戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://horahorazoon.blog134.fc2.com/blog-entry-6111.html


貴音「……あなた様?」P「っ!!」ドキッ : ホライゾーン - SSまとめサイト

貴音「……あなた様?」P「っ!!」ドキッ

≫ EDIT

2014-09-21 (日) 21:36  アイドルマスターSS   コメント:0   このエントリーをはてなブックマークに追加
1: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 13:52:26.65 ID:zGRHmeoVO

事務所


ガチャッ


貴音「おはようございます」










うぎゃー!……ガヤガヤ……


貴音「……おや?何やら奥で話し声が……」スタスタ







響「プロデューサー!ジッとしてよ~!」グイグイ


P「ひ、響!そんなくっついて来ちゃ……」


響「仕方ないでしょ!ハム蔵がプロデューサーの髪の中に入って出てこないんだから!」


eval.gifTHE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!! 【Blu-ray3枚組 BOX 完全初回限定生産 豪華メモリアル仕様 オリジナルカートンケース付き】





2: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 13:56:30.56 ID:zGRHmeoVO

響「ほら!ハム蔵を取り出すからじっと座ってて!」グイグイ


P「ひ、響、胸が、胸が顔に当たって……」ドキドキ


響「ハム蔵ー!出て来てよー!」グイグイ


貴音「………………」








貴音「………………」



響「やっと出て来た!もう!そんな所にいちゃダメだろ?ハム蔵?」


P「そんな所ってなぁ……」


響「じゃっ、レッスン行ってくるね!」タタタ


P「はいはい、気を付けてな」


響「あっ!貴音!」


P「……えっ!?」ドキッ




3: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 13:58:50.12 ID:zGRHmeoVO

響「ん?どうしたの?プロデューサー?」


P「………い、いや……」


P「……………」


響「…………?」


貴音「……………」



響「まぁ、いいや」


響「貴音!はいさい!」


貴音「はい、おはようございます、響」ニコッ


響「じゃあ、自分レッスンに行ってくるね!」タタタ


貴音「はい、頑張るのですよ」




4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/19(金) 14:01:46.97 ID:EdKNIkqH0

なるほど



6: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 14:06:13.65 ID:zGRHmeoVO

貴音「………響は、練習に行きましたね?」


P「………あ、あぁ……」


貴音「………あなた様?」


P「っ!!」ドキッ


P「……な、なんだ?」


貴音「………」スタスタ










貴音「えいっ」ギュッ


P「わっ、わぁ!!」


P「きゅ、急に腕に抱きついてくるなよ……」


貴音「……ふふふ」ギュウウ


P「貴音、む、胸が、腕に……」


貴音「…….あなた様」ギュウウ


貴音「約束、覚えていますか?」


P「……………」


P「もちろん覚えているけど、貴音は……」


貴音「………」ギュウウ…




7: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 14:09:40.01 ID:zGRHmeoVO

P「………はぁ、わかったよ」


P「好きにしてくれ……」


貴音「………はい」ギュウウ




9: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 14:19:44.83 ID:zGRHmeoVO

次の日 事務所


ガチャッ


貴音「おはようございます」










恥ずかしいですゥ……ガヤガヤ……


貴音「………昨日と同じく、何やら部屋の奥で話し声が……」


貴音「…………」スタスタ



雪歩「も、もう、5分くらい経ちました?プロデューサー?」///


P「まだ30秒しか経ってないよ」


雪歩「うぅ……ドキドキしますぅ……」///




10: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 14:25:06.75 ID:zGRHmeoVO

P「頑張れ!1分間俺と手を握っていれば、男性恐怖症も治ったも同然さ!」ギュッ


雪歩「そ、そうかもしれないですけど、相手がプロデューサーじゃ……」


雪歩「恐怖とは違う……ドキドキが……」///


P「……よしっ!1分経った!」


雪歩「ふぅ……し、心臓がバクバクですぅ……」///


P「凄いぞ雪歩!よくやったな!」なでなで


雪歩「あ……は、はいぃ……」///


P「………雪歩、顔が凄く赤いぞ?大丈夫か?」


雪歩「だ、大丈夫、ですぅ……ちょっと、暑くなっただけですから……」///


P「そうなのか?」


雪歩「はい……だから、屋上で風に当たって行きますね……」///スタスタ




11: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 14:31:37.32 ID:zGRHmeoVO

