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真姫「…もう一杯」海未「飲みすぎですよ」


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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 21:11:03.73 ID:CKuU9aj8


真姫「いいじゃない…明日土曜日なんだし」

海未「まだお店に入って数分しか経っていないのに三杯目ですよね?流石にペースを考えてください」

真姫「いちいちうるさいわねー」

海未「もう…そうやってすぐ出来上がって寝てしまうんですから」

真姫「今日は大丈夫よ、そこまで疲れてないし」

海未「その言葉、何度聞いて裏切られたことやら…」

真姫「大丈夫だってば…んくっ」

真姫「今日は真姫ちゃんが新記録出して上げるんだから」










真姫「すみませーん、カシスオレンジ…いえ、ウーロンハイ下さい」

海未「…その割には飲むものは可愛いんですね」

真姫「なによー。いいじゃないのよ別に」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 21:18:08.44 ID:CKuU9aj8


真姫「海未、乾杯」

海未「はいはい、乾杯」 チン

真姫「…んくっ」

海未「……」 ゴクッ

真姫「はぁ、染み渡る」

海未「何を言い出すんですか」

真姫「だって大学の研究室つまんないのよ」

真姫「お酒でも呑まないとやってられないわ」

海未「そんなに厳しい教授なんですか?」

真姫「ううん、周りの先輩とか院生がゼミに執着心全開なのよ…」

海未「あぁ、なるほど…」

真姫「推薦欲しいからってあんなハゲオヤジに尻尾振るなんて意味分かんない」

海未「流石にそれは言い過ぎでは?」

真姫「いいのよこの位、どうせ誰にも聞こえてないし」

海未「…相当溜まってるんですね」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 21:34:04.36 ID:CKuU9aj8


真姫「そうね、海未には聞いて欲しい事沢山あったのよ」

真姫「学内じゃ人の目もあるから話せなくて…」

海未「…そうですね、私達の大学は他所以上に上下関係が厳しいですから」

真姫「一度先輩にタメ口使っちゃって大変だったわ」

海未「そうですか…私は普段からこの喋り方なのであまり苦労はした事ないですね」

真姫「ねぇ、昼間の間だけ海未の性格私に貸して」

海未「何を言っているんですか貴女は」

真姫「はぁ~ぁ」 クピッ

海未「あ、おつまみが来たみたいですね」 ヘイオマチッ










真姫「…なにこれ?ナメクジ?」

海未「やめて下さい。たこわさです」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 21:44:50.16 ID:CKuU9aj8


真姫「たこわさ?」

海未「生ダコをみりんや醤油で味付けして、わさびを加えた居酒屋の代表的な食べ物です」

海未「独特な味わいと食感が食欲をそそるので、よく食卓にも並ぶ一品ですよ」

真姫「ふーん」 パクッ

真姫「んっ!…あ、辛いけど美味しい」

海未「父はよくこれとお出しを絡ませてお茶漬け風に食べていましたね」 ゴクッ

真姫「なにそれ美味しそう」

海未「市販でも普通に売ってあるので今度是非買ってみてください」

真姫「分かったわ」 ゴクッ










真姫「…ウーロンハイとあんまり合わない」

海未「まぁそうでしょうね」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 22:13:56.00 ID:CKuU9aj8


