128 名前:名無しさん@おーぷん[sage] 投稿日:2014/10/02(木)22:32:46 ID:???
私も思い出しながら書いてみよう

出会いは月並みだが大学のサークル。
といってもはじめはそのサークルには全然興味がなくて、講義とバイトしかしてない学生生活だった。
しばらくして仲良くなった友達といろいろ話していると、その子はサークル活動していて、目を輝かせて超楽しいよ!と言うので、じゃあなんか探すかーといろいろ検討し始めた。
そしたらある講義でたまたま隣の席だった一年上の先輩と仲良くなり、学生生活どう?と聞かれたので、ちょっとサークル活動に興味を持ちはじめて…と言ったら、「私もあるサークル入ってるんだけど、ちょっと見学してみない?」と誘われた。
行ったら同学年の子が数人いたんだけど、その中の一人が夫だった。
でもその時は全然興味なかったし、どちらかというと目立たないタイプで、この輪の中に遅れた自分が溶け込めるかの方が不安だった。
その日活動を見学して、先輩からどう?興味ありそう?と聞かれ、正直全然中身には惹かれなかったんだけど、せっかく紹介してくれた先輩の顔を潰すのが悪かったのと断りづらい雰囲気で、その場で入りますと言ってしまった。
それからは同期に遅れを取りたくない一心でまじめに活動した。
私はどちらかというと勉強態度もまじめだったから、講義の席も前の方にいることが多かった。
そんな中である講義を取っていて、先生がユーモアで内容も面白くて好きなやつだったんだけど、
通路挟んだ隣の席でぼっちで座ってて、先生の話で笑うポイントがずれてて、笑い方が特徴的で正直「なんだこいつ」と思った人がいたので、誰だよと思って見たら夫だった。
向こうも視線に気がついたのか「あっ」て顔した。
何回も出てる講義なのにお互い全然気づかなかった。
それからいろいろ話すようになった。出てる講義が結構被ってたり、高校の部活が同じだったり、映画の趣味が似てたりして徐々に仲良くなっていった。
それから大学卒業後も順調に付き合い続けて、お互いに数年会社勤めて、そろそろ結婚を視野に入れ始めた頃、夫が仕事のストレスでパニック障害になった。
そばにいて話を聞いたりすることくらいしかできなかったけど、周りの協力もあり、治療には環境を変えるしかないと説得を重ね、仕事を辞めさせて実家に帰らせた。
夫は大学進学を機に上京して一人暮らしをしていたが、実家は代々続く自営業していて、夫は長男だったので将来的には継ぐことになるし、予定より早い段階で手伝いに入ることで落ち着いた。
実家の方は自然豊かで規則正しい生活ができたから、夫の病気は徐々に回復して、数ヵ月後には薬も飲まずに済むようになり、元の元気な姿になっていった。
そんな中でも月に一度程度は私に会いに来てくれていて、自然に笑顔が出てきた頃の私の誕生日にプロポーズされた。
遠方に嫁ぐこと、回復したとはいえ夫の精神状態、未経験の自営業の手伝いをしなければならないこと(当然義両親とは同居になる)、等々の不安で、実母には結婚して生活に馴れるまで反対され続けた。でも強制はせず、私の意思を尊重してくれた。
実母の考えのように不安がないわけではなかったけれど、夫の誠実さと義両親の優しさは絶対に信じられるものだったし、特にこの人と一緒になろうと決めたきっかけがあった。
結婚式前の旅行でくれた夫からの手紙だった。
夫は方便が苦手で本音と建前を使い分けることができない口下手な上、照れ屋でプライドも高め。自分でもそれは自覚している。
そんな夫が手書きで訥々と自分の気持ちを込めた手紙をくれた。
いつも一緒にいてくれてありがとう。病気になったときに私がそばで支えてくれて本当に嬉しかった。だからこれからは僕があなたを支えていきたい。いつも物でしか気持ちを伝えられない僕ですが、これからもずっとよろしくお願いします。一字一句覚えてる。
読み終わったタイミングでアクセサリーをくれた。
色んな思いが込み上げてきて泣いた。

それから式を挙げて今に至るんだけど、
書こうと思ったきっかけが>>113さんの書き込みと、こないだ初めて出産したからなんだ
夫は立ち会いしてくれたんだけど、痛い時に手を握って、一晩中背中をさすってくれて、波が来るタイミングで一緒に呼吸してくれて、水を飲ませてくれた
子供が生まれた瞬間泣いてくれた
面会時間ギリギリまで付き添ってくれて、帰った後に「本当にお疲れ様、産んでくれてありがとう、月並みなことしか言えなくてごめん」ってLINE送ってくれた
この人と出会って結婚して、この人の子供を授かったことに本当に感謝した
運命の人とは言わないけど、この人と一生をともにして運命として生きていきたいって思うってすごいことだなあって他の方の書き込み読んで思いました

馴れ初めスレなのになんか余計なことまで書いたかも
長くてごめんなさい

http://ikura.open2ch.net/test/read.cgi/ms/1404053011/