P「あ、あぁ。俺に出来ることがあるなら言ってくれよ」


雪歩「はい、ありがとうござ……あ、四条さん」


貴音「……………」


P「…………えっ!?」ドキッ


雪歩「………どうしました?プロデューサー?」


P「い、いや、何も……」


P「……………」


雪歩「…………?」


雪歩「あ、四条さん。私、ちょっと屋上に行って来ますね」スタスタ


貴音「はい、体調管理は大切ですからね」


雪歩「じゃあ、行って来ますぅ」




12: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 14:37:40.48 ID:zGRHmeoVO

貴音「…………行きましたね」



P「………あ、あぁ……」


貴音「………あなた様」


P「っ!!」ドキッ


P「………なんだ?」





貴音「……………」ギュッ


P「……え、えっと……」


P「た、貴音が俺の手を握る必要は、無いんじゃ無いか?」


貴音「………約束、お忘れですか?」ギュッ


P「……………」


P「はぁ……わかったよ。」


P「雪歩と同じ、1分間か?」


貴音「…………ずっと、です」ギュッ




13: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 14:43:19.97 ID:zGRHmeoVO

P「はぁ……わかったよ」


P「貴音の気が済むまで付き合うよ」


貴音「………そ、それと……」


P「?」


貴音「………なでなで、も」///


P「………ははは!」


P「全く……昔と違って、すっかり甘えん坊になったな」なでなで


貴音「……心地よい、感触です」///




16: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 14:54:23.40 ID:zGRHmeoVO

次の日 事務所


ガチャッ


貴音「おはようございます」


兄ちゃーん!……ザワザワ……


貴音「………………」


貴音「………………」スタスタ





亜美「ほら!兄ちゃん!頑張って!」


P「ふ、2人いっぺんには無理だって……うおぉ……」ハァハァ


真美「ほらぁ!亜美が待ってるYO!兄ちゃん!」




17: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 15:00:45.11 ID:zGRHmeoVO

P「無理だってば……2人いっぺんにお姫様だっこは……」


亜美「むぅ!兄ちゃんもっと筋肉つけないと!」


真美「今日から筋トレして!筋トレ!」


P「お前達の注文のレベルを下げる考えは無いのか……」


真美「そんなのダメだYO!」


亜美「ゲームに負けたらなんでもする約束だったでしょ!?兄ちゃん!?」


P「だからってなぁ……」


貴音「そうですよ、プロデューサー」


P「っ!?」ドキッ




18: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 15:08:31.70 ID:zGRHmeoVO

真美「あっ、お姫ちん」


貴音「約束は、守るものですよ?」


亜美「ほら!兄ちゃん!お姫ちんも言ってる事だし!」


貴音「しかし、亜美?今のプロデューサーでは、2人を抱えるのは困難のようです」


貴音「ですので、少し鍛える時間を与えみてはどうでしょうか?」


亜美「うーん……そうだね!」


真美「指一本で軽々持ってくれる兄ちゃんになるまで、真美達待つYO!」


P「もはやお姫様だっこじゃない……」




20: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 15:18:56.19 ID:zGRHmeoVO

貴音「さぁ、プロデューサーが効率良く鍛えるために、よい運動があるかどうか調べると致しましょう」


亜美「あっ!じゃあ亜美、ダンストレーナーの姉ちゃんに聞いてくんね!」タタタ


真美「あぁ!真美も行くYO!」タタタ



貴音「………行きましたね」


P「……そうだな」


貴音「…………あなた様」


P「っ!!」ドキッ


P「いや、今回ばかりはちょっと……」


貴音「……………」バッ


P「そんな、準備万端と言わんばかりに立たれても……」




21: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 15:23:17.40 ID:zGRHmeoVO

貴音「………約束は大事、ですよ?」じー


P「…………あぁ、分かったよ!」


P「いくぞ?持つからな!」ガシッ


貴音「はい、覚悟は出来ております!」


P「せーの……うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」グイッ


P「……お?以外と軽いな」


貴音「……むぅ。あなた様?」じー


P「あっ、悪い…以外は余計だな。ははは……」


貴音「しかし……よい、心地ですね、お姫様だっことは」


P「貴音のイメージにピッタリだな」


貴音「私のいめぇじ……ですか?」


P「あぁ。お姫様って所がさ」


貴音「そうなのですか……ふふふ」


貴音「では、相手の王子様はどなたなのでしょうか……?」チラッ


P「……さぁな、お姫様の配下の俺には分からないな」


貴音「……いけずです、あなた様」




22: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 15:33:44.63 ID:zGRHmeoVO

