗談交じりで牽制する承太郎先輩。
残念ながら、操縦云々よりもジョセフがいる時点で沈没フラグです。
できれば可愛こちゃんと乗りたかったなぁ
先週、妹のトラウマ的なバトルが終わったばかりだというのに切り替えの早いポルポル。
初のアヴ戦で敗北して仲間入り直後にも観光客の女性をナンパし始めていましたし
ハングドマン&エンペラー戦の直後にもネーナにうつつを抜かしていたので、本当にしょうがありません。
あいかわらずの下半身自動操縦っぷりです。アヴドゥルかも「変わってないな」と呆れられてしまいます。
ソナーで探知できる
自信満々でしたがハイプリエステスには無効でした。相手がスタンドだからソナーに反応しなくてもしょうがない。
もしくは反応していたかもしれないけど、その時はポルが操縦していたっぽいので見逃していたのかもしれません。
そもそもハイプリエステスが海底を変化しながら近づいて来ていたならば、ソナー有効でも見分けることは不可能です。
襲われたら逃げ場はねーな
沈没されたらかなわないとか、口を開けば不穏な台詞しか出てこない承太郎さん。
ポジティブシンキングとは程遠い彼ですが決してネガティブシンキングなわけでもありません。
常に危機的状況を想定して味方に注意を想起しているのだと思われますが
如何せん普段は寡黙なせいで、暗い印象がつきまといます。あまりワイルドでもないです。
重要かつデリケートな電話だ
ここでホリィさんの容態悪化の便りを受け取るのかと思いきや、まさかのスージーQおばあちゃんフライング登場。
びっくりです、あと地味にニューヨーク市長におさまっているスモーキー・ブラウンにも正直、驚愕。ダブルショック。
無事にアヴドゥル様と合流なさったのですね
執事ローゼスの発言。この事から彼もアヴドゥル生存を知っていたばかりか、ジョセフの旅程も把握していた事が分かります。
一緒に旅していたポルには『口が軽いから』という理由で全て伏せられていたにもかかわらず、です。すごいやローゼス。
ジョセフとのやり取りの中でもローゼスは非常に信頼されているようで、彼とジョセフの付き合いも長いことが伺われます。
会って一月程度のお調子者のフランス人とは、比べるのも憚れるほどの信頼関係。
お気持ちはお察しします(花京院)
ありがとうみんな(ジョセフ)
娘の容態を聞いて落ち込むジョセフを慰める花京院とポルとアヴ。ですが承太郎先輩は無言を貫きます。
身内の事だから敢えて黙っていたのかもしれませんが、一言ぐらいおじいちゃんを励ましてあげて承太郎さん。
潜水艦をこすらせるポルナレフ
自分のスタンドですら視界外ではうまく操れないポルナレフに潜水艦の操縦は無謀すぎました。
ちなみにこの直後の謎の振動が起きた時に女教皇が侵入してきたと思われます。
ポルナレフが操縦していなければ突然の揺れに対して警戒をしたかもしれないジョースター一行でしょうが
ポルの操縦が荒っぽいからだと思って、この事態を見逃してしまっています。それどころか
もし女教皇がソナーを警戒して海底に化けて近づいてきたとしたらポルが潜水艦を海底にこすらせたタイミングで
乗り移ったのだとすら思えます。これらは仮定の話ですが、程度の差はあれポルナレフの罪業は深いです。
ドギャアーーース!
女教皇登場。遠隔操作できるタイプだそうですが、本体は海上にいながら、海底50mぐらいの潜水艦内でかなりの精密性を
維持して攻撃できるのは強力です。本体から見えないところでも、ここまでパワフルかつ正確に戦えるのは凄い。凄すぎる。
とは言え若干、状況判断はしづらいのか攻撃スピードは速くても、そのテンポにはムラがあるようです。
そのお陰か承太郎とスージーばあちゃんの通話という、良いシーンが生まれました。
もう二度と潜水艦には乗らねぇ
こんなことを言っておきながら将来、徐倫を脱獄させる時に承太郎パパは潜水艦を手配しました。
ジョースター家に潜水艦は不吉との教訓を忘れていたのか、承太郎は仮死状態で潜水艦に乗る破目に。
マジシャンズレッド!
酸素が薄いのに無茶をするアヴさん。今一つ女教皇に炎が届かなかったのも酸素が薄かったからでしょうか。
スタンドの炎は酸素関係ないかもしれませんが。ただ、この後、海中ではさらに役立たず化しちゃいそうです。
チャリオッツの剣が刺さらない!
ダメだこのポルポル、早く何とかしないと。と言いますか、刺さらないて! ダメじゃん! タイマンだったら負け確定ですよ!
本当、びっくりしましたよ! チャリオッツなんて剣で切るか、剣を飛ばすか、後は脱ぐくらいしかできないスタンドですよ。
その剣が刺さらないて! アヴの炎は酸素が薄かったからとかフォローの余地は何とかありますけど
刺さらないについては、もう『哀れすぎて何も言えねえ』状態です。海の上とか中とか関係なしに役立たずっぷりが加速。
真の役立たずは場所を選ばないということを、その身をもって教えてくれたのかもしれませんポルナレフは。
とっておきのやつがな(ジョセフ)
承太郎の「策はあるのか?」という問いに対してのジョセフの答え。勿論、逃げるわけですが
これに関しては承太郎先輩自身、質問した時点である意味予想していたっぽいです。いわゆるお約束です。
ホリィお嬢様を救うために
ローゼスがこう語るイメージカットで艶めかしい肢体を晒すホリィさん。いけないぞホリィさん、人妻なのにそんな事では!
手を貸してくれ承太郎⇒自分でやれ
続いてローゼスは承太郎は今ジョセフを助けているに違いないと想像し、感涙しているのですが実際はご覧の有様。
スージーばあちゃんにも「じいさんには俺が付いてる」と言っておきながら、ジョセフには憎まれ口です。しかし、これは
言っているだけで、この後にはスタープラチナの精密な動作でアクアラング装備を付けてあげたに違いないと思います。
承太郎さんがこのような態度なのはワイルドかつ口下手なだけで、決してゲイのサディストだからではありません。
以上、今週の感想です。ありがとうございました。