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真姫「何か最近にこちゃんにストーカーされてるみたいなんだけど…」


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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/27(日) 22:35:24.11 ID:9NeKc53V


真姫「気にしすぎかもしれないけど、私のことどうも恋愛対象として見てるみたいで…」

花陽「え゛~~!?にこちゃんが!?気のせいじゃないかなー?」

凛「きっと気のせいにゃ~」

真姫「最初はそう思ったんだけど…でも最近いつも見られてるような気がするのよね…」

にこ「あんたたち何やってるの!?私も混ぜなさいよ!」

真姫「う゛ぇぇええ!?にこちゃんいつの間に!?」

にこ「ちょっと通りかかっただけよ。ねぇ真姫、帰るなら一緒に帰りましょうよ♥」

真姫「今日はちょっと花陽と凛と用事があるから…」

にこ「何よ、じゃあ私もその用事一緒に行くわ。文句無いわよね?」

凛(本当に、にこちゃん何かやばいにゃー…)


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/27(日) 22:43:22.41 ID:9NeKc53V


真姫「にこちゃんごめんなさい!今日は三人でって約束してたの…だから…」

にこ「何よ、私だけ仲間はずれにするっていうの!?」

真姫「そんなつもりじゃないけど…お願い、今日の分はまた今度で」

にこ「だめよ。花陽、凛、先輩命令よ、先にあなた達だけで帰りなさい!」

花陽(ど、どうしよう…ダレカタスケテー)

凛(にこちゃん何か怖いにゃ~…)

真姫「は、花陽と凛は私の大切な友達なんだから、友達との約束は破れないわ!お願い、にこちゃん今日は帰って。」

にこ「ふーん。もしかして凛か花陽に気があるの?ふーん。わかったわよ。今日は帰るわよ。じゃあね。」

凛(怖いにゃ~…)

花陽(ど、どうしよう…帰ったほうが良かったのかな…)


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/27(日) 22:50:58.42 ID:9NeKc53V


真姫「ごめんね、花陽と凛を巻き込んじゃって。でもわかったでしょ?最近いつもあんな感じなのよ。」

花陽「ううん、私たちは平気だよ。でも真姫ちゃん良かったの?にこちゃんすごく怒ってたみたいだけど。」

真姫「いいのよ。毎日あんな調子じゃ疲れちゃうわ。花陽と凛のおかげで今日は助かったわ。」

凛「でも明日からが怖そうにゃ~」

真姫「そうね…ねぇ、もし時間あったらこれからうちに遊びにこない?ちょっといろいろ相談したいこともあるし…」

凛「真姫ちゃんの家にいっていいの!?やったにゃ~♪」

花陽「私も久しぶりに真姫ちゃんの家行きたい!」

真姫「ちょうど今日はママがケーキを用意してくれてるみたいだから一緒に食べましょう♪」


にこ(あいつら私の真姫の家にぬけぬけと…)


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/27(日) 23:04:31.13 ID:9NeKc53V


凛「(何かさっきからつけられてる気がするにゃ…)」

真姫「(もしかしてにこちゃんが…とりあえず急いで私の家に行きましょう。)」

にこ(ふん、私から逃げられると思ったら大間違いなんだから。真姫の鞄の中には既に盗聴器も仕掛けてあるからどこに行っても会話は筒抜けよ。)

――真姫の家

真姫「ただいま。今日は友達を連れてきたの。」

真姫母「あら、真姫ちゃんがお友達を連れてくるなんて珍しいわね。二人ともゆっくりしていって下さいね。」

真姫「ねぇ、和木さん居るかしら?」

和木「は、ここに。真姫様何でございましょう。」

真姫「うちの周辺に不審者が居ないか見張ってくれないかしら?」

和木「仰せのままに。」

凛「す、すごいにゃ~。真姫ちゃん家は執事が居るのかにゃ!?」

真姫「執事というか…ただのお手伝いさんよ。うちの家広いから。」

花陽「すごーい、お嬢様って感じだよね!憧れるなぁ…」

真姫「べ、別にお嬢様じゃないわよ…///」


にこ(ふん、見張りなんてつけても無駄よ。私の完璧な変装が見破られる訳ないわ)


