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一夏「頭を優しく撫でてみたけど」|エレファント速報:SSまとめブログ

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一夏「頭を優しく撫でてみたけど」

関連記事:一夏「頭を優しく撫でてあげたい」
1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/09(水) 21:20:14 ID:IGyOT7/U

一夏「あ~そーいえばさ~、頭撫でてみたんだよ」 カチャカチャ

弾『やったんか~……やってしまうキミか~そうだよな~どうだった~?』カチャカチャ

一夏「いや、もうやっぱりいいねあれは。すごい幸せになるぜ」 カチャカチャ

弾『そりゃよかったな。回復そっちにないか?』

一夏「さっき取っちまったよ」 カチャカチャ

弾『おま…………イケるかこの敵の数……それで?鈴の頭撫でたんだろ?』カチャカチャ

一夏「なんでわかる?撫でたっていうかこう、くしゃくしゃーってな。あいつ犬みたいだったよ」 カチャカチャ

弾『それを撫でると言うのか?……よっしゃ最後の一匹だ』カチャカチャ



2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/09(水) 21:22:00 ID:IGyOT7/U

一夏「アーマー回収してくるわ。いや、アレはアレで鈴喜んでたっぽい……と思う…………」 カチャカチャ

弾『なら別に…………あ、味方が倒しちゃったな』カチャカチャ

一夏「偉いぞレンジャー。百万年無税」

<大群が来たぞーッ!!


一夏「ファッ!?」 カチャ


弾『絶望の看板に偽りなし……死んだな。このミッションは武器変えて再挑戦するか』カチャカチャ

弾『で、話の延長線ってわけでもないんだがよ……頭撫でてみたいか?』

一夏「あン?あ、俺死んだ。それって誰がお前の頭を……」



4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/09(水) 23:02:57 ID:U/gx7kaw

弾『なんで俺がお前に頭撫でさ
るんだよ。ちげーよ、蘭の頭でいいなら撫でてみてもいいんじゃねーかと思ってな』

一夏「……自分の妹の知らんところで勝手に言ってもいいのか?」

弾『だぁじょぶだぁじょぶ』

一夏「あと俺の復活希望」

弾『それは大丈夫じゃねぇな』カチャカチャ

弾『で、どうなんだ?撫でてみるか?』

一夏「そりゃ撫でてみたいっちゃ撫でてみたいけど…………」



5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/09(水) 23:27:41 ID:oXdgvtJ2

弾『じゃ蘭に話してみるわ……はい死んだ俺。明日一夏休みだよな?飯食いにこいよ』

一夏「おう。じゃ久々にマヴカプでもやるか」

弾『だな。潰してやるよ。それじゃ俺落ちるから』

一夏「おう。俺も寝るよ。また後で連絡するから」



7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/10(木) 03:09:28 ID:iLDA/dh.

弾「ふぅ…………蘭だからまぁOKするとは思うけど……」

蘭「おにぃ~飯~」 ドガチャ

弾「おぉ、ちょうど良いところに。明日一夏が遊びに来るんだけどよ」

蘭「は?そマ、本当!?やだっ、明日着る服決めとかないと!!」

弾「ふっふ、それだけじゃないんだ、ぜ~?一夏がさ、お前の頭を撫でてみたいんだと」

蘭「……え?は……?一夏さんが……私の頭を?」

弾「そ、そ。で、俺は撫でてみりゃあいいじゃんって事で一夏を明日家に呼んだわけだ」

蘭「おにぃ、ナイス。よくやった!!」

弾「現金だなお前……てなわけなんで、明日予定は入れんなよ。あと頃合い見て部屋に差し入れよろしく」

蘭「オッケー!!あ、ご飯出来たから食べなよ?ふふ~?」 トタトタトタ

弾「……我が妹ながら……悲しい程になんとチョロいこと……一夏、お前も罪な男よ……」



10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/10(木) 09:03:38 ID:otywBZqg

翌日・五反田亭

一夏「相変わらず……く、お前のバージルは……!!よく動く……!!」 カチャカチャ

弾「お前のモリガンも相当に……!!この、ヤロ、ちょこまかと……!!」 カチャカチャ

一夏「だ……この、良し!トドメだダークネスイリュージョン!」

<オ・シ・オ・キ!

弾「がっ!?喰らったー!!」

<キモチイイデショー?

