関裕美「私のプロデューサーさんは」
- 1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/24(水) 19:59:46.05 ID:sSo8B+MW0
- ・ざりがにPのオマージュです。本人ではありません
・Pがざりがにです。
関裕美「ざりがにプロデューサー?」 - 3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:01:30.85 ID:sSo8B+MW0
-
――――
関裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
「えっと、君が関裕美ちゃんだね。よろしくお願いします」
裕美「はいっ、よろしくお願いします!」
P「よろしくお願いします」
「……あれ、プロデューサーさんはどちらに……」
P「ここですよ、ここ……裕美、拾ってくれ」
「……?」
裕美「あっ、Pさんまた落ちてる……」ヒョイッ
P「すまないな裕美」ヨイショッ
「!」
P「裕美の肩が一番乗り心地がいい」
裕美「それって……褒められてるのか、よく分かんないな」
P「かなり褒めてる」
裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
裕美(アメリカザリガニ……らしいです。この前Pさんが言ってました)
- 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:03:16.94 ID:sSo8B+MW0
-
「は、初めまして……えっと、裕美ちゃんのプロデューサーさん、ですよね……?」
P「はい。CGプロのPと申します。裕美、名刺出して」
裕美「うん……どうぞ」スッ
「あ……どうも」スッ
P「貸してくれ」
裕美「うん」スッ
P「えっと……○○さんですね、今日はよろしくお願いします」
「は、はぁ……」
P「裕美、返すよ」チョキンッ
裕美「あっ!また名刺切っちゃった……」
P「……すまん」
裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
裕美(Pさんがざりがにに見えるのは、私だけじゃないみたいです)
- 5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:04:27.12 ID:sSo8B+MW0
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木場真奈美「Pはいるかい?」
P「はい、ここにいますよー」
真奈美「……どこだ?」
P「ここです」バタバタ
バサバサ
真奈美「ああ、そこか」ヒョイッ
P「ありがとうございます、真奈美さん。ちょっと困ってました」フゥ
真奈美「ちゃんと言ってくれよ?資料に埋もれていたら私だって見つけられないかもしれないからな」ハハハ
裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
裕美(身長……ううん、体長は15センチくらい。時々資料に埋もれます)
- 6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:05:40.32 ID:sSo8B+MW0
-
真奈美「そうだ。Pに話があるんだが……今日の夜は空いているかい?」
P「ええ。今日の仕事はもうすぐ終わりそうです」
真奈美「よかった。久しぶりに飲もうじゃないか」
P「いいですね」
真奈美「君のためにスルメも沢山買ってきた。ちょっと付き合ってくれないか」
P「スルメ!」
P「……もちろんです。すぐ仕事終わらせますね」フンスフンス
真奈美「ありがとう。気長に待っているよ」
P「俺はテナガじゃないですけどね」ハハッ
真奈美「スルメには食いつくようだがな」ハハハ
裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
裕美(好きな食べ物はやっぱり、スルメです)
- 7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:06:53.82 ID:sSo8B+MW0
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――――
P「丁度いい。裕美、助けてくれ」
裕美「どうしたの、Pさん……?」
P「柚に捕まった」
喜多見柚「へっへーん♪Pサンはスルメ大好きだもんねー」ブンブン
P「やめて柚、落ちる」プラーン
裕美「柚ちゃん、Pさん可哀想だよ?」
柚「えー?もう少しいいでしょ?ねっPサン?」
P「柚が楽しいなら悪くはない」
裕美「でも、落ちちゃうよ?」
P「……柚。仕事があるから離してくれ」
裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
裕美(時々、釣られます)
- 8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:08:30.20 ID:sSo8B+MW0
-
柚「仕方ないなぁ……はいっ」ヒョイッ
P「!」ガシッ
裕美「Pさん?」
P「柚、待って。スルメごと離すんだ」
柚「えー……だってPサン、スルメがあったらお仕事しないでしょ」
P「い、いや、その……」
裕美「悩んじゃった」
P「えっと、えっと……善処する、たぶん、きっと……」
柚「……どうしよっか、裕美チャン?」
裕美「Pさん、お仕事終わるまでスルメは我慢してね?」
P「ひどい……」グスッ
裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
裕美(私達以上に喜んだり悲しんだりするけど、ざりがにです)