次の日 事務所


ガチャッ


貴音「今日は、誰なのでしょうか……」


ハニー!……ヤンヤヤンヤ……


貴音「…………っ!!」


貴音「何やら、奥の部屋にて不吉な予感……」タタタ







美希「はい!ハニー!チュー!」ンー


P「こ、こら、美希!からかうのはよしなさい!」


美希「ムゥ!ミキは本気なの!」




23: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 15:37:57.45 ID:zGRHmeoVO

美希「今はハニーとミキの2人っきり何だし……だから、ね?」ンー


P「2人っきりとかいう問題じゃなくてだなぁ……」


美希「……あっ、貴音」


貴音「………………」


P「しまった………」


美希「え?何が?」


P「い、いや、こっちの話……」


美希「それより、ハニー!ほら!」ンー


P「だから、ダメだってば!しかも、貴音がいるから2人っきりじゃないだろ!」


美希「じゃあ、次2人っきりになった時にはしてくれるんだね?」


P「いや、そういう訳じゃ……」




24: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 15:48:50.06 ID:zGRHmeoVO

美希「約束だよ!ハニー!」タタタ


P「あっ、美希!何処に……」


貴音「………行かれましたね……」


P「………行っちゃったな……」


貴音「…………あなた様?」


P「っ!!」ドキッ


P「………まさか、まさかだよな?貴音?」


貴音「………………」



貴音「……………んっ」///


P「こ、これはダメだって!本当!」


貴音「……………」


貴音「駄目……でしょうか?」




26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/19(金) 16:00:29.76 ID:rAAB3hAk0

ああ^~お姫ちんかわいいんじゃ^~



25: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 15:53:41.63 ID:zGRHmeoVO

P「あの、ほら、美希は未遂だったというか……してないかから!」


P「それに……その……ほら、これは好きな人とするもんでだな」


貴音「……………」


貴音「あなた様は……本当にいけずな方ですね」


貴音「これは、約束だからするのではありません」


貴音「……私が、心の底からしたいから、したいだけなのです」


P「貴音……」


貴音「………あなた様」


貴音「………………んっ」///


P「………………」スッ










伊織「ちょ、ちょっと!何してんのよ!あんた達!!」///




27: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 16:10:51.51 ID:zGRHmeoVO

P「っ!?」


P「い、伊織っ!?」


伊織「あ、あんた今、き、き、キスを……」///


P「い、いや!まだしてない!!」


伊織「まだって何よ!まだって!!」///


P「い、伊織、待っ……い、痛っ!下腿を蹴るな!」



伊織「変態!ド変態!変態大人!」ゲシッゲシッ




28: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 16:13:00.80 ID:zGRHmeoVO

数ヶ月前


P「961プロにいた時、大変だったなお前達」


響「確かに、社長が悪い事を色々したり、自分に合わないキャラを演じさせられたりして……大変だったな」


美希「でも、響は意外とノリノリで演じてたよね」


響「そ、そんな事ないぞ!」


貴音「しかし、くぅるな自分も結構いいな、と前に話して……」


響「た、貴音ぇ!しっ!しーっ!」




29: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 16:15:27.39 ID:zGRHmeoVO

美希「でもミキ、961プロは嫌いだけど、フェアリーは結構好きだよ?」


貴音「私も、同じ気持ちです」


響「自分も大好きだぞ!765プロになっても、フェアリーではいようね!」


美希「うん!」


貴音「えぇ」



P「……それなんだけどな、皆」


響「?」


P「……会社の事情でな」


P「この先、フェアリーでの活動は大幅に減ると思うんだ」




30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/19(金) 16:17:59.29 ID:r4Wh/7bDO

なん…だと…



31: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 16:20:18.39 ID:zGRHmeoVO

響「え、えぇ!?」


貴音「……!!」


美希「どうして!?どうしてなの!?」


P「お前達は移籍という形で来てくれたが、やはり前の961プロのイメージがあってな……」


P「今の765プロでは、会社の問題があって、この3人でのユニットは中々出来ないんだ」


P「正直……解散と言っても過言では無い」


響「そんなぁ……」


美希「残念なの……ねぇ、貴音?」


貴音「……………」


美希「…………貴音?」


貴音「は、はい?なんでしょうか、美希」


美希「……どうしたの?何か、変だよ?大丈夫?」


貴音「……大丈夫ですよ、美希」


貴音「その……少しばかりショックを受けただけなので……」


響「そうだよね……961プロに入ってから、よく3人でいたのにね……」




32: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 16:24:55.42 ID:zGRHmeoVO

