アンチヒーローの定義とは?
ストーリー後半になって、いきなり登場してくる。
ヒーローと、ほぼ同等の強さを持つ。
卑怯な戦法を嫌う。
強き者には敵であろうと敬意を顕す。
ヒーローとの戦いにカタルシスを求める。
正義の心に目覚める場合もある。
反逆を試みる者もいる。
敵組織とは、一線を画した一匹狼、
もしくは第三勢力。
他の怪人に比べ、フォルムが格段にカッコイー。
単純に、ヒーローとライバル関係にある。
微妙に当てはまらないヤツも多いが、特撮ヒーロー物に登場する、魅力ある敵キャラクターを、年代順に見ていこう。
快傑ライオン丸
ライオン丸と数々の名勝負を繰り広げ、その結果、片目を失うも、更なる高みを目指す生き様がカッコイイ、アンチヒーローのパイオニア!
最終的には、主人公と共闘する。
人間体:戸野広浩司、福島資剛
快傑ライオン丸
コミカルな見た目とは違い、声もシブい上、性格は完全な一匹狼!
当時、反響も多く人気もあった為、後のストーリーで、再度登場させた。
風雲ライオン丸
タイガージョーとは違い、いきなり序盤から登場するが、敵組織にも属さず、気分や金で戦闘に参加するなど、一貫性がない設定でイマイチ人気も出なかったキャラ。
人間体:早崎正樹
風雲ライオン丸
ブラックジャガーと入れ替わりで登場してきたが、こちらもキャラ設定がかなり不透明。最初から、ただの助っ人キャラ的な感じだ。
人間体:福島資剛
鉄人タイガーセブン
敵組織に属していない設定で、人間に駆逐されるネズミたちの復讐を行おうとする。
ヒーロー側から、正々堂々とした勝負を・・・とのセリフから、西部劇風の対決へと発展するが、ヒーロー側の仲間の援護で動けなくなったところに、必殺技を喰らってしまう。
他にも、ヒーローが卑怯に映るエピソードがある作品のようですが、いいんですかね~これで・・・
仮面ライダーX
ショッカーとは、組織の形態が変わった為、大幹部という扱いではなく、GOD秘密警察第一室長なる意味不明な肩書き。
最期のシーンが、普通は卑怯に映るのだが、X打倒に最後までこだわった姿が妙にカッコよく見えてしまった。
人間体:打田康比古
仮面ライダーストロンガー
ブラックサタンの客分幹部の後は、デルザー軍団を率いて戦うなど、作中では圧倒的な存在感を示す。アクションもレイピアで戦うなど、独特の戦闘スタイルを魅せてくれた。
声:柴田秀勝
太陽戦隊サンバルカン
敵組織内も、派閥争いがあった為、陰謀に巻き込まれる形で叛乱者となり、総統と肉弾戦を行った結果、なんと倒してしまう。
用心棒的な設定で、終盤からの登場であったが、なかなか魅力的なキャラであった。
科学戦隊ダイナマン
人間体の時に比べると、神出鬼没になり、戦闘力もかなり高くなっている。
デザインが、全然古臭く感じないところが、GOODなキャラクター
登場が、かなり後半だったので、エピソードの数が少なく感じてしまう。
人間体:林健樹
宇宙刑事シャリバン
死神博士やギルのような雰囲気だが、いきなり敵幹部を手玉にとり、ヒーローをも圧倒する戦闘力を披露する。
敵組織内での存在感は頭抜けているが、直接作戦を指揮したり、前線で戦うことは極端に少ない。
結果、ヒーローとの決着は描かれず、組織のボスである魔王サイコの分身サイコラーに倒された。
超電子バイオマン
戦隊メンバーを執拗に付け狙う、高い戦闘力を持つ第三勢力。
最後まで、敵組織と共闘することもなく、敵幹部まで倒してしまう。
破壊のみを求めるロボットであり、細かいキャラ設定がない為、今ひとつ魅力に欠けたキャラ。フォルムも格好イイだけに、やや残念である。
巨獣特捜ジャスピオン
フォルムがヒーローと対を成す感じのキャラ
序盤から登場し、ヒーローとも剣を交えるが、作戦指揮も執るなど、リーダー的振る舞いも・・・
後半、助っ人女幹部の登場により、出番が制限されてしまうが、最終的には、ヒーローとの一騎打ちで、キッチリと決着をつけたキャラクター
人間体:春田純一
電撃戦隊チェンジマン
幹部達は、自由の為に従っている敵組織内で、見た目はゴツい武闘派だが、シーマやジールとの絡みも含め、男の中の男を貫いた心優しい戦士。
夕日をバックにした激闘シーンはカウラーにも引き継がれるが、ヒーローとの戦いで命を落とし、墓標を建てられた、当時の作品の中では珍しいタイプ。
超新星フラッシュマン
戦隊メンバーが、かなり残念な感じだったので、敵キャラのネフェルと、このカウラーが二人で目立っていた作品。
敵組織の中では反逆のメロディーを奏で、ヒーローとは共闘せず、キッチリと決着をつけた、文句のつけようがない魅力溢れるキャラ!
人間体:中田譲治
光戦隊マスクマン
ストーリー中盤から登場するが、なんとも中途半端なキャラ
女を目的として行動している所が、幼年層に受け入れられなかった節も・・・
圧倒的に強いわけでもないので、印象も薄い。
カウラーを意識したキャラなのだろうが、なんか違うんだよなー・・・
超人機メタルダー
敵組織の、NO.2であり、ストーリー序盤では、ヒーローを圧倒して勝利する。
最終的に、影武者の形で最期を迎える為、ヒーローとの決着は描かれなかったのが、残念だ。
超人機メタルダー
ネロス帝国四軍団のうち、戦闘ロボット軍団のボス!
ちなみにトップガンダーが属していた軍団で、彼のことも認めていた。
ゴチャックのエピソードなども含め、ロボットながら情に深く、部下思いの上、責任感も強い。
メタルダーとの最終決戦の後、葛藤があった本音を、メタルダーに告げている。
仮面ライダーブラックRX
ガテゾーンが呼んだ、最強の怪魔ロボット
ジャーク将軍から見限られるも、最後までRXとの戦いにこだわり続けた。
決着後の潔さが、印象深いキャラクター
電脳警察サイバーコップ
ネーミングは完全に悪のカリスマだが、復讐の為に、主人公ヒーローのみを付け狙う。
意外と早い段階で、真犯人が敵組織のボスであることが判明。
その後は、クールな雰囲気を保ちつつも、ヒーロー達と共闘する。
人間体: 高良隆志
世界忍者戦ジライヤ
多くの世界忍者たちが魅力的な作品。
当初人間体で描かれていたが、サイボーグとして復活という設定の為、その後ヘルメットをとることはなかった。ヒーローがピンチにおちいると、どこからともなく助けに現れるところは、トップガンダーに酷似している。
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