2014年09月27日

江戸の貸本絵師マンガ　二兎物語１巻　「同人誌も存在！さながら江戸はマンガ都市！」

滝沢聖峰氏のコミックス「二兎物語」１巻【AA】が26日に発売になった。江戸時代の貸本絵師を主人公にし、、オビ謳い文句は『創作物(キャラクター)を愛でる心は江戸(むかし)も現在（いま)も不変！識字率ほぼ100％！絵入りの貸本は大人気！私家版(同人誌)も存在！さながら江戸はマンガ都市！』。

滝沢聖峰氏のコミックス「二兎物語」１巻【AA】発売
「創作物(キャラクター)を愛でる心は江戸(むかし)も現在（いま)も不変！」

「当時　江戸市中の識字率は100%に近かった。貸本の大部分を占める黄表紙本の殆どに挿絵がついており　商う貸本屋は実に六百五十軒」

自分で作った本や絵をやりとりする＜寄合＞。いわば即売会
「そんなにうつむいてちゃ売れるものも売れないわよ」

江戸時代の私家本(同人誌)の例
「お姫さまが犬と…」「"南総里見八犬伝"のネタですね」

メロンブックス秋葉原1号店

COMIC ZIN秋葉原店

裏表紙「江戸に根づく
＜マンガ＞を活写！」

滝沢聖峰氏が月刊コミック乱で連載中のコミックス「二兎物語」１巻【AA】が26日に発売になり、ZIN秋葉原店・メロン秋葉原1号店で見かけた。

江戸時代の貸本絵師を主人公にし、コミックス1巻には「第一話　手習い師匠」、「第二話　楽しや『連』」、「第三話　蟒蛇」、「第四話　狐憑き」、「第五話　花魁道中」、「第六話　柳の下」、「第七話　乙女の道」を収録（目次）し、裏表紙は『一つ家で暮らす侍絵師&町娘の日常と、江戸に根づく＜マンガ＞を活写！』。

また、ZIN秋葉原店のPOPは『昔も今も日本人の発想はぶっ飛んでいた!?江戸時代版漫画家漫画!!』が付いていて、オビ謳い文句は『創作物(キャラクター)を愛でる心は江戸(むかし)も現在（いま)も不変！識字率ほぼ100％！絵入りの貸本は大人気！私家版(同人誌)も存在！さながら江戸はマンガ都市！』だった。

手習い師匠でありながら貸本屋の店番でもある町娘・まりに支えられつつも、絵で生計を立てる侍・白河勝之進は一人前になるべく奮闘中。二人の日常には貸本・浮世絵・私家版の作り手やそれら作品を愛する人々の熱気が溢れていたのでしたー　コミックス情報

なお、「二兎物語」１巻【AA】の感想には、IMAGEDRIVEさん『趣味が講じて絵描きになった侍を主人公に江戸時代の出版、同人文化を描いたもの。どこまで本当に文化としてあったのか分からないけど着想が面白い』、村人さん『江戸時代のイラストレーター、同人文化とか、面白いところにスポット当たってる』などがある。

「二兎物語」１巻　コミックス情報 / 滝沢聖峰ホームページ