貴音「…………………」


貴音「すみません、少し用事を思い出しましたので……」スクッ


P「えっ?用事?」


貴音「はい、ミーティング中にすみませんが、抜けさせてもらいますね……」スタスタ


貴音「では……」


ガチャッ


響「急用って……何だろ?」


美希「お腹すいたとかかな?」


響「い、いくら貴音でも、このタイミングでは行かないぞ!」


P「…………………」




33: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 16:52:05.21 ID:zGRHmeoVO

30分後


響「………貴音、帰ってこないね」


美希「あふぅ……眠くなって来たの」


響「美希は呑気だな……心配じゃないの?」


美希「うーん……貴音は響と違ってしっかりしてるから、大丈夫って思うな」


響「じ、自分と違うって何だぁ!!」


P「もう日が暮れる……2人とも、帰った方がいい」


響「でも……貴音が」


P「きっと、家に直帰したんだろ。連絡してみるよ」


美希「だから安心して帰るの、響」


響「こらぁ!美希も帰るんだぞ!」


美希「ヤ!ハニーと2人っきりになりたいの!」




34: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 16:56:18.45 ID:zGRHmeoVO

P「ほら美希、響と一緒に帰りなさい。親御さんが心配するぞ?」


美希「むぅ……わかったの……」


美希「貴音に連絡ついたらミキにメール頂戴ね、ハニー!」


響「……美希、プロデューサーとメールしたいだけじゃないのか?」


美希「バイバーイ!ハニー!」


響「貴音の事、よろしくね!」


バタンッ


P「………さて、貴音の家に電話を」


P「………自宅の電話は無いのか……携帯にしてみるか」


P「……………」prrrr…prrrr…


P「ダメだ…出ない」ピッ


P「どうしたんだ……?貴音は?」








ウー……ウー……


P「………外でパトカーが走ってる……」


P「………まさか、交通事故にでも……いや、誘拐とかも……」


P「貴音!!」ダッ




35: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 17:09:36.32 ID:zGRHmeoVO

河川敷


P「はぁ……はぁ……どこだ、貴音!」


P「ここにいるかな……ん?」


貴音「……………」


P「貴音!!」


貴音「!!」サッ


貴音「ぷ、プロデューサー……?」


P「ここにいたのか……何か今、してなかったか?」


貴音「いえ……別に、何も」


P「そうか……とにかく、よかったよ」ホッ




36: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 17:17:49.54 ID:/86ZOg8aO

貴音「あの……私に何か……?」


P「いやぁ、貴音に電話しても出ないから、事故にあったんじゃないかって思ってさ……」


貴音「まぁ……それで、必死に私を……」


P「電話にも出ないから、何かあったかと思って……」


貴音「すみません。携帯電話は、事務所に忘れてしまって……」


P「あぁー、それでか……あはは」


貴音「プロデューサー……ありがとうございます」


貴音「どうぞ、これで……」スッ


P「あぁ、ハンカチか。ありがとう」


P「ふぅ……ありがとうな、ハンカチ洗って返すよ」


貴音「お気遣い無く」




37: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 17:26:07.67 ID:/86ZOg8aO

P「それで、何で急に出て行ったんだ?」


貴音「…………」


P「もう急用は済んだのか?」


貴音「そう……ですね。今から、ですね……」


P「今から?」


貴音「えぇ……月を、眺めたかったのです」


貴音「月は見ているだけでも心を癒し、落ち着かせてくれます」


貴音「その月の魅力に、私は惹かれているのです」


P「そうなのか……でも、それって急用じゃ無いんじゃ……」


P(………あれ?)


