ソニーが、ハイレゾリューションオーディオ新製品発表会にて、インイヤー型ヘッドホン XBA-A3、XBA-A2 を発表しました。XBA-H シリーズの後継モデルで、ハイレゾ音源への対応を謳います。高域用とフルレンジ用にバランスドアーマチュアドライバーを各1基、さらに超低域までをカバーするダイナミックドライバー1基を搭載する 3WAY ハイブリッド構成を採用します。
バランスドアーマチュアドライバーには、形状の工夫により極限まで波形再現性を高めたというダイレクトリニアドライブ構造を採用。「本来ソースに含まれる豊富な情報を忠実に再現」します。さらに、高音域を受け持つ「HDスーパートゥイーター」には、振動板の素材に軽量かつ剛性の高いアルミ合金を採用しています。
また、XBA-A3に 16mm径、XBA-A2には12mm径のダイナミックドライバーを採用。中高域の解像度が高い液晶ポリマーフィルム振動板を使用し、ハイコンプライアンス構造としたことで超低音域の再生にまで対応します。
ドライバーユニットはイヤホンのハウジングと一体構成としたことで小型化が可能となり、樹脂素材の採用で制振性と装着性が向上したとのこと。ハウジングには、低音の抜けを調節する通気孔によって低域の過渡特性を改善する「ビートレスポンスコントロール」を組み込んでいます。
XBA-A3 は、ケーブルがイヤーフックを兼ねる「アジャストフリーイヤーハンガー」を採用。耳に合わせて自由にフック部の形状を変えられます。
主な仕様は、XBA-A3が感度105dB/mW、再生周波数帯域3Hz ~40kHz、インピーダンス32Ω、最大入力100mW。XBA-A2が感度108dB/mW、再生周波数帯域4Hz ~40kHz、インピーダンス32Ω、最大入力100mW。
両モデルとも発売日は10月24日。価格はオープン価格ですが、市場推定価格は XBA-A3 が3万6000円前後。XBA-A2 は2万6000円前後。
なお、シリーズのエントリーモデル、XBA-A1 も同日発売。こちらはフルレンジバランスドアーマチュア x1、ダイナミックドライバー x1 のハイブリッドモデルで、市場推定価格は約1万5000円前後です。