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コナン「蘭のツノが回転をはじめた」


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アルミン「セックス」




1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 01:38:32.21 ID:+jKaC0930


蘭「……」ギュイイイン

コナン「蘭……ねーちゃん?」

蘭「……見ないで」ギュイイイン

コナン「……」

蘭「見ないでコナン君!」ギュイイイン

コナン「うわ!あぶねえ!こっちくんな!」

ガガガガガガ

コナン「うわ壁が!?」

蘭「頭に振動がぁぁぁぁぁ!」ガガガガガ

小五郎「おいうるせえぞ!なに騒いで……」

ザシュッ!

小五郎「ぐあっ!?」

コナン「おっちゃぁぁぁぁぁん!!!」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 01:42:41.76 ID:+jKaC0930


小五郎「」ドクドク

コナン「おっちゃん!しっかりしろおっちゃん!」

蘭「お父さん!」ギュイイイン

コナン「何故だ蘭!何故こんな事を!?」

蘭「わざとじゃない!急にお父さんが入ってきたから!」ギュイイイン

コナン「そんなつの生やしているからだ!この人殺し!クズ!死ね!」

蘭「……何よ新一」ギュイイイン

コナン「!?」

蘭「あなたが新一って事はずっと前から知っていたんだからね!」ギュイイイン

コナン「なん……だと……?」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 01:44:40.89 ID:+jKaC0930


蘭「それなのに……知らない振りしてあげていたのに……」ギュイイイン

蘭「新一が私の黄ばみパンツを貸し金庫に預けてるの知っているんだからね!?」ギュイイイン

コナン(やべ!バレてたか!)

蘭「騙された振りしててあげたのにその言い方は何なの!?」ギュイイイン

蘭「誰がクズよ!誰が死ねよ!誰がクサマンよ!」ギュイイイン

コナン「クサマンとは言ってねえ!」

蘭「クサマンって言う人がクサマンなのよ!」ギュイイイン

コナン「うおおお!こっちくんなバーロー!」

蘭「土下座しなさいよぉぉぉぉぉ!!!」ギュイイイン

コナン「脱出!」ダッ!


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 01:46:01.30 ID:+jKaC0930




コナン「はぁ……はぁ……」タタタ

おっさん「~♪」テクテク

ザシュッ!

おっさん「」ブシュウウウ

蘭「シンイチィィィィ!!待ちなさいよシンイチィィィィ!!」ギュイイイン

ザシュッ!

禿げちらかしたおっさん「ぐぁぁぁっ!!」

ザシュッ!

生え際の気になるおっさん「ばろっしゅっ!!」

コナン(クソ!このままじゃ世界からおっさんがいなくなっちまう!)タタタ


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 01:47:36.03 ID:+jKaC0930


蘭「シンイチィィィィィ!!」ギュイイイン

コナン(くっ!小学生の体じゃあ追いつかれちまう!)

コナン(……こうなりゃ!)

カチッ キュイイイイイン

ゴオオオオオ!

蘭(新一の速度があがった!?)ギュイイイン

コナン(キック力増強シューズは即ち脚力の強化!!)

コナン(これで……おっさんを犠牲にして一旦逃げ切る!!)ドヒュンッ!


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 01:48:52.00 ID:+jKaC0930


阿笠博士の家

コナン「博士!」

阿笠「おうどうした新一?」

コナン「蘭が!蘭が!」

灰原「幼馴染さんがどうかしたの?」

コナン「蘭が頭のつのドリルでおっさんを殺しまくってる!」

灰原「何そのつまらない冗談」

ピンポーン

阿笠「お、宅配便かの?」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 01:50:01.61 ID:+jKaC0930


コナン「ホントなんだよ!」

灰原「あのね、どこの世界に頭にドリルを装着した人間が……」

「ギャアアアアアア!!!」

灰原「!?」

コナン「博士!?」

コツ…コツ…

コツ…コツ…

ギイイ…

蘭「……」ギュイイイン

灰原「なん……だと……?」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 01:53:20.88 ID:+jKaC0930


