スネーク「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」|エレファント速報:SSまとめブログ
スネーク「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」
- 1: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/12(土) 02:24:16.88 ID:zGP8zphN0
(注意)
・MGSと俺ガイルのクロスSS
・転生要素あり
(転生しても八幡の人格は足す)
・時系列はアニメの2話以降
(前後する可能性あり)
- 2: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/12(土) 02:24:59.77 ID:zGP8zphN0
~MGS4ラスト~
ビッグボス「蛇は…一人で…いや、蛇はもういらない」
スネーク「……」カチッ
ビックボス「はぁぁ………良い物だな」
ビックボス「……」
スネーク「ビッグボス…」
ビッグボス(来世は…静かに暮らしたいものだな…)
- 3: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/12(土) 02:25:29.62 ID:zGP8zphN0
~しばらく時が経ち~
スネーク「俺も…いよいよだな」
オタコン「スネーク…」グスッ
スネーク「オタコン…今までありがとう」
オタコン「うん。所でスネーク」
スネーク「なんだ」
オタコン「来世は…どんな人生を送りたい?」
スネーク「そうだな…闘いとは無縁の」
スネーク「静かに穏やかに、平凡な人生を歩みたい」
~~~
- 4: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/12(土) 02:26:07.36 ID:zGP8zphN0
~17年後~
八幡「やはりプリキュアは素晴らしい」ホロリ
八幡「……」
八幡「俺もあんな風に強いヒーローになれないものか」
八幡「……はは。厨二病乙」
八幡「……」
八幡「たまには散歩でもして体を鍛えるか…」
- 5: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/12(土) 02:26:38.38 ID:zGP8zphN0
~道中~
八幡「……ま、散歩しただけで強くなれたら苦労しないけどな」
八幡「ふぁあ…眠い…帰りたい…」ボヘ~
犬「キャンキャン!」
八幡「犬が道路のど真ん中で陽気に走り回ってやがる」
八幡「危ない奴だな」
ブロロロロロ
八幡(おいおいおいおい。車が来てるじゃねぇか。シャレになんねぇぞ)
八幡(……アレ?前にもこんなシチュエーションが)
八幡「って、んな事を言ってる場合じゃないよな」ダダッ
犬「キャンキャン!!」
ブロロロロ
八幡「……間に合え!!」
ドォォォォォォン!!!!
- 6: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/12(土) 02:27:37.90 ID:zGP8zphN0
~病院~
八幡「」
結衣「ヒッキー目を覚まして!!」ボロボロ
雪乃「比企谷君……」
八幡「……っ」パチッ
結衣・雪乃「!!」
八幡「……」
結衣「ヒッキー!!」ダキッ
八幡「……」ムギュ
結衣「もう…バカ!!何でまた無茶するの…」ボロボロ
八幡「……」
- 7: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/12(土) 02:28:43.28 ID:zGP8zphN0
雪乃「全く…心配かけさせて」
八幡「……」ボーッ
雪乃「あなたみたいな腐った人を、こうやってお見舞いに着てあげてるんだから有難く思いなさい」
八幡「……」
結衣「ゆきのんと私はね、ヒッキーを一晩中看病してたんだよ?」
雪乃「ちょ、由比ヶ浜さん。それは言わなくても」
結衣「もうゆきのんったら!そんなに照れなくても良いのに!」
八幡「……」
結衣「あ…ごめん騒いじゃって。体はその…やっぱ痛いかな…?」
八幡「……」ガタッ
雪乃「比企谷君…何処に?」
八幡「トイレ」
結衣「あ、ああ、あんま無理しちゃダメだよ!」
八幡「心配はいらねぇ。なんとか歩ける」テクテク
結衣「ヒッキー…?」
雪乃「事故にあったとはいえ、様子がおかしすぎるわね」
- 8: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/12(土) 02:29:12.56 ID:zGP8zphN0
~トイレ個室~
八幡「……」
八幡(初めは事故のショックで、また厨二病に目覚めたのかと思っていた)
