記事の続きとなっております!
前回はTV版全38話でしたが、今回はその続編に当たる
OVA:超獣機神ダンクーガ 失われた者たちへの鎮魂歌
OVA:超獣機神ダンクーガ GOD BLESS DANCOUGA
OVA:超獣機神ダンクーガ 白熱の終章
の3つのOVAについて検証。
「超獣機神ダンクーガ 失われた者たちへの鎮魂歌」は、
打ち切りという形で終わったTV版のファンに応える形で制作されたOVAで、
獣戦機隊がムゲの宇宙ヘ飛び立ちところで終わってしまうTV版のその続きが描かれております。
ちなみに基本的に「ダイガン(両手持ちの銃)」と「鉄拳(要はパンチ)」しか武装が存在しなかったダンクーガに、
初めて「断空剣」というスパロボではお馴染みの装備が登場する作品でもあります。
キャラクターの紹介等は前回で済ませたのでドンドン行きましょう!ではまずこのOVAから!やってやるぜ!
超獣機神ダンクーガ 失われた者たちへの鎮魂歌
ムゲ・ゾルバトス撃破シーン
このOVAがTV版で倒すまでに至らなかった敵の首領であるムゲ野郎こと「ムゲ・ゾルバトス」との決着を描いた作品であり、
そのラスボスにダンクーガが断空剣でとどめ刺すシーンで…
「うああああああああッ!!
やってやるぜッ!!!!」
「おうッ!!!!」
と忍が決め台詞を叫び断空剣を投げてムゲを突き殺しこのOVAは終わりを告げます。
その他のシーンで「やってやるぜ!」の叫びは無し。
ちなみにゲームでも頻繁に登場するこのムゲ・ゾルバトス、
この作中では一回ダンクーガに衝撃波を放った後あっさりやられます。
最終回の最後も叫んでましたしやっぱりここぞという時は「やってやるぜ!」と叫ぶ印象。
あと個人的にこのシーンでいつも気になるのが、
断空剣を投げる前にいわゆる今まで関わってきた故人の思いを剣に込めるシーンで
(Zガンダムでカミーユがウェイブライダーで突撃する前の演出に近いものだと思ってくれれば)、
「お願いだ…力を貸してくれ…イゴール長官…アラン…ゲラールの兄貴!」
「私も頼むよ…シャピロ…力を貸して!」
「ドン…力を貸して!」
とシャピロが当然のように入ってきてるから困る。
いやシャピロはいらないだろ!思いっきり敵の幹部として地球の邪魔しかしてないよ!沙羅はいいかげんにしろ!
と思い入れのある作品なだけに見るたび思うのであったww
超獣機神ダンクーガ GOD BLESS DANCOUGA
ムゲとの決戦の1年後が舞台となっている今作。
本来は劇場公開が予定されていましたがOVAとして発表になった模様。
完全新作な上に作画が素晴らしく良く、なんだか良すぎて「ダンクーガらしくない」とまで言われてしまう出来。
メカデザインやキャラデザイン等も少しリファインされているのも特徴。キャラクターはだいぶ今どきの絵になってるかな?
この時忍はパイロットをやめてバンドのボーカルをやっているのも特徴。なぜだ。
メカデザインは有機的なデザインを意識したとのことで全体的にマッシブになっている印象。
個人的にはダンクーガはこの時の作画が一番好き!沙羅とか可愛すぎるから困る。
ちなみにゲームでお馴染み「断空砲」はこのOVAで初登場します。
ストーリーとしてはまた何者かに地球は狙われることになり獣戦機隊は再結集されるという言ってしまえばよくある展開。
グザートというムゲの残党と思われる敵が登場し、忍がイーグルファイターで突撃する際に
「今日はあいにく虫の居所が悪いんだ、行くぜ恐竜野郎…やぁってやるぜッ!」
その後やはりムゲ野郎が復活していたことが分かり、今度こそ決着をつけるべく再度戦うことになるダンクーガ。
そしてこのラスボスであるムゲに向かって
「愛の心にて悪しき空間を断つ…」
「名づけて!断空光牙剣!行くぜムゲ野郎ッ!」
「ガンドール砲…発射ッ!!」
「やああああああああああああってやるぜッ!!!!!」
「おうッ!!!!!!」
ガンドール砲の力を受けた断空光牙剣により見事ムゲ野郎は真っ二つにされ地球は守られたのであった。
個人的にシリーズ屈指の熱いシーン!
その後画面が切り替わるとなぜか獣戦機隊メンバーが皆でバンドを組みライブ開始!
余りに唐突な展開だけど本当にそうなんだから仕方がない。
なぜ皆がこんなに楽器が上手いのかとか亮はドラムが似合いすぎだろとか色々突っ込んだら負けなのだ!
その後バンドが終わり画面が切り替わると今度は亮の結婚式へ。これまた結構唐突だけど気にしてはいけない。
結婚相手はTV版13話で登場したいわゆる単発キャラだったダニエラ。
13話で出会いそして別れた際にエピローグで
「いつか戦いが終わったらまた祭りの日にこの街にきてみるか」と語っていた亮だったが、
有言実行しつつしっかり口説き落とすとはさすがである。
今回のこの挙式シーンは結構突っ込みどころが多く、
死んでいるはずのブラックウィングのパイロットアラン等が当然のように参列していたりする。
思いっきり断空剣で切り裂く際に故人扱いだった気がするが深く考えてはいけない!