コナン「クソッ!逃げるぞ灰原!」

灰原「博士は!?」

蘭「待ちなさいよ新一!」ギュイイイン

コナン「博士はもう駄目だ!裏口から逃げるぞ!」

灰原「そんな……!」

ガシッ

灰原「!?」

蘭「あなた……何私の新一とイチャついてんの?」ギュイイイン

灰原「あ……あ……」ジョボボボ


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 01:54:32.37 ID:+jKaC0930


「ふせろ灰原ぁ!!」

灰原「!?」

ガシュンッ!

蘭「がふっ!?」

灰皿(灰原!?キック力増強シューズで蹴ったのね!)

コナン「蘭が灰皿で倒れてる間に早く逃げるぞ!」

灰原「え、ええ!」

コナン「いいところにバイクがあった!これに乗って逃げるぞ!」

蘭「シンイチィィィィィ!」ギュイイイン

コナン「!?」

灰原「出して!」

ブウウウウウン


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 01:55:46.50 ID:+jKaC0930


ハイウェイ

コナン「追ってきてるか?」

灰原「いいえ、さすがに関東大会優勝もバイクには追いつけないようね」

コナン「そうか……これからどうすっかな」

灰原「彼女がああなったには何か理由があるはず、それを探りましょ」

コナン「そうだな」

シンイチィィ…

コナン「!?」

灰原「え!?あの人の声!?」

シンイチィィィィ!

灰原「一体どこか……ら!!?」

灰原は頭のつのにプロペラをつけて高速飛行をしている蘭を発見した。


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 01:56:50.84 ID:+jKaC0930


蘭「シンイチィィィィ!」プルルルル

コナン「なんで空を飛んでんだよ!?」

灰原「博士の家にあったプロペラを頭のつのに刺してきたんだわ!」

蘭は角度を変え、コナンと灰原が相乗りするバイクに向って一直線に降下していく。

蘭「シンイチィィィィ!」プルルルル

灰原「!?」

コナン(やばい!このままじゃプロペラでグチャグチャで血まみれのひき肉みたいにされちまう!!)

その時

コナン達の後ろを走るトラックの上に誰かが飛び乗ってきた。

元太「……」

コナン「元太!?」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 01:58:06.77 ID:+jKaC0930


ヒュオオオオ

元太「……」

蘭「シンイチィィィィィ!」プルルルル

蘭は元太に向って降下を続ける。

頭のプロペラの回転は大気を切り裂き、恐ろしい呻りをあげている。

コナン「元太逃げろ!そのままじゃおめーが!」

灰原「逃げなさい!死ぬわよ!?」

元太「……うな」スッ

元太は右腕を後ろに引く。

蘭「シンイチィィィィィ!!!」プルルルル

元太「じゅぅぅぅぅぅぅ!!!」

元太から突き出された拳と怪飛行物体となった蘭とが交差する。

蘭のプロペラが砕けた。


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 01:59:15.82 ID:+jKaC0930


どがーん!

蘭はそのまま地面に落下し、砂煙をあげた。

元太「俺は基本好き嫌いはしない方だ……だがそんな俺でもどうしても嫌いなものがある……」

元太「……憎悪ってやつさ」スパー

元太は懐からタバコを取りだすと、火をつけて美味そうに吸った。

コナン「元太……お前いつの間にそんな強く……」

灰原「工藤君危ない!!前!!」

コナン「!!?」

コナンが気付いた時には時すでに遅く

コナン達の乗ったバイクはガードレールに激突し

黒い爆煙があがった。


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 02:00:24.23 ID:+jKaC0930


コナン「……」

コナン「……!?」

灰原「生きて……る?」

歩美「無事?コナン君、哀ちゃん」ニコッ

コナン「歩美!?歩美が助けてくれたのか!?」

歩美「うん」

灰原「ど、どうやって!?」

パチンッ

歩美は指を鳴らした。

コナン「?」

歩美「今の、私の指からコナン君まで届いた音……」

歩美「私は、その速度の500倍の速さで動く事ができるの」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 02:01:22.15 ID:+jKaC0930