P(月明かりで今気付いたが……)




38: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 17:40:07.82 ID:/86ZOg8aO

P「貴音……目、赤くないか?……腫れてる?」


貴音「……!!」


貴音「い、いえ、そのような事は……」


貴音「これは……その……」


P「………もしかして、泣いてたのか?」


貴音「……………」


P「……急用っていうのは嘘で、本当は1人で泣いてたのか?」


P「原因は、さっきのフェアリー解散の事なのか?」


貴音「……………」




39: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 17:45:36.23 ID:/86ZOg8aO

P「……貴音」


P「一人で悩みを溜め込まないで、俺に相談してほしい」


P「力になれるなら、なりたいんだ」


P「俺は、お前のプロデューサーだからさ」


貴音「………プロデューサー……」


貴音「……………」


貴音「………ぷろじぇくと・ふぇありーは…」


貴音「私にとって、大切な居場所だったのです」


貴音「活動を始めた頃、不安が多く、心細い私を」


貴音「暖かく迎え入れてくれた、響、美希……」


貴音「掛け替えのない友人であり、大切な居場所だったのです」




40: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 17:46:47.25 ID:/86ZOg8aO

貴音「……それが、もう無くなると思うと……」


貴音「…………うぅっ…」グスッ


P「貴音……」


P(……フェアリーを一番想っていたのは、貴音だったようだな……)


P(961プロにいた頃のように、また、一人で苦しんで、一人で泣いて……)


P(……………)


P「……貴音」


P「もし、お前が寂しくなったり、誰かに頼りたくなったりしたら、俺に甘えてくれ」


貴音「……甘える、のですか?」


P「あぁ、貴音が辛い時、嫌な気持ちになった時は、俺に頼って欲しいんだ」


P「俺が、必ず貴音の力になるから。して欲しい事は何でもする」


P「約束するよ、もう貴音を泣かさないって」


貴音「…………プロデューサー……」///




41: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 17:52:20.46 ID:/86ZOg8aO

P「……ま、まぁ、俺じゃ頼りないかも知れないがな」


P「あははは……」


貴音「………ふふふ」///


貴音「その様な事は、ありませんよ」


貴音「とても、信頼しております」


貴音「あなたがいたから、私、四条貴音は765プロへと来たのですから」


P「……貴音」


貴音「……では、お言葉に甘え、今日から存分に甘えさせていただきますね」


貴音「……あなた様」///




42: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 17:59:34.28 ID:/86ZOg8aO

P「……という事を、約束しちゃって……」


伊織「それで、何でキスになるのよ……」


貴音「他の方がプロデューサーに構っている時」


貴音「とても寂しい気持ちになり、羨ましく思い、私も甘えたくなり……」


貴音「つい、同じ事を……」///


P「……らしいんだ」


伊織「らしいんだ、じゃないわよ!!」


P「最初に俺に甘えて来たのは、春香が転けて来た時だったなー」


P「その時貴音に、一日中抱き枕にされてな」


貴音「春香がぎゅっ、とされているのを見たら、羨ましくなり…」


伊織「だからって、一日中抱きつく何てありえないわよ!!」




43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/19(金) 18:03:20.57 ID:rAAB3hAk0

いおりんのツッコミマジ的確!



44: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 18:03:59.32 ID:/86ZOg8aO

P「でも、貴音に約束しちゃったし……」


P「貴音がして欲しい事は、出来る限りする……って」


伊織「だからって、されるがままじゃダメに決まってるでしょ!」


伊織「それに、さっきのキ、キスはもっと無いわよ!キスは!!」


貴音「あれは、美希が発端なのですが……」


伊織「美希も問題あるけど、あんたもあんたよ!」


伊織「いい!?あんたはただ
、他の子に妬いてるだけ!」


伊織「いわゆる、嫉妬よ!嫉妬!」


貴音「嫉妬……ですか」




45: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 18:07:58.43 ID:XLm5GKhH0

伊織「確かに、頼りたい時にはこいつに頼ればいいわ」


伊織「だからと言って、その約束を利用してプロデューサーにこんなことはしちゃいけないわ!」


貴音「こんな事とは……どのような事なのでしょうか?」


伊織「そ、それは……こ、恋人みたいに、キ、キス、とか……」///


貴音「なんと!こ、恋人、ですか!?」


貴音「私はただ、皆と同じ事をしたいので、同じ事をしたまでなのですが……」///


伊織「……それはそれで、ウチの事務所の人達の問題ね……」


伊織「とにかく、ちゃんと自分の行動を見直しなさい!分かった?」


貴音「はい、分かりました」


P「これで、解決かな……?」


伊織「あんたもあんたよ!バカプロデューサー!!」


P「え、えぇ!?俺も!?」




46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/19(金) 18:12:13.58 ID:kMddF5bs0

