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http://kyuukaiou.ldblog.jp/archives/1631832.html

サンケイスポーツ 9月14日(日)5時0分配信

　西武の来季監督として、潮崎哲也２軍監督（４５）の昇格が最有力になっていることが１３日、
分かった。シーズン途中で辞任した伊原春樹監督（６５）の後を受け、田辺徳雄監督代行（４８）が
指揮を執ったが、チームはこの日の楽天１９回戦（西武ドーム）に３－８で敗れて６月１１日以来となる
最下位に転落。６年間優勝から遠ざかっているかつての常勝球団は、監督候補として温存してきた
切り札を投入し、名門再建を図る。

　西武が名門再建へ、満を持して切り札を投入する。救援と先発のいずれもこなし、１９９０年代の
黄金時代を支え、１５年間の現役生活で９度のリーグ優勝、４度の日本一に貢献した潮崎２軍監督の
来季監督昇格が、最有力となった。

　今季の優勝の可能性は消え、最後に日本一となった２００８年以降、６年間優勝から遠ざかった。
この日最下位に転落し、３位・日本ハムとは９・５ゲーム差。Ａクラスも絶望的な状況となり、球団では
来季監督の人選を進めてきた。

　内部昇格では田辺監督代行と潮崎２軍監督。外部招へいなら有力ＯＢで０１年まで７年間監督を
務めた東尾修氏（６４）らが検討された。だが６月５日からチームを率いた田辺監督代行は状況を
好転させられず、大物ＯＢの復帰では伊原監督で失敗したこともあり、潮崎２軍監督に白羽の矢が立った。

　居郷（いごう）肇球団社長（５８）はこの日、来季監督について「まだ決めかねている」としながらも
「違う人（外部招へい）なら、もう動いているが、内部昇格なら人事異動のようなもの」と内部に
候補がいることを示唆。さらに今後、球団改革に取り組む決意を明かした。

　昨季まで監督を務めた渡辺久信シニアディレクター（ＳＤ、４９）については、「鈴木（葉留彦）
本部長の後をやってもらわないといけない」と説明。近い将来、渡辺ＳＤがゼネラルマネジャー（ＧＭ）的な
役職に就くことを期待した。

　潮崎２軍監督は、幹部候補としてフロント、現場で常勝球団の帝王学を身につけてきた。
甘いマスクで女性ファンの人気を集めたこともあり、０４年の現役引退後にテレビなどで活躍する道も
あったが、編成担当として球団に残った。

　０８年にはブルペン担当の１軍投手コーチとして当時の渡辺監督を支え、日本一に貢献。
２軍では救援、先発のどちらでも実績を残した経験をもとに、若い投手に的確なアドバイスを送り、
菊池、野上らを育てた。昨年からは２軍監督として、当初は「攻撃のことは考えたこともなかった。
投手が監督をやるのは大変」と戸惑いも見せたが、無事２年間こなした。

　居郷球団社長は「ウチはシーズンが終わってから」と強調し、あくまで１０月３日に楽天との
今季最終戦（コボスタ宮城）を終えるまで、新監督発表は行わない考えを示した。最終的な
球団内部での調整を経て、親会社の西武ホールディングス社長を務める後藤高志オーナー（６５）の
承認などの手続きを踏み、潮崎監督が正式決定する見込みだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140914-00000500-sanspo-base