真姫「お酒なんだから何にでも合いなさいよ」

海未「ウーロンハイに当たってどうするんですか」

真姫「すみません、冷やしトマト下さい」

海未「相変わらず好きですね」

真姫「当然でしょー?」

海未「おそらく真姫のお腹の中の三割はトマトで出来てるんでしょうね」

真姫「そう言えば甘いものを食べ過ぎると偏頭痛が起きるらしいわ。でもトマトなら安心ね」

海未「返しに困る発言をしないで下さいよ」

真姫「あ、トマトきた」 オマチッ

海未「私にもふた切れ程下さい」

真姫「いいわよ」

海未「ありがとうございます」

真姫「……」 モグモグ

海未「……」 クピッ


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 22:24:10.73 ID:CKuU9aj8


真姫「やっぱり冷やしトマトはお酒に合うわね」 ハムハム

海未「そうですね、さっぱりしてて口直しには最適ですね」

海未「すみません、黒○島をロックで」

真姫「なにそれ?」 

海未「お子様の真姫にはまだ早い飲み物です…ふふっ」

真姫「むっ」

真姫「すみません、私も同じものを下さい」

海未「…本気ですか?」

真姫「そんな事言われたら黙ってる訳ないじゃない」

海未「いや確かに挑発したのは私ですが…きついですよ?」

真姫「何回海未と飲み比べしたと思ってるのよ?真姫ちゃんの肝臓は随分と大人に成長したわ」

海未「手足が動かなくなっても知りませんからね…」

真姫「そんな事ある訳ないじゃない」

海未(酔うと記憶が無くなる人って本当にいるんですね…) クピッ


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 22:35:32.09 ID:CKuU9aj8


真姫「あ、お刺身がきたわ」

海未「随分と時間かかりましたね」

真姫「きっとさっきまで釣りに行ってたのよ」

海未「もう酔ってますか?」

真姫「そんな訳ないじゃない」

海未「そうですか」 ヘイオマチッ

真姫「…まぐろが入ってない」

海未「きっと品切れだったのでしょう」

真姫「むぅ…」 

海未「取り皿に分けますか?」

真姫「二人だからこのままでもいいんじゃない?」

海未「そうですね」 

真姫「……」 モグモグ

海未「……」 モグモグ


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 22:51:09.03 ID:CKuU9aj8


海未「…お刺身が来てしまうと、どうしてもそれに集中してしまいますね」 

真姫「そうね、なんかこう…ススっと口に入っていくのよね」

海未「この場に穂乃果やにこが居たら喧嘩になってそうですね」 クスッ

真姫「ちょっとやめなさいよー…くすっ」 

海未「あ、大根のツマはあまり醤油で食べないほうがいいですよ」

真姫「えっ?」

海未「辛くないですか?私はどうしてもツマは醤油に浸してしまうので…」

真姫「あぁ…お刺身と同じ感覚で食べてしまうからかしら」

海未「はい、ですから私はいつもポン酢で頂いでます」

真姫「美味しいわよねそれ」

真姫「すみません、ポン酢ください」

海未「行動に移すのが早いですね」

真姫「ポン酢は待ってくれないわ」

海未「はぁ」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 22:56:08.78 ID:CKuU9aj8


海未「そう言えばちょっとこれを見てください」 ポチッ

真姫「?」

海未「μ'sのPVです」

真姫「あ、これ私がセンターの時のじゃない。懐かしい」

海未「はい、それなんですが…ここです」 ピッ

真姫「…?このシーンが何なのよ?」

海未「絵里が凛にマカロンを食べさせていますよね」

海未「…このマカロン、マグロの切り身に見えませんか?」

真姫「はぁ?何言って…」










真姫「……どうしよう、マグロの切り身にしか見えなくなってきた」

海未「やっぱりそうですよね」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 23:05:53.28 ID:CKuU9aj8


真姫「何てイメージ植え付けてくれてんのよ」

真姫「もう絵里が嫌がる凛に無理矢理マグロ食べさせてるようにしか見えなくなっちゃったじゃない」

海未「私だってネットの書き込みを見てからこんな風に見えるようになったんです」

海未「…魚嫌いの凛に食べることを強いる絵里」

真姫「まさかこんな可愛いPVにそんな残酷なシーンがあるなんて…」

海未「これが俗に言うアイドルの闇という物なんでしょうか…」

真姫「そうね」

海未「……」

真姫「……」










真姫「ぷっ、うふふっ…もうっ!やめなさいよー!」 クスクス

海未「くすくす…私達は一体何を話しているのでしょうね」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 23:16:08.92 ID:CKuU9aj8