いおりんマジ常識人



47: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 18:14:06.16 ID:XLm5GKhH0

伊織「他の子にデレデレして、恋人紛いな事をして!」


P「俺だって、断ろうとしてるんだがなぁ……」


伊織「ダメならダメって、ハッキリ言いなさいよ!!」


P「は、はい……」


伊織「いい!?2人とも!?ちゃんと、自分の行動を見直しなさいよ!!」


貴音・P「は、はい……」


伊織「ふぅ……もう、いいわよ」


P「あー……怖かった」


貴音「…………………」




48: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 18:20:37.00 ID:XLm5GKhH0

次の日 事務所


ガチャッ


伊織「はぁ……早く、エレベーター直らないかしら……」


伊織「……あら?部屋の奥から声が……」


た、貴音ぇ……駄目だって……


伊織「……プロデューサーの声?」


伊織「何の話してるのかしら……」スタスタ





貴音「……………」スリスリ


P「………や、やぁ、伊織」


伊織「………………」


伊織「何で貴音が、あんたの肩に寄り添ってんのよ……」


貴音「………………」スリスリ




50: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 18:27:19.59 ID:XLm5GKhH0

貴音「先日伊織に言われた通り、自分の行動を見直したのです……」


貴音「しかし、もしまた他の方が羨ましくなったのならば、どうすればいいか……」


貴音「そのような疑問が生まれたのです」


貴音「私はその疑問を解決するが為、解決策を考えに考えました」


貴音「そして、閃いたのです」


貴音「私が皆より先に、羨ましい事をすれば、羨ましくなくなる……と!」


伊織「……………」


P「………だって」


貴音「ですので、今それを実行しているのです」スリスリ


伊織「…………はぁ」


伊織「もう、好きにして……」スタスタ




51: ◆p3yuNM37DY 2014/09/19(金) 18:28:40.31 ID:XLm5GKhH0

P「…………」


貴音「伊織も、納得してくれたようですね」


P「納得というより、呆れられたような……」


貴音「…………あなた様」


P「ん?」


貴音「……こう、体を密着させていると」


貴音「暖かく、良い心地になれますね……」///


貴音「あなた様の体温が、伝わってきます……」///


P「……そうだな」


P「貴音の気が済むまで、こうしていいぞ」


貴音「はい……」


貴音「では……ずっと、こうしていましょう」


貴音「………あなた様」///スリスリ









53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/19(金) 18:49:53.53 ID:bE56PDpto

良スレ乙



55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/19(金) 19:26:48.56 ID:o+ZUPnLxO

おつたかね



56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/19(金) 19:31:27.29 ID:rAAB3hAk0

乙!
お姫ちんのふとももスリスリしたい




THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 1stLIVE HAPPY☆PERFORM@NCE!! Blu-ray "COMPLETE THE@TER"(完全生産限定)THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 1stLIVE HAPPY☆PERFORM@NCE!! Blu-ray "COMPLETE THE@TER"(完全生産限定)
山崎はるか,田所あずさ,Machico

ランティス 2014-12-24
売り上げランキング : 7

Amazonで詳しく見る

アイドルマスター 星井美希 (1/8スケール ABS&ATBC-PVC 塗装済み完成品) 【Amazon.co.jp限定】特装版THE IDOLM@STER (3) イラストカード付き (REXコミックス) (IDコミックス REXコミックス)
関連記事

アイドルマスターSS   コメント:0   このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
コメントの投稿





ランダム記事ボタン
週間人気SSランキング
新刊ピックアップ
フィギュア
ゲーム
アニメ
最近のオススメSS
清麿「強くてニューゲームか…」 ヌァァァァァァ!!

一夏「ドゥフッw拙者織斑一夏でござるwwww」 ギャプッwwwコポォwwww

佐天「またレイプされた…」初春「佐天さんも大変ですね」 黒髪美少女のレベル0が性的過ぎてヤバイ

佐天「すごいテニスが出来る能力かぁ」 間違いなく攻撃的な能力だなぁ

浜面「女の子になれる能力かぁ」 アイテムで性別逆転して……

オーキド「ここに3人の女性がおるじゃろ?」 レッド「は?」 僕はナツメちゃん!!