八幡(いや、本気で頭がおかしくなったと錯覚した)
八幡(だが違う。これは厨二病から来る妄想なんかとは訳が違う)
八幡(生々しく刻み込まれている闘いの記憶)
八幡(俺は前世…伝説の男…)
八幡(―――だったんだ)
- 9: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/12(土) 02:29:51.80 ID:zGP8zphN0
八幡「……」
八幡「確かに俺は、平穏な人生を望んだ」
八幡「だが…違う。今の俺の人生は平穏なだけで、充実感が不足している」
八幡「俺は…またしても闘わなければ成らない」
八幡「今度は…銃を握るリア銃でなく、平凡で平穏なリア充になる為に」
- 77: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/14(月) 05:30:53.66 ID:IjbfuMS+0
~数日後~
八幡「……」ブツブツ
八幡(そういえば…あの時代の他の者はどうしてるだろうか)
八幡(ゼロも生まれ変わったのか?現代では上手くやっているのだろうか)
八幡(カズの行方も気になる…まあアイツなら元気良くしてそうだが)
結衣「……ねーヒッキー?」
八幡「……」ブツブツ
雪乃「あなた、耳まで腐ってしまったのかしら?聞こえてるなら返事しなさい。由比ヶ浜さんに失礼よ」
八幡「……」ブツブツ
結衣「ねー!!ヒッキー!!!」
八幡「~~っ!!な、なんだいきなり叫んで…」
結衣「さっきからずっと呼んでたでしょ!!無視しないでよ!!」
八幡「あ、そ、そうか。気がつかなくてわるい」
結衣「もう」プンプン
八幡「……」ボーッ
八幡(しかしあれから17年…バーチャスミッションからだと60年以上か)
雪乃「……また上の空状態になってるわよ比企谷君」
- 78: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/14(月) 05:31:49.77 ID:IjbfuMS+0
平塚「やあ、調子はどうだ?」
結衣「あ、先生!」
雪乃「こんにちは先生。ノックぐらいして下さい」
平塚「いやーすまない。所で比企谷は…」チラッ
八幡「……」ゝ
平塚「……なぜ敬礼?」
八幡「はあ…何かおかしいでしょうか」
平塚「いや、別に悪くは無いが」
八幡「……」
平塚「まあ何にしても、命に別状が無くて良かった」
平塚「しかし…」ジーッ
八幡「?」
平塚「君は…………比企谷八幡で良いんだよな?」
八幡「何処からどう見てもそのハズですが」
- 79: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/14(月) 05:33:03.47 ID:IjbfuMS+0
結衣「あ、わかるわかる!!なんか雰囲気変わったよね?」
雪乃「確かに何処となくまとってるオーラが…」
八幡「な、なな、何をいってるんだお前ら…厨二病も大概にしとけ」ドキッ
平塚・雪乃・結衣「……」ジーッ
八幡「あのージロジロ見るの止めてくれませんか…」
平塚「……目だ」
八幡「は?」
雪乃「確かに…目が違うわ」
結衣「あ、本当だ!目が腐ってない!!」
八幡「お、おう…」
雪乃「良かったわね。目の濁りが消えて。少しはマトモになったんじゃない?気持ち悪いけど」
八幡「結局、低評価には変わりはないんだな」
雪乃「事故のショックが原因のかしら?良かったわね事故にあって。気持ち悪いけど」
八幡「お前はとにかく俺を罵倒したいんだな。しかも患者にいう事じゃないぞ今の台詞」
- 80: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/14(月) 05:33:47.38 ID:IjbfuMS+0
平塚「まあいい、差し入れにリンゴを持ってきた。食べると良い」
八幡「っ!!それはありがたい!!」ガタッ
平塚・結衣・雪乃「!?」
八幡「ん、どうした?」
平塚「いや、まさかそんなに喜んでくれるとは思わなくてだな」
八幡「早く食べたいんで渡してください」ウズウズ
結衣「あ…私がリンゴ剥いてあげるよ」
八幡「悪いな」
ブ~ン
雪乃「…?きゃっ!!」
結衣「いやああ!!ハチが…」
平塚「窓から入ってきたな…しかたない。上手く追い払うとするか」
- 81: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/14(月) 05:34:32.94 ID:IjbfuMS+0
八幡「……由比ヶ浜、ナイフを貸せ」ササッ
結衣「え?」
雪乃「比企谷君何を?」
八幡「全員危ないから伏せろ。ほら先生も」
結衣・雪乃「……??」サッ
平塚「何をする気だ?」サッ
八幡「フン!」ビュンッ
ズバンッ!
