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カオスな情報置場:【不定期映画レビュー】第37回 リュック・ベッソン監督『LUCY』


2014年09月13日12:00

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TGSのために名刺を一新したいんだけどどうしよ・・・


『LUCY』


監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン
主演:スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン

http://lucymovie.jp/
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評価
★★★★★★★☆☆☆(7/10)



●あらすじ


 台湾に旅行に来ていた主人公・ルーシーは現地で知り合った友人が原因でドラッグの運び屋をすることとなる。
 そして、マフィアの男たちは運び屋になったルーシーに手術を行い、体内にドラッグの詰まった袋を埋め込んでしまう。なんとか国に帰ろうとするルーシーだったが、体内でドラッグの袋が破れ、体中でドラッグを摂取してしまう。
 しかし、そのショックを切っ掛けとしてルーシーは自らの脳を100%操る術を手に入れる。
 10%しか使われていないという人類の脳、それを超えて脳を操られるようになったルーシーは次々と人知を超えた力に目覚めていくが……


●レビュー

 「強い女を撮りたい!」
 そういう願望のままに撮られた映画である。
 というわけで、これはスカーレット・ヨハンソン無双を観るためだけの映画である。

 そもそも、手垢つきまくりの上に科学的にも否定されている「人間の脳は10%しか使われていない」という設定自体、スカーレット・ヨハンソン演じるルーシーの強さを説明するための設定に過ぎない。
 実際、腹の中に仕込まれたドラッグの袋が破れてから主人公・ルーシーは滅茶苦茶強くなっていく。
 目覚めた直後から1対10ぐらいなら余裕で圧勝してしまう。
 その後もひたすら負け知らずで突き進み、マフィアや警察の男たちを圧倒する。
 『レオン』や『ニキータ』の監督だけあって、この辺はやっぱり面白い。

 しかし、こうして戦うルーシーの目的はと言うと、モーガン・フリーマン演じる大学教授と接触することである。
 そこで、10%を超えて脳を扱えるようになった人類の力を見せてやることが目的だという。
 そして、作中にてルーシーは真理(めいたもの)に到達するのだが、正直、観ている側には何がなんだかよくわからない。細胞分裂や野生動物、宇宙の映像が細切れに映し出されて「なんだかそれっぽい」のだが、やっぱりよくわからない。

 90分程度の尺しかないので、滅茶苦茶強いスカーレット・ヨハンソンをさっくり観る分にはオススメだが、結末については「とりあえず小難しい感じで適当にオチつけとくか」感が尋常じゃない。完全に賢者モードである。
 どうせやるなら小難しいこと抜きでマフィア皆殺しで終わりとかでよかったんじゃない?と思わないでもなかった。

 あと台湾で出てきたマフィアがなぜか韓国人のチェ・ミンシクなのが謎。

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この記事へのコメント

1. Posted by カオスな名無しさん   2014年09月13日 17:56 ID:bBz.xQLp0
俺も台湾なのに、なんで韓国人?って思った
個人的には「突っ込んだら負け」な映画だと思う
監督もモーガン・フリーマン演じる大学教授に
「科学的根拠なんてないよ。実践できないんだから全て仮定だよ」って言わせてたしねw
ラストは韓国マフィアのボスの執念が勝つ、みたいな展開を期待したんだけどなあ
結局、100%使えるようになると物理的な存在じゃなく電気信号の様な存在になるって事なのかな?

次はフライトゲームのレビューを期待します
と思ったけど肩すかしな映画だったからやっぱりいいですw

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