こんにちは、剛です。
僕が以前、同居していたことのある「安木」という友達についての話です。
2007年某日、当時いろいろあってお金を稼ぐために治験に参加した僕は、
同じ治験に参加していた、小学校の同級生である安木と再会しました。
思い出してみると、特に親しくしていた記憶はないのですが、「同級生に会った」というだけで
なぜかとても懐かしい錯覚に陥り、うっかり連絡先の交換をしてしまったのです。
治験終了後、僕は新聞配達をバイトをしながら一人暮らしをしていました。
ある日、配達中に交通事故に合い足を骨折、バイトも辞めることに。
あの事故は僕に危険を知らせるサインだったのでしょうか……。
数日後
こうして僕と安木の同居生活は始まりました。
繰り返すが、僕は安木と親しかった記憶がありません。
骨折が治って新しい仕事が決まった喜びで、気が緩んでいたのでしょう。
うっかり安木の侵入を許してしまいました。
追い出すを決めてから何度も「出て行け」と言ったのですが、
なんだかんだと理由をつけて安木は居座りました。
人の家で大騒ぎをしておいて、結局居座り続ける安木……。
その後ももちろん「出て行け」と言い続けたのですが、
今月中には…来月には…と先延ばしにされ、いつの間にか僕も面倒になって
普通に同居生活を続けていました。
ちなみに謎の武勇伝以降、パチンコで勝ったときに酒を買ってくれる以外
安木が家に金をいれることはありませんでした。
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