みずほ銀行の元幹部が、会社役員から2億円6千万円詐欺で騙し取った疑いで、

刑事告訴されたことがわかりました。

画像:【みずほ銀行の通帳】
みずほ銀行の通帳
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関係者の話によると、40代の男性会社役員は平成23年5月、当時、みずほ銀行第2部審査役だった51才

の元行員から

「特別な顧客だけに紹介している金融商品がある」

などと応接室で勧誘を受け、その後、メールなどでも

「銀行が元本を100%保証し、月3%の配当を行う。いつでも解約できる」

との説明を受けて、あわせて2億6000万円を融資。

男性は配当として、1億1000万円を受け取りましたが、平成24年7月に解約を申し入れても

「銀行でシステム障害が発生した」

などと言い訳をして応じず、残りの金額が返金されないまま、元行員は同年9月に退職したとのこと。

男性は元行員とみずほ銀行を相手取り、損害賠償を求めて民事訴訟を起こしました。

元行員は出廷せずに請求を認める判決が確定しましたが、みずほ銀行は

「銀行には責任がない」

と責任を否定して、裁判が続いています。

30日、男性は警視庁に「詐欺」として被害届を提出し、これが受理され、元行員を刑事告訴しました。

また元行員に騙されたという複数の被害者がおり、提訴の準備を進めていると伝えられています。

大手銀行の役員から応接室で話を持ちかけられたら、多くの人が信じてしまいそうですね・・

果たして、銀行側にどの程度の責任があるのか・・?

裁判の結果が気になるところです。