真姫「あ、お酒がきたわ」

海未「一緒に焼き鳥も出来上がったみたいですね」

真姫「海未、焼き鳥なんて頼んだの?」

海未「はい、居酒屋と言ったらこれです」 ヘイオマチッ

真姫「そうね」 ヒョイ

海未「いきなり肉団子を取る所が真姫らしいですね」

真姫「お箸で分けてもいい?一緒に食べましょう」

海未「いいですよ。ありがとうございます」

真姫「ん…はい」

真姫「じゃあ乾杯しましょう」

海未「何の乾杯ですか?」

真姫「そうね、私が海未と同じ飲み位置に立てた事の祝いって所かしら」

海未「それは飲み干してから言ってください」

真姫「いいわよ、乾杯」 チン

海未「乾杯」 チンッ


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 23:26:14.28 ID:CKuU9aj8


真姫「…んくっ」 クピッ

真姫「…!?」

真姫「カッ…何これ…」 ケホケホ

海未「お酒です」 クイッ

真姫「こ、これ…舌に絡まって…辛い…うわ、頭が変な感じっ…」

海未「この辛さを舌で楽しみながら少しずつ味わうのがいいんですよ」 

海未「私の父はこれと塩を舐めながら飲んでいたらしいです…凄いですね」

真姫「けほっ…うわぁ、うわぁ…」 クラクラ

海未「真姫、水を注文してあげますから少しずつ飲みましょう」

真姫「……」

真姫「…んくっ」 グイッ

海未「ちょ、ちょっと…大丈夫ですか…?」

真姫「…ぷはっ」

真姫「ふ、ふーん…こんな味のお酒もありね、ふ、ふふふ…」 

海未(…あぁ、これはまた何時もと同じパターンになりそうですね)


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 23:40:11.11 ID:CKuU9aj8


真姫「…海未っていっつもこんなの呑んでるの?」

海未「いえ、何時もという訳では…」

海未「ただ、父の晩酌を付き合ったり、親戚との集まりでこういったお酒を飲む機会が多いので…」

海未「自然とお酒はこういうものだと自分の中で出来上がってしまってますね」

真姫「…何か、すごいわね」 グテー

海未「そうでしょうか?」 クイッ

真姫「もう空だし…」

海未「少し休憩を挟みましょう…私もロックは少し意地を張りすぎてしまいました」 クスッ

真姫「ホントにー?」

海未「真姫に嘘は言いませんよ」

海未「すみません、烏龍茶を二つ下さい」

真姫「……うー」

海未「…大丈夫ですか?」

真姫「平気…すぐ治るから」

海未「そんな早く治るモノではないでしょう…」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 23:49:02.79 ID:CKuU9aj8


海未「はい、これを飲んで少しスッキリしてください」

真姫「ん」 コクッ

海未「…ふぅ」 カランッ

真姫「んくっ…はぁ、染み渡るわ」

海未「それは良かったです」

真姫「海未ー」

海未「何ですか?」

真姫「飲んでるー?」

海未「飲んでますよ」

真姫「私も飲む…」

海未「ではそのウーロンハイを飲んでください」

真姫「ん」 コクコク

真姫「…何だか何時もよりお酒の味しない、やっぱり真姫ちゃんはお酒に強くなったのね」 ゴクゴク

海未(それ烏龍茶ですけどね)

海未「…ふぅ、あと少ししたら引き上げましょう」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/07(木) 23:58:39.45 ID:CKuU9aj8