一夏「っっしゃあ!!勝ったぁ!!」

弾「あ~……ちくしょ~……負けた~……これで……おぉ、二十勝二十二敗……四十試合やってたんか、そりゃ小腹空くわ」

一夏「確かに、やりまくったな…………飯はどうする?食いに行くか?」



11 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/10(木) 09:05:32 ID:otywBZqg

弾「おいおい……ここ五反田亭でその発言はお前いくらなんでもそりゃないだろ。食ってけよ。今昼頃だからちょうど蘭が飯作ってるはずだって」

一夏「ん?そうなのか?じゃあお言葉に甘えてゴチになるかな」


コンコンコン!


弾「お~入っていいゾ~」

蘭「あ……一夏さん、こんにちわ……!!ちゅ、ちゅうちょ、昼食が出来たので……!よかったら……!」

弾「んな?」

一夏「おう、じゃあいただこうかな。しっかし蘭、やけに服に気合入ってるな」



12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/10(木) 11:40:29 ID:vf/EW28M

蘭「んぅえ!?そ、そそそ、しょんなことありゃせんよよっ!?」

弾「お前…………クッソどうでもいいようなとこにズレて気付くのな」

一夏「ん?」

蘭「ご、ご飯が出来てるので!!さ、冷めないうちに!!」 トタトタトタ!

弾「じゃ…………ん~!飯にすっか」

一夏「だな、久しぶりに蘭の飯だ~」

弾「なンだ?そんなに嬉しいか?お前が俺の義理の弟になるなら毎日食えるんだぜ~?」

一夏「お前の冗談、時々切れ味竹光以下でどうすればいいのか迷うな」

弾「作り笑いの一つも浮かべず返すのもどうかと思う」



13 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/10(木) 11:41:55 ID:vf/EW28M

一夏「うっま!!蘭、美味いなコレ!!」

蘭「ほ!!本当ですか!?」

弾「…………」 モグモグ

一夏「あぁ、この魚の煮付け……日本人に生まれてよかったと思うぜ?」

蘭「んふふふ~……!!あ、お茶のおかわりは?」 ニヨニヨ

一夏「お、サンキュな」

蘭「いえいえ~」



14 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/10(木) 11:44:08 ID:vf/EW28M

弾(正直どのタイミングで頭撫でるんだ……?読めん…………そのタイミングは邪魔をあまりしたくないが……) モグモグ

蘭「その煮付け作るのに朝からすごい頑張ったんですよ~!!難しくって……」

一夏「そっか、朝から……ありがとうな蘭、こんなうまい煮付け作ってくれて」 ナデナデ

蘭「!?」 ビクッ

弾(こ、ここにきて、ここで、このタイミング……!?そして何故そんな自然に、他人の頭を撫でることが出来る!?しかしどうやって抜け出す……!?)

蘭「いぃぃちいちかさんッッ!?これこらここれ!」

弾「俺、あ~っと!!ケータイ部屋に忘れてきたわ~そろそろゲームの時間溜まったから回さなきゃな~」 ガダッ

蘭「ちょっ!?」



16 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/10(木) 16:04:49 ID:lFCUWpn2

一夏「ん、なんかゲームダウンロードしてたのか?飯の途中だぞ?」

弾「あ、あぁ?うん、そう、時は金なりってな?!?」

蘭(なでなでが…………即、終わった……)

弾(マジかよ……!?即終了のそんな軽いもの……俺が席を立ったから…………!?こりゃやべぇ……!!後で蘭にドブにコロがされる……!!)

弾「だからちょっとケータイ取ってくるわ。ついでにさっきの、ケータイの写真に撮りたいからよ、面白いし、また頭撫でてやってくんね?」

一夏「?いいけど……」

蘭「……!?」 ガッツ!

弾「そんじゃ、よろしく~」



17 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/10(木) 16:07:10 ID:lFCUWpn2

弾(我ながら……なんと、素晴らしい我が頭の閃きか!!)トコトコ

蘭「あの…………一夏さん……」

一夏「ん?」

蘭「私の…………あの…………頭…………撫でて……撫でごこち……どうです……か?」

一夏「……蘭の、頭の……」

蘭「!!」 コクコク

一夏「そうだな、蘭は髪の毛が柔らかくて……髪の毛が長いのに絡まなくて……触っててすごい癒されるかな。赤毛が撫でられて流れるたびに光の当たり加減で少し色が変わるのが綺麗だよな。あとほのかな良い香りがする」 ナデナデ