多分単純にファンサービスだと思われます。
そしてこの結婚式で忍はブーケを受け取りそれを沙羅に渡します。
困惑する沙羅にそのままキスをすると
悩ましげな表情をした沙羅に照れ隠しの平手打ちを貰って
「やったぜ!」
そしてこのOVAはそのままスタッフロールへ。
超獣機神ダンクーガ 白熱の終章
新たなる侵略者「ディラド」が出現。これに対抗するため、
解散していた獣戦機隊が再び招集される…というのがストーリーの本作。
だいぶハッピーエンドで終わった「GOD BLESS DANCOUGA」の続編となっていますが、
作風は全体的に重く暗い空気になっており対照的。全4話。
前作のラストではいい感じに終わっていた忍と沙羅ですが
その後何かあったという描写はほとんど無く、忍は賭けレーサーで生計を立てており落ちぶれていました。
愛の心にて悪しき空間を断っていた頃の面影なし…。
何年が経過したとの明確な設定は決まっていないようですが、
全体的にキャラクターも大人びたデザインに。
またダンクーガのデザインにも手が加えられ、
動かすことを前提とした簡略化されたデザインに。
さすがにこのメカデザインに関しては微妙な評判だった模様ww
第1話 魔人転生
再結集され再び獣戦機がダンクーガに合体した際に
「やってやるぜ!」
なおこの回でシャピロは記憶は失った状態だがディラドの力でなんと復活を果たす。
お約束のサイボーグ化もしています。おはようございました。
第2話 超獣魔境
ディラドの本星に突入し、そこで登場した敵を撃破する際に断空光牙剣を放つ時にいつもの
「やってやるぜ!」
そしてこの回の最後で雅人は付き合っていた彼女がディラドから逃げ延びていた異星人だと発覚し触手に捕まり戦線離脱。
第3話で緊急措置として冷凍処理されてしまいこのまま最後まで登場しないまま終わってしまいます。
ランドライガーはしばらく自動操縦に。雅人…。
第4話 呪縛の終焉
記憶を失ってもなお心の奥底の野心が捨てきれぬシャピロ。
その心をディラドの女王でありラスボスであるディオレに見抜かれ触手で容赦なく貫かれます。
そのまま捨て置かれたシャピロは絶命寸前であったが、
本星に突入していたダンクーガと出会い沙羅に迎え入れられ介抱されます。
「忍…!亮!こいつをランドライガーに乗せるよ!」
「沙羅…」
「ダンクーガがこいつの憎しみのパワーを必要としてるんだよ!!」
「……」
「いいだろ!!」
結局ランドライガーにシャピロを乗せることになる獣戦機隊一行。
お、おう…まあ憎しみのパワーが必要なら仕方がないね!
そしてディラドの幹部であるケイムが襲い掛かってくると、初めシャピロに拒絶反応を示していたランドライガーだったが、
沙羅の呼びかけによりシャピロを受け入れシャピロは瀕死の状態になりながらも断空剣でディオレがいる場所を指し示します。
そしてその指し示した場所にダンクーガで突撃することを決めると
「やってやるぜッ!!!」
「おうッ!!!」
雅人がいないところがちょっと寂しいですが、お約束の台詞を決め一気にその場所へ突撃。
途中行く先を阻んできたケイムは断空剣で一撃で刺し殺すとそのまま
剣を投げる!
そしてその剣はディオレを貫きディラドの野望は阻止されるのであった。
「とにかく終わった…沙羅、いいのか?」
「ああ…シャピロの魂が、地球の土を踏みたくないって言ってるんでね
私の心のなかにも、もう未練は残ってないよ」
「…」
そしてシャピロの亡骸を積んだままダンクーガから宇宙へ射出されるランドライガー。地味にシュール。
「…あばよ」
この沙羅の台詞を最後に、地球をバックに漂うダンクーガのシーンが流れて超獣機神ダンクーガは幕を下ろすのであった。
というわけでOVAで忍が「やってやるぜ!」と叫んだ回数は5回でした。
前回のTV版での回数が15回なので全部で20回。次回予告での台詞を足すと57回となります。
また、前回貼った
の画像はDVDボックスに収録された獣戦機隊SONGSなるムービーの最後に見れます。
獣戦機隊SONGSはいくつか種類がありそれぞれにおまけムービーがあったり。
ローラが雅人にキスしてるシーンは今見ると若干悲しいww
とりあえず今回も単純に見て聞いて数えただけなので抜けがあったらすみません!
個人的に今回観た「GODBLESS DANCOUGA」は大好きな作品だったり。
こうして見返してみると、ダンクーガって沙羅がシャピロを吹っ切るまでの物語って感じがしますね。
ただ、この後吹っ切れた沙羅は忍と分かりやすくくっつくのかと思いきや監督曰く
「そばにいないと不安で、でも一緒にいるとなんだか居心地悪くて・・それが2人らしさだ」
とのこと。うーん複雑。
あと、雑記となりますがこのままだとボトムズの記事等がいつまでたっても終わらないので、
しばらくは色んな検証記事を書きたいなと思い普段の更新は副管理人であるロボくんにまかせて、
自分は検証記事中心に書いていこうかと思います。
基本的に検証記事は毎週日曜日更新を予定しています。14日はさすがに無理ですが…ww
ではでは。
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