――

海未「立てますか?」

真姫「うん…」 フラフラ

海未「もう、すぐ張り合おうとするのですから…」

海未「もう少し自分のキャパシティを把握して下さい…全く」

真姫「うん」

海未「生返事ですか…もう」

真姫「うーん」











海未「…でも、何時も私に合わせて飲もうとする根性は…認めてあげましょうかね」 クスッ

真姫「ヴぇぇ…」 ヨロヨロ


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 00:05:04.67 ID:CKuU9aj8


海未「さて…真姫の家は」

真姫「ん」

海未「はい?」

真姫「…海未の寮行きたい」

海未「私のですか?」

真姫「帰ったら…多分、怒られる」

海未「…もしかして、またご両親と喧嘩でも?」

真姫「うん」

海未「…はぁ」

真姫「海未ー」








海未「……分かりました、今回だけですよ」

真姫「…ん」 コクン


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 00:17:20.08 ID:0rGZ8U9K


ガチャ


海未「…只今帰りました」 ソーッ

海未(…管理人さんは外出中の様ですね)

海未「真姫、ゆっくりと靴を脱いでください」

真姫「ん」 

海未「私の部屋はすぐそこなので、もう少し意識を持ってくださいね」

真姫「んー」

海未(…部屋に入れたら少し寝かせてあげましょう) カチャリ


ガチャ







海未「…ふぅ、何とか入れました」

真姫「…スー」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 00:24:22.43 ID:0rGZ8U9K


海未「寝るまでが早いですってば…もう」 ポフッ

真姫「んんー」 

真姫「…布団、スベスベしてて…ザラザラしてて気持ちいい」 

海未「どっちですか」

真姫「……どっちも」 スー

海未「はぁ…」

真姫「海未ー…」

海未「何ですか?」

真姫「…ありがと」

海未「はいはい、何時も介抱してあげてますから大丈夫ですよ」

真姫「ヴぇぇぇ……」

海未「…私のベットで吐かないでくださいね」

真姫「うん…」 スー











海未「もう…世話が焼ける子なんですから」 ナデナデ

真姫「んん…くすぐったい」


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 00:30:20.42 ID:0rGZ8U9K


海未「…さて、と」

海未「私はどうしましょうか…」

真姫「スー…」

海未(シャワーを先に浴びて…真姫の着替えを用意してあげましょうか)

海未(幸い明日は私も真姫も2限目からだった筈ですから…ゆっくりとできますね)

海未「後は…」

真姫「……」 Zzz......