- 10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:09:30.58 ID:sSo8B+MW0
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裕美「ど、どうしたのPさん!?」
P「ん、裕美か……」カタッ
裕美「顔……ううん、全身真っ青だよ!?」
P「たまにこうなる。今日のご飯がサバだったからだな……」カタッ
裕美「大丈夫なの?」
P「ああ。支障はない……」カタッ
P「……」カタ……
裕美「?」
P「裕美、どうやったらキーボードって上手く打てるんだろうな……」ハァ
裕美「う、うん……」
裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
裕美(事務所にざりがには一匹……一人だけなので、時々大変そうです)
- 11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:11:05.94 ID:sSo8B+MW0
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池袋晶葉「聞いたぞ、P。君のためにキーボードを作ったから試してくれ」
P「分かった……ありがとう晶葉」
裕美「ありがとう、晶葉ちゃん」
晶葉「礼には及ばんよ。どうだ、P?」
P「おお!押しやすい!ありがとう晶葉!」カタッカタッ
晶葉「そうか。それは良かった」
P「あはは……ごめんな、二人とも……俺、ざりがにだもんな……」ズーン
裕美「!」
裕美「わ、私はざりがに、好きだよっ!」アワワッ
晶葉「そ、そうだぞ!それにざりがにの独創的なフォルムは格好いいと思う!」アタフタ
P「そ、そうか……!?ありがとな、ありがとなぁ……!」グスッ
裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
裕美(サバを食べて青くなっている時は、気持ちも沈んじゃうみたいです)
- 12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:12:19.39 ID:sSo8B+MW0
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首藤葵「……」
P「……」ジリジリ
葵「逃げちゃだめっちゃ、プロデューサー」ズイッ
P「やだ。目が怖い」
葵「大丈夫、ちゃんと調べてきちょるから」
P「何を」
葵「ざりがにの調理ほ」
P「!」ダッ
葵「あっ!待つっちゃプロデューサー!」
裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
裕美(時々、調理されそうになります)
- 13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:13:29.79 ID:sSo8B+MW0
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裕美「Pさん?どこにいるの?」
P「裕美、ここだ!助けてくれ!」ジタバタ
裕美「あっ!」
葵「あはは……捌いてみたくなって、つい」
P「やめてくれ。死んじゃう」
裕美「そうだよ葵ちゃん。ダメだよPさんをいじめたら」
葵「い、いじめてないっちゃ!ただ、料理人としての血が……」モジモジ
P「……いいよ。気にしてない」
葵「本当!?」
P「でも俺を捌くのはやめてくれ。市場で買ってきたやつならいいから」
裕美「いいの!?」
裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
裕美(時々、本当にざりがになのか……分からなくなります)
- 14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:15:25.17 ID:sSo8B+MW0
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綾瀬穂乃香「……」モクモク
柚「!」
裕美「ダメだよ、柚ちゃん……」コソコソ
P「そうだぞ柚。集中してるんだからいたずらはよくない」コソコソ
柚「いいからいいからっ♪」コソコソ
穂乃香「……」モクモク
柚「……ぐさぁーっ!」トンッ
ぴにゃこら太「うっ!」
柚「!?」ビクッ
穂乃香「ぴにゃさんっ!?大丈夫!?」
ぴにゃこら太「み、みぞおち入った……」プルプル
柚「!!?」
裕美(穂乃香さんのプロデューサーさんは、ぬいぐるみです)
裕美(時々柚ちゃんが間違って、ぐさぁーします。痛そう……)
- 15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:16:37.89 ID:sSo8B+MW0
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P「……おう、お疲れぴにゃ」
ぴにゃこら太「お疲れ様です、Pさん」
P「ぴにゃも大変だなー」
ぴにゃこら太「あはは……僕は柚ちゃんにしか狙われませんけどね」
P「俺なんてこの前、葵に捌かれそうになったよ」
ぴにゃこら太「大変ですね……僕も忍ちゃんにぬいぐるみと間違えられて、ブサイクブサイクって」ハハッ
P「……お互い大変だな」
ぴにゃこら太「仕方ないですよ」
P「ぴにゃ、今日は飲みに行くか」
ぴにゃこら太「お伴します」
裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
裕美(時々、他のプロデューサーさんとお酒を飲みに行くらしいけど……どこに行くんだろう?)