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/27(日) 23:18:17.41 ID:9NeKc53V


真姫「それで…二人とも相談なんだけど…」

花陽「うん、何でも話して!」

凛「凛はいつでも真姫ちゃんの味方にゃ~」

真姫「ありがとう…本当に嬉しい。相談っていうのはにこちゃんのことなんだけど…どうすればにこちゃんはストーカーやめてくれるかな?」

凛「警察に突き出すのが一番にゃ~」

花陽「え゛ー!?それはダメだよ~」

真姫「私もにこちゃんのことが嫌いな訳じゃないから、出来るだけそういうのはやめたいのよね。」

凛「でも今日のにこちゃんはちょっと異常だったにゃ~。真姫ちゃんに盗聴器でも仕掛けてそうな気配を感じたにゃ。」

真姫「う゛ぇぇ!?さすがにそれは無いと思うけど…」

凛「そのキーホルダーにこちゃんも同じのつけてたけど、にこちゃんから貰ったのかにゃ?」

真姫「え?そうだけど。」

凛「それが怪しいにゃ~」

真姫「そんなまさか…あれ?なんか入ってる。これは…なんか機械みたい?」

凛「それがきっと盗聴器にゃ!今もどこかで会話を聞いてるかもしれないにゃ!」

花陽「え゛ー!?ど、どうしよう。それ早くどこかに捨てないと。」

真姫「とりあえず窓の外に捨てましょう!えいっ!」

にこ(ちっやるわね…まさかこんな早く気づくとは予想外だったわ…)


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/27(日) 23:26:41.32 ID:9NeKc53V


花陽「今までの会話も全部聞かれてたのかな?」

真姫「おそらく…。ちょっと簡単にはこの問題解決出来そうにないわね。」

凛「盗聴器があるっていうことは、にこちゃんはきっと近くに居るにゃ。直接話すといいにゃ。」

真姫「そうね…。でも最近のにこちゃんちょっと怖いから、会うのがちょっと怖いわ。」

花陽「大丈夫、私たちがついてるよ!」

凛「そうにゃ~」

真姫「二人とも…本当にありがとう。花陽と凛が居なかったら今頃私…。(二人とも…本当に大好き。)」

凛「え?最後のほう何言ったか聞こえなかったにゃ~。」

真姫「べ、べつに何でも無いわよ///」

花陽「えへへ、私は聞こえたよ♪」

真姫「う゛ぇぇ////」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/27(日) 23:37:34.84 ID:9NeKc53V


一方真姫の家の外では

和木「おい、そこの頭の上にうんこ乗せてるお前!何をしている!」

にこ「何よ!これはうんこじゃないわよ!オシャレな帽子なんだから!」

和木「この家に何か用があるなら用件を聞こう。」

にこ(盗聴器もバレちゃったし隠れてる必要ももう無いわよね…)

にこ「私は真姫の友達よ。ちょっと遊びにきたんだけど中に入れて貰ってもいいかしら?」

和木「わかった、確認するからしばし待たれよ。」

和木「真姫様、頭にうんこを乗せた怪しい輩が友達を名乗ってるのですが…え!?中に入れていい?わ、わかりました…」

にこ「ふん、どうやら中に入っていいみたいね。」

和木「どうぞ、中にお入りくださいませ…」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/27(日) 23:50:18.32 ID:9NeKc53V