海未「……」








海未「…部屋の電気を消して、スタンドで本でも読んでいましょう」

真姫「…クー」


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 00:38:10.31 ID:0rGZ8U9K


・・・・・・・・・・・・・・


真姫「……んん」

真姫「……」 ムクリ

海未「おはようございます」

真姫「…あれ、ここどこ」

海未「私の部屋ですよ」

真姫「……」

真姫「今何時?」

海未「夜中の2時です」

真姫「…まだ寝てなかったのね」

海未「はい…ちょっと読書に没頭し過ぎていたので…」

真姫「肌が荒れちゃうわよ」

海未「こんな夜中に起きる真姫に言われたくないですね」

真姫「むぅ…」

海未「取り敢えずシャワーでも浴びてきたらどうですか?」

真姫「借りていいの?」

海未「はい、一度使ったことありましたから使い方は分かりますよね?」

真姫「うん」

海未「ではどうぞ。着替えはこちらの下着とTシャツを使ってください」

真姫「ありがとう」


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 00:43:21.62 ID:0rGZ8U9K


ジャー…

バタンッ


真姫「ふぅ…お湯ありがとう」

海未「いえいえ」

真姫「でもこんな時間にシャワー浴びたらもう寝れないじゃない」

海未「どうせすぐに寝るつもりはなかったのでしょう?」

真姫「それはそうだけど…」

真姫「まぁいいわ、それより海未は眠たくないの?」

海未「そうですね…お酒が入ると眠くならない体質でして…」

真姫「アルコールって、よく安眠効果があるって言われてるけど、飲み過ぎたら逆に寝れなくなっちゃうのよね」

海未「そうなんですか」

真姫「うん」











真姫「…ねぇ海未」

海未「何ですか?」

真姫「お腹空いた」

海未「……」


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 00:50:31.96 ID:0rGZ8U9K


海未「夜食はお腹に響きますよ?」

真姫「だって、つまみ程度しか食べてないじゃない」

海未「誰かさんが早く潰れてしまった所為ですけどね」

真姫「むー」

海未「コンビニにでも行きますか?」

真姫「…あんまり外出たくない」

海未「そうは言っても何もありませんよ…?」

真姫「……」 シュン

海未「……」








海未「…はぁ、仕方ないですね」 ガタッ

真姫「どこ行くのよ」

海未「共同台所です。…もしかしたら何かあるかもしれませんから」

真姫「私も行っていい?」

海未「皆さん寝ていると思いますので、お静かにお願いしますね」

真姫「分かったわ」


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 01:00:38.49 ID:0rGZ8U9K


ガチャ


海未「冷凍庫に確か…あ、ありました」

真姫「これは?」

海未「以前穂乃果達が遊びに来た時に鍋をしたのですが…その時の食べきれなかったうどん玉です」

真姫「こんな時期に鍋?」

海未「穂乃果がどうしてもと言ったので…冷房がきいた部屋で鍋を行いました」

真姫「贅沢ね」

海未「これを柔らかく煮込めば胃に負担をかけずにお腹が膨らむでしょう」

真姫「…うん、いいわね」

海未「あ、そこに固形の出汁パックがあると思いますので用意してくれませんか?」

真姫「分かったわ」

海未「では作りましょう」











海未「…こんな時間に物を食べるだなんて、今の若いうちにしか出来ないでしょうね」

真姫「あまり先の事は考えないでいいわよ。…今は」

海未「そうですね」


86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 01:10:04.80 ID:0rGZ8U9K


海未「ではこれを鍋に…」

海未「……」

真姫「どうしたのよ」

海未「…忘れていました」

海未「火を扱う場合は、管理人さんの許可がいるんです」

真姫「えっ…」

海未「しかし今は夜中…許可を取るには叩き起こすしかありません」

海未「こんな時間に起こして火を使わせろだなんて言ったら…軽く説教されますね」

真姫「…じゃあ、おうどん食べれないの?」

海未「うーん…」

真姫「……」










海未「…いや、方法はあります」

真姫「本当?」

海未「はい、…真姫、その蓋の付いているプラスチックの容器を取ってください」


89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 01:15:26.02 ID:0rGZ8U9K


真姫「これ?」

海未「はい、これにうどん玉を入れて…」

海未「ポットのお湯を注ぎます…」 コポポポ…

真姫「電化製品はいつでも使えるのね」

海未「はい、寮生はよくカップ麺など食べていますからね」

真姫「ふーん」

海未「その中に、粉末出汁とお醤油を入れて…」 パラパラ

海未「蓋を閉めて、電子レンジにかけます」 ガチャ バタンッ

真姫「えっ?」

海未「時間は4分くらいでいいでしょう」 ピッ 




ガーッ…




真姫「…これで本当にできるの?」

海未「ふふっ…見てびっくりしないでくださいね」


90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 01:21:16.74 ID:0rGZ8U9K


チンッ


真姫「出来たみたいね」

海未「ここで食べると誰かに見つかってしまうので私の部屋に行きましょう」