蘭「……!!」 キュン

蘭「そ、それじゃあ……じゃあって、あの…………アレですけど……髪の毛……嗅いでみます……?匂い……髪の毛……わた……、私……の」

一夏「そ、そんなそこまで……」

蘭「…………どうぞ……別に、一夏さんならいいかなって……えへへ!」



20 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/10(木) 20:21:37 ID:OQbsJ8kQ

弾「こりゃ一体何がどうなって、ケータイ取りに行ってる間にどこでこうなった?」

弾「二階から階段ゆっくり降りてきたら、それがもう実はタイムスリップして……」

弾「一夏と蘭が結婚した並行世界?時間軸?にワープしたとか?」

蘭「あ~ん」

一夏「ほい。美味いな魚の煮付け」

蘭「私が作りましたからっ!!」

一夏「だよな。よく出来ました」 ナデナデ



21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/10(木) 21:16:50 ID:dbMwKI6Q

弾「よぉ義弟。仲良くやってるな」

一夏「いつどこで俺が義弟?」

弾「人の、親友の妹を膝の上に乗せた上にあ~ん、だ。これは、それはそれはもう……幸せな家族だな」

蘭「あ~……幸せとは……こんなにも美味しい……いっそ一夏さんがお兄さんだったらよかったのに……!!」

弾「実の兄の目の前で本気の発言されたら俺の立場がねぇよ」

一夏「でも、蘭が妹ってのはいいよな。頭もいいし、料理も出来るし、人望もあるしな」 ナデナデ

弾「他人の芝生は青く見えるだけだ。曇り無き眼で見定めるとな、キッツいぞ~」

蘭「ちょっ!!お兄!?何がよ!?」



22 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/10(木) 21:17:58 ID:dbMwKI6Q

弾「あ~も~やろうか?それ?」

蘭「実の妹をそれ扱いするか!?」

一夏「くれくれ。ほら蘭も暴れるな暴れるな」 ギュッ ナデコナデコ

蘭「んん…………」 フナーゴ

一夏「ははっ、猫みたいだな蘭。うりうり」

弾「本当仲良しねお前ら……写真撮るぞー」 カシャー

蘭「あ、ちょっとお兄!!今目ッ、瞑ってた!!不意打ちやめてよ!!」

弾「へいへい。んじゃ一夏ー撫でてやってくれ~」 カシャー

一夏「こうかー」 ナデナデピース

蘭「にししし!!ピースピース!!」



25 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/11(金) 03:19:51 ID:su2XXbVI

一夏「しかしさ、蘭のこの髪の毛の量……夏とか暑くないか?」

蘭「ん~……暑いといえば暑いですけど……慣れですよ?」

一夏「そっか~……そーいうもんか」 サラサラ

蘭「ッ!?」 ビクッ

弾(おいおいマジか!?いくら妹みたいに思っててもそこまでやって…………しまうお前だよなぁ……)

蘭(これってもう私完全に彼女だよね!?彼女になって良いのよね!?)トクントクント

一夏「蘭の髪の毛意外に太いのな。やっぱり暑そうだ」 サラサラ

蘭「で、ですかね!?切っても良いんですよ!!えぇ実際!!一夏さん切ってみます!?」

弾「落ち着け蘭、ちょっと訳のわからんこと言ってる」



26 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/11(金) 03:25:25 ID:su2XXbVI

料理回で油を暖めるセシリア可愛い
誕生日会でクッキーが胸に挟まるシャルあざとい
ラウラはなんだかんだ可愛い
色々と不遇な2組クソ可愛い
箒?おう、掃除用具の!?モップの!?よく知らねぇや!!

一夏「蘭の髪は切ったら勿体無いって。そうだな……蘭なら赤毛だし三つ編みとか似合うかもな」

弾「三つ編みのイメージに多大なる冒涜だ。キャラクター性が重要な昨今、果たしてこいつが三つ編み?告訴されるぞ?法廷で会おう」

蘭「お兄…………あんたそこまで言うか……」

一夏「まぁ蘭も活発なイメージあるしな。三つ編みよりかは…………うん、今の方が良いかもな」

蘭「そうですか!!ですよね!!」 パァァァ

弾(ただ単に答えに詰まっただけじゃあ……)



27 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/07/11(金) 03:27:53 ID:su2XXbVI

夕方

一夏「じゃな、そろそろ門限だし帰る