今年も学校では運動会の季節がやってきましたが、種目の「組み体操」について、学者疑問

を呈しています。

画像:【組み体操】
組み体操

学校での事故などを研究している名古屋大学大学院教育発達科学研究科の内田良・准教授は16日、運動

会のクライマックスでよく行われる「組み体操」について、ヤフーに寄稿。

兵庫県伊丹市立天王寺川中学校や熊本県荒尾市立荒尾海陽中学校は、「組み体操」で高さ約7メートル10

段もの「人間ピラミッド」に成功したという記録で有名ですが、同寺川中学校では今月20日(土曜日)に行われ

る体育大会で11段に挑戦するそう。

画像:【天王寺川中学校の10段「組体操」】
天王寺川中学校の10段「組体操」

天王寺川中学校の10段「組体操」(2)
http://www.asahi.com/special/plus/OSK201010220045.html

10段は計151人の生徒によって組まれ、一番負担が大きいのは背面から2列目中央にいる生徒で、計算に

よると3.9人分の負担がかかるとのこと。

画像:【「組み体操」の負担図】
「組み体操」の負担図

中学2年生男子(全国の平均体重48.8kg)で190kg、中学3年生男子(平均54.0kg)で211kgの重量になる。
これが高校生にもなれば、2年生男子(平均61.0kg)で238kg、3年生男子(平均62.8kg)で245kgとなる。

想像できるであろうか。
1人の生徒が四つん這いになり、おおよそ4人(200kg)がその上に乗っている姿を。
そんな無謀なことが、「教育」という名の下、中学校や高校で取り入れられているのである。
土台の生徒は、毎日の練習で四つん這いになり、この過酷な状況を耐え忍ぶ。
これのどこが「教育」というのだろうか。
かりに負傷者がゼロで済んだとしても、許されるべきことではない。


(引用元:http://bylines.news.yahoo.co.jp/ryouchida/20140916-00039130/)

とブチギレています。

今回の件に【ネットの声】は・・

  • 学校のエゴ
  • たしかに大事故に繋がりかねない
  • リスクも考えないとな
  • 中国雑技団目指してるわけじゃないんだから・・
  • 脳筋
  • ある意味拷問
  • 誰がこんなもの考えたんだよ
  • ブラック企業に耐えられる精神修行だろ
  • 崩れてケガしてる奴見たことある
  • 組み体操は人間社会の縮図やで

などがあるようです。

私も中学時代に組み体操に参加させられましたが、本当に死にそうになりますね・・

教授の提言のように、果たしてこれが適切なのかどうか、今一度議論されるべきかと思います。