- 17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:19:19.95 ID:sSo8B+MW0
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高垣楓「プロデューサーさん、プロデューサーさん」ヒョイッ
P「どうしました楓さん。つままないでください」
楓「ふふっ、飲んでませんよ?」
P「そうじゃなくてつまみ上げないでください」
楓「まあ、まあ……プロデューサーさん、お風呂は好きですか?」
P「それなりには……熱すぎると茹で上がっちゃいますけど」
楓「では、お風呂に入りましょう」
P「えっ」
楓「一緒に入ります?」
P「遠慮します。俺、これでも男です。ざりがにですけど」
裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
裕美(お風呂、入るんだ……でもそうだよね、ざりがにって川のいきものだし……)
- 18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:20:45.13 ID:sSo8B+MW0
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裕美「Pさん、どこにいるの?」
P「裕美、こっちだ」
裕美「?」キョロキョロ
裕美「あれ……?」
楓「裕美ちゃん、ここですよ、ここ」スッ
P「やあ」ザバッ
裕美「Pさん!?」
P「お椀のお風呂は気持ちいい」フー
楓「ふふっ……いいダシ、取れたかな」
裕美「……えっ?」
裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
裕美(お風呂はぬるい方が好きみたいです。熱すぎると茹で上がっちゃうし……)
- 19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/24(水) 20:22:15.05 ID:sSo8B+MW0
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裕美「あれ、Pさん?」
P「」
裕美「Pさん!?大丈夫!?」
P「」
裕美「ど、どうしよう……黒くなったまま動かなくなっちゃった……!!」
P「」
裕美「えっと、救急車、じゃなくてえっと……!」
P「……あれ、どうした裕美?」
裕美「……えっ?」
P「あっ!いけね、抜け殻捨てるの忘れてた!恥ずかしい!」
裕美(私のプロデューサーさんは、ざりがにです)
裕美(……時々、脱皮します)
コメント一覧
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- 2014年09月24日 22:11
- オマージュといえば許されるのか
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- 2014年09月24日 22:12
- いいザリガニだった
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- 2014年09月24日 22:16
- ※1
スレにざりがにPがいたからいいんじゃね?
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- 2014年09月24日 22:18
- 良い話だなぁ 関ちゃん河合い
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- 2014年09月24日 22:22
- Pの兄弟の話が嘘じゃなさそうだんだけど。
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- 2014年09月24日 22:26
- え、兄さんは生きてるの?死んでるの?
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- 2014年09月24日 22:40
- ※1
最初にざりがにP書いた人が元スレで嬉しいってコメントしてるよ
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- 2014年09月24日 23:14
- ほのぼのの
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- 2014年09月24日 23:18
- ざりがによりざりがにがざりがにって感じのざりがに
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- 2014年09月24日 23:30
- 普通に考えたら、なんでザリガニなんだよって話だけど
面白かった
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- 2014年09月24日 23:44
- 裕美ちゃん可愛いし、元ネタよりも好きだな。
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- 2014年09月24日 23:46
- 良いものはもっと続いてほしい
ザリPでもこの人でも続編期待
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- 2014年09月24日 23:52
- ロボットだったり吸血鬼だったり時を駆けたりざりがにだったり、プロデューサーってちひろ以上の人外なんじゃ…
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- 2014年09月24日 23:52
- ※6いい人ってのははなまずの胃の中で同じように食べられたザリガニの事で朝市で働いているってのはなんかよくわからんけど子供に食べられた事の暗喩だって俺が言ってた