ハチ「」
八幡「よし」
結衣・雪乃「」
平塚「ナ、ナイフがハチごと壁に突き刺さっている…だと…」
- 82: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/14(月) 05:35:21.52 ID:IjbfuMS+0
結衣「」ポカ―ン
八幡「ありがとう。ナイフを返す」
八幡「ん?どうした由比ヶ浜。俺は早くリンゴを食べたいんだ」
結衣「えと…その…」
八幡「ああもういい。俺が剥く」ススッ
結衣「ああ、ちょっと待て!ちゃんと洗わないと汚いよ!」
八幡「汚い?大げさだな。俺がジャングルで任務を行ってた時は……」
平塚・結衣・雪乃「……は?」
八幡「あ…………その、今のは聞かなかったことにして欲しいです」
雪乃「流石に本気で引くわよ比企谷くん」
結衣「ヒ、ヒッキー…本当にどうしちゃったの?まさか事故で頭がおかしくなっちゃったの?」
八幡「いや、その、ジョ、ジョークだ」
平塚「……」
八幡「先生もそんな哀れみな目で俺を見ないで下さい」
- 86: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/14(月) 05:53:00.72 ID:IjbfuMS+0
八幡(いかん。つい前世での事を…これじゃただの電波じゃないか)
八幡(今の俺はジョン・ドゥでもビッグボスでもない。平凡で孤独な高校生、比企谷八幡だ)
八幡(態度を気をつけないとな)
結衣「はいヒッキー!リンゴ向けたよ」
八幡「サンキュ」スッ
八幡「……」シャリ…モグモグ
八幡「美味すぎる!!!」
平塚「!?」
雪乃「比企谷君…アナタ…」
結衣「やっぱりヒッキーおかしいよ…」
- 89: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/14(月) 16:13:19.00 ID:IjbfuMS+0
~退院後・自宅~
小町「あ、お兄ちゃんおはよ!」
八幡「朝からパン食べながら雑誌読むとか余裕だな」
小町「へへ~ん、小町は毎日早起きで健康的なんだよ!お兄ちゃんも小町を見習ったら?」
八幡「時間見て行動取れるように成ったらな」
小町「え?あ、やっば!もうこんな時間!」
八幡「先に口を拭け」
小町「え、ジャムってる?」
八幡「ああ。食べながら雑誌読むのは止めておけ。だからジャムなんて起こすんだ」
小町「うん!気をつけるね」
八幡(シャレでいったつもり何だが通じてしまった)
小町「それにしても」ズイッ
八幡「なんだ?」
小町「お兄ちゃんどうしたの?事故にあってから目の濁りが消えたけど」
八幡「……さあな」
小町「力強い目になったのは良いけど、何か別人みたいになって寂しいかも。あ、今の小町的にポイント高い!」
- 90: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/14(月) 16:14:22.52 ID:IjbfuMS+0
~教室~
八幡(久しぶりの教室…ま、別に変わりは無いな)
ガヤガヤ
クラスメイト1「なあ、アイツ誰?」
クラスメイト2「さあ」
八幡(しかしいい加減俺のこと覚えないのかコイツら)
クラスメイト3「あんな目つきが鋭い奴うちのクラスにいたか?」
八幡(……ああそうだよな。よけい認知しにくい訳だ)
- 91: ◆ExcbJR30iQ:2014/07/14(月) 16:16:13.68 ID:IjbfuMS+0
八幡「そうだ。生物のレポートをまだ出してないな。もう書き終えてるけど」
八幡「しかしこのレポート。自分で作っといて難だが酷いな」
八幡「『生まれ変わったら孤高なクマになりたい』…か。前世は蛇だった訳だが」
キャッキャッ
八幡「ん?」
三浦「それでさ~~-