海未「熱いですから気をつけて持って行って下さいね」

真姫「分かったわ」




・・・・・・・・・・・・・・・・・




海未「…はい、では開けてみてください」

真姫「……」 カパッ

真姫「うっ、熱気が…」

真姫「…あっ」







真姫「…すごい、ちゃんとおうどんしてる」

海未「ふふっ、何ですかその言い方…」


94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 01:32:50.54 ID:0rGZ8U9K


真姫「食べていい?」

海未「どうぞ召し上がってください」

真姫「…いただきます」

真姫「……」 フー フー

真姫「…はふっ、ふっ」 チュルチュル

真姫「……」

海未「どうですか?」

真姫「…何だか、凄く落ち着く味」

海未「スープとネギだけのシンプルなうどんですからね」

海未「これにとろろ昆布などを入れても美味しいですよ、身体にも良いですから」  クゥ

真姫「…お酒呑んだ後だから、スープが舌に凄く染み込んでくる気がする」

海未「あまり〆の一杯を毎度続けていると体重が大変な事になってしまいますけどね…ふふっ」

真姫「このくらいなら大丈夫よ」

海未「そうですか」

真姫「はい、海未も食べれば?」

海未「えっ?」

真姫「さっき私が食べてるの見て、お腹鳴らしたでしょ」

海未「…き、聞こえていたのですか」

真姫「当たり前でしょー」

真姫「はい、スープは後でまた頂戴」










海未「…では、お言葉に甘えて…いただきます」

真姫「どうぞ」


97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 01:42:01.99 ID:0rGZ8U9K


真姫「…ふぅ、ご馳走様」

海未「はい、お粗末様でした」

真姫「こういう風な食べ方も楽しいわね」

海未「そうですね…」

海未「ですがこの電子レンジの調理法の欠点は、一人分しか作れない事なんです」

真姫「どうして?」

海未「無理に二人分作ろうとすると、よく解凍出来ずに硬いままで出来上がることもありますからね」

海未「そしてもう一度レンジにかけると…今度は出来すぎて大変な事になります」

真姫「面倒なのね、電子レンジの癖に」

海未「まぁ、あくまで一人暮らしの調理法ですから」

真姫「そうね」









海未「さて、片付けをして少し時間を空けて…寝る準備をしましょうか」

真姫「一時間くらい?」

海未「そうですね」


102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 01:50:08.03 ID:0rGZ8U9K


真姫「私が容器を洗ってくるわ」

海未「いいんですか?」

真姫「当然、ご馳走になったのだからこれくらいして当たり前じゃない」

海未「そうですか、ではお願いしますね」

真姫「うん」

海未「洗い終わった容器は食器棚の前に置いて頂ければ大丈夫です」

真姫「分かったわ」

海未「私は布団を用意しておきます」

真姫「了解」






海未「…家から予備の布団を持ってきていて正解でしたね」

海未「これを真姫が使って…あぁ、机をどかさないといけませんね」

真姫「海未、洗い終わったわ」

海未「あ、はい、お疲れ様で…」












海未「…真姫、その手に持っているのは何ですか?」

真姫「ちゃんと海未って書いてあるのを持ってきたわよ」

海未「いえそう言う問題ではありません」


103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 02:00:29.17 ID:0rGZ8U9K


真姫「仕方ないじゃない。見つけちゃったんだから」

海未「見つけてしまいましたか…」

真姫「これも何かの残り?」

海未「はい、穂乃果達が来た時の物が余っていたので…」

真姫「…食器棚の中に入れてた理由は?」

海未「見つかったら面倒な事になりますので…殆どの寮生はそこに隠しています」

真姫「そうなんだ」

海未「はい」

真姫「飲みましょう」

海未「冷えていませんよ?」

真姫「氷入れればいいじゃない」

海未「またそんな邪道な飲み方を…」

真姫「いいじゃない、そんな飲み方もあって」

海未「……」










海未「…まぁ、そのくらいが学生っぽくていいかもしれませんね」 クスッ

真姫「でっしょー?」

海未「明日に残ると面倒ですから、一本だけですよ?」

真姫「うん、分かった」

海未「では…」 カシュ

真姫「乾杯」 

海未「乾杯」


チンッ






~おわり~


104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 02:01:47.92 ID:Mw7OKPvg


おつ



112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 02:10:06.82 ID:5WFqTGh8


乙です、雰囲気が素晴らしかったです



113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 02:13:07.32 ID:MxHIg3Xp


良かった



115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/08/08(金) 03:22:57.14 ID:ySdPEBOb


乙!
良いもの読めたわ
ウィッ






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