【※ネタバレ注意】エレン「同期にホモとレズしか居ない……」 確かに

ボーボボ「黒の騎士団入団希望のボーボボでぇす!!」ゼロ「ほう?」 死ねやぁ!!!!!

桐乃「そうです!私はブラコンの変態ヤローです!」 きゃわわ!!!!!!!

岡部「紅莉栖をひたすら愛で続けたらどうなるか」 うわぁぁああぁ!!(AA略

クリリン「やっぱりオレも、サイヤ人の子供欲しいな・・・」 スレタイのインパクトェ……

ゆうしゃ「くらえー!まおー!!」魔王「くはははは!!」 ゆうしゃちゃん!!!!

俺「グヘヘヘ……」 女騎士「早くこの手錠を外せ!」 お○んぽなんかには絶対負けない!

鍛冶師「今日中に仕上げるぞ」弟子「はい」 雰囲気が良いSS

< `∀´> 「ついに地球はウリ達の物ニダー」 ニダニダ
みんなのいちおし!SS
よく耳にするとか、印象的なSS集ダンテ「学園都市か」 "楽しすぎて狂っちまいそうだ!"

一方通行「なンでも屋さンでェす」 可愛い一方通行をたくさん見よう

インデックス「ご飯くれるとうれしいな」一方通行「あァ?」 "一方禁書"凄まじいクオリティ

フレンダ「麦野は今、恋をしているんだね」 通称"麦恋"、有名なSS

キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」 珍しい魔術側メイン、見るといーの!

垣根「初春飾利…かぁ…」 新ジャンル定温物質ウヒョオオ!!

美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」 御坂美琴のレベル5に至る努力の経緯

上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え?」 ストレートに上食。読めて良かった

一方通行「もっと面白い事してモリモリ盛り上がろォぜ」 こんなキャラが強い作者は初めて見た

美琴「週末は アイツの部屋で しっぽりと」 超かみことを見てみんなで悶えましょう

ミサカ「たまにはMNWを使って親孝行しようぜ」 御坂美琴のDNAは究極に可愛くて凄い

番外個体「     」 番外通行SSの原点かな?

佐天「対象のアナルを敏感にする能力か……」 ス、スタイリッシュアクションだった!

麦野「どうにかして浜面と付き合いたい」 レベル5で楽しくやっていく

ミサカ「俺らのこと見分けつく奴なんていんの?」 蒼の伝道師によるドタバタラブコメディ

一方通行「あァ!? 意味分からねェことほざいてンじゃねェ!!」 黄泉川ァアアアアアアアアアア!!

さやか「さやかちゃんイージーモード」 オナ禁中のリビドーで書かれた傑作

まどかパパ「百合少女はいいものだ……」 君の心は百合ントロピーを凌駕した!

澪「徘徊後ティータイム」 静かな夜の雰囲気が癖になるよね

とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)【禁書×けいおん!】 舞台は禁書、主役は放課後ティータイム

ルカ子「きょ、凶真さん……白いおしっこが出たんです」岡部「」 これは無理だろ(抗う事が)

岡部「フゥーハッハッハッハ!」 しんのすけ「わっはっはっはっは!」 ゲェーッハッハッハッハ!

紅莉栖「とある助手の1日ヽ(*゚д゚)ノ 」 全編AAで構成。か、可愛い……

岡部「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 SUGEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

遊星「またD-ホイールでオナニーしてしまった」 ……サティスファクション!!

遊星「どんなカードにも使い方はあるんだ」龍亞「本当に?」 パワーカードだけがデュエルじゃないさ

ヲタ「初音ミクを嫁にしてみた」 ただでさえ天使のミクが感情という翼を

アカギ「ククク・・・残念、きあいパンチだ」 小僧・・・!

クラウド「……臭かったんだ」 ライトニングさんのことかああああ!!

ハーマイオニー「大理石で柔道はマジやばい」 ビターンビターン!wwwww

僧侶「ひのきのぼう……?」 話題作

勇者「旅の間の性欲処理ってどうしたらいいんだろ……」 いつまでも 使える 読めるSS

肛門「あの子だけずるい・・・・・・・・・・」 まさにVIPの天才って感じだった

男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」 壁ドンが木霊するSS

ゾンビ「おおおおお・・・お?あれ?アレ?人間いなくね?」 読み返したくなるほどの良作

犬「やべえwwwwwwなにあいつwwww」ライオン「……」 面白いしかっこいいし可愛いし!
モバイルゾーン
QR