にこ「あ~~!真姫ちゃんみーつけた!にっこにっこにー♪」

真姫「にこちゃん、ふざけないで。何で盗聴器なんか仕掛けたの?」

にこ「え~~?なんのこと~?にこわかんな~い。」

花陽「ねぇ、にこちゃん。こんなことしたら…私たちμ'sはもう一緒にやっていけなくなるよ。理由があるならきちんと話して。」

にこ「花陽、私と真姫の間に割りこまないでくれる!?」

花陽「う…うぅ~ダレカタスケテー…」

凛「にこちゃん、鞄の中をチェックさせるにゃ。きっと盗聴器の受信機があるはずにゃ!」

にこ「ちょ、ちょっと私の鞄に触らないでよ…だ、だめだったら!」

凛「見つけたにゃ~!」

花陽「凛ちゃんすご~い。よくそんなこと知ってるね!」

凛「凛は何でも知ってるにゃ~(本当はかよちんに盗聴器仕掛けてるから詳しいなんて言えないにゃ)」

にこ「ばれたら仕方ないわね…そうよ私は真姫に盗聴器を仕掛けたわよ。それがどうしたっていうのよ!」

真姫「ねぇ、きちんと話してくれない?そうしないともう私、にこちゃんと一緒に居られない。」

にこ「わかったわよ…全部話すわよ…。」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/28(月) 00:06:15.02 ID:PGKxQ4vs


にこ「私…今まで友達とか居なくてずっと一人で…そんなときはじめて出来た友達が真姫だったの。」

真姫「私だって…にこちゃんが友達になってくれて嬉しかったわよ。」

にこ「それで真姫と一緒に遊んでるうちに…私…真姫のことだんだん好きになっちゃったの…」

真姫「私だってにこちゃんのこと好きよ」

にこ「違うの、私の好きは真姫の好きとは違うの。私の好きは「恋人を好き」の好きなの。」

真姫「そう…薄々気づいてたわ…。」

にこ「驚かないんだ。もっと照れるとか、喜んでくれるとか、そういうの期待したんだけどな…」

真姫「ごめんなさい。きちんと言わないといけない気がするから言うけど…私にこちゃんのことは友達としか見られない。」

にこ「そっか…。私だって本当は気づいてた。真姫ちゃんが本当は他の子のこと好きだってことも。」

真姫「う゛ぇえ!?」

にこ「悔しいな~。真姫が女の子同士の恋愛が嫌っていうなら諦めつくんだけど…真姫が好きなのは…」

真姫「ちょ、ちょっとにこちゃん!?それ以上はやめて!」

にこ「私が好きって言っても冷静なのに、好きな子の前で好きな子をばらされそうになると焦るんだ~♪」

真姫「///」

にこ「花陽!真姫のことは頼んだわよ…。」

花陽「!?」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/28(月) 00:13:36.13 ID:PGKxQ4vs


花陽&真姫「///…。」

凛(た、たいへんにゃー…まさか真姫ちゃんが好きなのがかよちんだったなんて…今まで敵の手助けをしてたにゃ~…)

にこ「じゃぁ、私はもう帰るわね。」

真姫「は、花陽、今のは気にしないでね…その…にこちゃんが勝手に言ってるだけだから…///」

花陽「う、うん…///」

凛(何てことにゃ~…かよちんまんざらでもなさそうにゃ~)

凛「凛ちょっと用事思い出したにゃ!先に帰るにゃ!ばいばい~!」

真姫「え、うん。今日はありがとう、またね。」

花陽「凛ちゃん、また明日学校でね。」

――真姫の家の外

凛「にこちゃん待つにゃー!」

にこ「何よ、散々邪魔してくれて。あんたのせいで私の計画散々よ。」

凛「ごめんにゃ~。そんなにこちゃんにいいお知らせがあるにゃ。」

にこ「何なのよ?」

凛「凛がにこちゃんと真姫ちゃんの恋愛を手伝ってあげるにゃ♪」


…to be continued ?


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/28(月) 00:24:24.88 ID:xkT2sGF8


いいぞ~



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/28(月) 01:24:04.67 ID:iIGWaWyr


凛がいい味出し過ぎで草



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/07/28(月) 13:06:15.46 ID:RKBHgBsS


高橋留美子っぽくて好き






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桜木「・・・ッシャーセー・・・アリャーシターッス・・・」