Nature Communications、10月20日より完全オープンアクセスへ: NPG公式発表
Nature Publishing Group(以下、NGP)は23日、同グループが出版する科学誌「Nature Communications(ネイチャー・コミュニケーションズ)」に掲載する論文を、10月20日よりオープンアクセスのみに限定すると発表しました。
Nature Communicationsは「オンライン限定の学際ジャーナル」をテーマに2010年に創刊された科学誌。NPGの発表によれば「Natureグループの中で最も速い成長を続けているタイトル」で、現在では毎月1000報以上の論文を受理しているそうです。
同誌では、これまでにも著者がオープンアクセスにするか否かを選択することが可能とするオプションを提供していましたが、来月20日以降はオープンアクセスの同意を得た論文のみを受理するとのことです。
Nature系列誌では初の完全公開となる今回の決定、オープンアクセスについての論議にわく昨今の学術界にどのような影響を与えてゆくのでしょうか。
[Nature Publishing Group] [Nature Comm.に関する公式パンフレット (日本語, PDF)]
[第二の総合ジャーナル Nature Communications の創刊(創刊時の発表記事: 日本語)]
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著者
企業の研究所でR&D業務に携わっておりましたが、2013年4月をもって退職し、当サイトの専属となりました。Techinityはソース明示のポイントを押さえた解説を、Cul-Onはちょっとした小ネタ紹介的な内容にしていければと思っております。
金の問題が大変そう。