コナン「!?」

灰原「!?」

瞬きをした間、その一瞬目が見えなかった間だけで

コナンと灰原は走っているトラックの荷台にいた。

コナン「い、いつの間に……」

灰原「工藤君!」

何かが爆発したような音が聞こえ、がれきが雨のように降り注ぐ。

歩美「……」

コナン達には当たらない、歩美が守ってくれているのだろう。

蘭「シンイチィィィィィ!!!」ギュイイイン


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 02:03:33.89 ID:+jKaC0930


コナン「蘭!?」

歩美「元太君の一撃をくらっても生きているなんて……やはり覚醒者」

蘭「シンイチィィィィ……」コオオオオ

蘭のつのにエネルギーが集約されていく。

コナン「!?」

灰原「な、なんなのあれ!?」

光彦「つのドリルの高速回転によって熱せられた周囲の大気がプラズマ化していってるんですよ」

コナン「光彦!?」

左目に眼帯をした光彦が現れた。


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 02:04:33.57 ID:+jKaC0930


灰原「目どうかしたの!?」

光彦「それはまた今度話しましょう灰原さん……僕の寝室でね」

蘭「シンイチィィィィィ!!!」コオオオオ

コナン「お、おいあれやばいんじゃないのか!?」

光彦「あれだけ圧迫されたプラズマが直撃すればコナン君は原子一粒残さず消滅します」

コナン「マジかよ!!!」

灰原「ど、どうするの!?」

歩美「……」スッ

光彦「僕がやりますよ、歩美ちゃん」

光彦は眼帯を外した。


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 02:05:53.45 ID:+jKaC0930


蘭「シンイチィィィィィ!!!」コオオオオ

コナン「無理だ光彦!!!お前みたいなそばかす野郎に!!!」

光彦「コナン君、僕に何故そばかすがあるか……考えた事がありますか?」

コナン「?」

光彦が蘭に向けて指を突き出すと、光彦の顔のそばかすが動きはじめた。

灰原「!?」

歩美「へぇ……それを使うのは四半世紀ぶりね」

光彦「守らなければなりませんから……未来のファーストレディーを」

指先に全てのそばかすが集まっていく。

蘭「シンイチィィィィィィィ!!!」キュオオオオ

カッ!

光彦「そばかすスラッシュ!!!」

ドンッ!


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 02:06:56.31 ID:+jKaC0930


コナン「う……」

辺りを包む砂煙。

その砂煙が風によって晴れていった時……

灰原「!!?」

さっきまであったはずの景色が一変していた

コナン「な、なんだよこれ……」ジョボボボ

えぐれた地面が地平線まで続き、彼方に見える山には大きな風穴が空いていた。

歩美「やり過ぎよ光彦くん」

光彦「はは、これはうっかり、最近使っていなかったから加減を間違えました」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 02:09:52.01 ID:+jKaC0930


光彦「コナン君、灰原さん、あなた達ふたりはたった今から僕らの仲間になってもらいます」

光彦はそう言いながら眼帯で再度左目を隠した。

コナン「お、お前らは一体……!?」

光彦「僕らは何か、ですか……それを簡潔に言い表すのはとても難しい……」

光彦は胸ポケットからウイスキーを取りだすと、ひとくち喉に流しこんだ。

光彦「ですがあえて表現するとすれば……」

光彦「希望、ですかね?」

コナン「希望……」

大いなる希望と出会ったふたつの秘められた才能

このふたつの頭脳がやがて地球を、いや銀河を、いや宇宙を救う事になろうとは

この時はまだ誰も知らない。




47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 02:10:56.03 ID:uSVmud+t0


壮大過ぎんだろ乙wwwwwww






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咲「奇妙な同窓会」