ウォータースライダーから放り出される瞬間、人はこうなる
想像してみてください。人間サイズのチューブに入り、勢い良く流れてくる水に身を任せている自分。夏。いいよね。気持ちイ…いいいいいいいっ??? チューブ終わり!? え、落ちるの? 今?
Krista Longさんは、そんな夏の一コマをおさめた写真集「I Love Summer」を製作するためにウォータースライダーの前で夏の午後を過ごします。
この写真集のアイデアは、昨年夏、子供とウォーターパークへ行ったときに思いついたそうですが、写真を完成させるためにポストプロダクション(撮影後の画像処理)を経ています。「背景にはレンガ造りの建物があって邪魔だったのよね」とKristaさんは米ギズ記者へのメールで語ります。「だから冬の間にフォトショップの技術を身につけて、水滴のディティールを残したまま背景を黒くするようにしたの」
たしかに背景を黒くすることで、チューブから吐き出される人々と水しぶきが織りなす「調光」がドラマチックな姿になっていますよね。しかも、なぜかドラマチックなポーズと対照的な無表情さが面白い。「それはまさに私が興味をひかれた部分。落ちる直前に人々が凍りつく瞬間がね」
Kristaさんのカメラは連写スピードが遅いため、一人の写真は一枚だけシャッターを切ることが多いそう。そして1枚あたり1時間かけて背景を処理していくのだとか。でも、こうした瞬間が見れるのなら、それもまた良い時間なのでしょう。残りの写真はFlickrでどうぞ。
Jordan Kushins - Gizmodo REFRAME[原文]
(Rumi)
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