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速報:ドコモ、機械翻訳の「株式会社みらい翻訳」設立。日英翻訳精度は2016年度にTOEIC700点以上 - Engadget Japanese


NTTドコモとSYSTRAN INTERNATIONAL、フュートレックは、日本語を軸とした機械翻訳技術の開発とサービスを提供する「株式会社みらい翻訳」を10月下旬に設立します。社長にはドコモの執行役員R&D戦略部長の栄藤稔氏が就任。

まるでドラえもんの秘密道具のような社名のみらい翻訳。発表会冒頭、栄藤氏は「日本人のうち何人が中国語を話せ、韓国語が話せるのか、非常に難しい。TOEICの受験者の成績は48カ国中40位にある」と語り、ビッグデータに基づいた高精度な機械翻訳を提供する意義を説明しました。

株式会社みらい翻訳

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ドコモはしゃべってコンシェルなどモバイル向けに提供しています。SYSTRANは企業向け翻訳システムの最大手。技術支援として、自然言語処理、音声入力支援技術、翻訳基幹技術をNTT、多言語翻訳技術と翻訳データをNICTが担当します。対応言語は当面、日英中韓となり将来的にASEAN諸国に広げていく計画です。

みらい翻訳では、日英の翻訳精度を2016年度、TOECスコアで700点以上を目指します。栄藤社長は、機械翻訳技術が進むことで、これまで顕在化していなかった市場が大きく広がると説明しました。みらい翻訳では法人向けにこの技術を提供し、法人企業を通じて一般ユーザーに提供される見込みです。




機械言語処理には学習データのベースとなる対訳コーパスが必要です。これを「はなして翻訳」アプリを提供するドコモと、NICTが提供。翻訳エンジン技術はSYSYTRANとNICTが、言語処理技術はNTTのメディアインテリジェンス研究所が担当。フュートレックはNICTのエンジン開発を担当します。



SYSTRANのジ・ルーカス社長は登壇し、韓国語で挨拶。スピーチの内容は音声認識による翻訳結果をモニター上に表示して行いました。そのため、カメラのシャッター音が音声認識の邪魔をするとして、ドコモ側は撮影を禁止しました。取材にきて撮影を禁止され、画面につらつらと流れる文字を追うという不思議な会見に苦笑いの報道関係者。

みらい翻訳では2020年の東京オンリピックに向けて、技術開発をサービス提供を進めていく計画。

速報:ドコモ、機械翻訳の「株式会社みらい翻訳」設立。日英翻訳精度は2016年度にTOEIC700点以上

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