音楽性だけでなく、奇抜なファッションでも注目を集めるレディ・ガガ。
そんなトップアーティストの彼女が、海外掲示板（reddit）でファンと直接交流し、大きな話題を集めています。
興味深いQ＆Aをご紹介します。
「私はニューヨーク出身のイタリア系アメリカ人です。ミュージシャンとして生まれて、13歳からはクラシック・ピアニスト、音楽愛好家、そしてジャズ・シンガーでもあります。
今日は自分の人生の体験を話したくて、新しいファンやリトル・モンスターたちとつながりたくてこの場を設けてもらいました。
最新のアルバムはトニー・ベネット氏とのコラボで、“Cheek to Cheek”です。
本人の証明
Twitter @ladygaga for her AMA」
Q: （新アルバムでコラボした）トニー・ベネット氏との関係をひとことで伝えるなら？
A: マジカル。
Q: どうやって生肉ドレスを手に入れたのですか？
A: 肉屋さんからよ。でもあのドレスには裏のメッセージがあったの。VMA'S（米MTVが主催するミュージック・ビデオの祭典）で、ゲイであることを理由に解雇された兵士たちと主張するためにドレスを着たのよ。
私たちが死ぬと、もう肉体は性的ではなくなり、何も違いがなくなる。だからアメリカ人を守って命を投げ出そうする者を差別するべきではない。私たちの命が尽きると私たちは誰もが同じ肉となるから。
（レディー・ガガの生肉ドレス - Wikipedia）
Q: “Bang Bang”では、歌詞を「私のためじゃない、教会のベルは鳴らなかった」と替えましたね。なぜですか？
A: たまに普遍的なものから、もっとパーソナルな感じを出すために、少し歌詞を替えたりするの。これは昔の恋人のことを考えていて、でも彼は別の人と結婚したので、「私のためじゃない、教会のベルは鳴らなかった」になったの。
Q: 自分はヘヴィメタの男で、あなたの音楽は誰もいないときの「うれしはずかし音楽」として楽しんでいます。自分のキャラとは違う変わった音楽で、どんなジャンルが好きですか？
A: 実際は自分もヘヴィメタの女で、メタル・バーで何年も仕事をしたわ。そしてロックンロール・クラブではゴーゴーダンサー（ナイトクラブなどでセクシーなダンスを披露するプロのダンサー）だった。
昨晩モンスター肉球のタトゥーをしたとき、“Iron Maiden”“Black Stabbath”“ Metallica”“AC/DC” “Judas Priest”などを聴いていたわ。他には、“Sigur Ros”とか自然サウンド（鳥とか水とかのね）なども聴く。他の晩にはウィスキーのショットを飲みながら、“Bruce Springsteen”や“Garth Brooks”を父のレストランで父と一緒に叫ぶのよ。自分にはいろいろな面があるけれど、音楽面ではもっと違う面があるわ。
Q: 一番お気に入りのメタル・ソングを教えてもらえますか？
A: “Black Sabbath”による、“BLACK SABBATH”よ。そのうち“Lady Gaga”という歌も作らなくちゃね。最もメタルなことだと思うわ。
Q: 植物の属名で自分の名前が使われたことをどう思いますか？
A: かなりクールよ。19種もの雌雄のないシダ類よ。なんてクールなの。
（2002年に米デューク大学の植物学者が新発見のシダ類を、レディー・ガガにちなんで「ガガ類」と命名）
Q: もしあなたがニューイングランド・ペイトリオッツ（NFL：アメフトのチーム）の監督なら、今年の苦戦状態をどのように表現しますか？
A: それはスポーツの専門家にゆだねるわ。友人にこの件では電話したいくらい。
Q: メロディは自分で考えているのですか？
A: そうよ、いつもよ。自分の歌は全て自分で書いたわ。ときどきプロデューサーとコラボもする。だけどメロディと歌詞は私の専門よ。歌を作るのは大好き。まるで新鮮な空気を吸うような感じ。
Q: カトリックの家族に育てられたのですよね。彼らがいろいろ支援してくれたとも言ってました。彼らはあなたのゲイ・レズ支援の行動をどう思っていますか？ 現在のカトリック教会との関係はどうですか？
A: カトリックとして育ったけれど、いつも愛情があってオープンな家庭だった。私が若いときには、誰も劇場やダンススクールのゲイの友人を差別する人はいなかった。今は私より彼らの権利について情熱的よ。
Q: 今までに存在した人の中で、誰とでもランチを一緒に食べに行けるとしたら誰を選びますか？
A: ジョン・レノン。
Q: ファンが知らないあなたの趣味はありますか？
A: 今はヒーリング、瞑想、そして私のまわりの人々をヘルプすることに凝っているわ。仕事をしていないときは、心は伝統的なイタリア女性よ。お料理が好きでみんなを平和な場所に保ちたいし、自分の作ったもので愛情を広めていきたいの。
Q: あなたの全てのタトゥーの中で、どれが思い入れが強いですか、そしてそれはなぜですか？
A: 一番のお気に入りは昨晩したタトゥーで、モンスターの足なの。群衆の中で、いつも足を上げるモンスターたちのシンボルよ。その意味や忠誠心や貢献や強さや共有を大事に思うわ。自分の中に永遠に埋め込みたかったのよ。
Q: あなたが鍛錬を積んだクラシック・ピアニストであることはよく知られていますが、クラシックではどの曲が一番好きですか？
A: メンデルスゾーンの「無言歌集」が好き。クラシックがポップの起源だということを私に初めて理解させた曲よ。
Mendelssohn Lieder ohne Worte 無言歌集より - YouTube
Q: 自分がふと止まって、あたりを見回して、「私はやり遂げたんだわ」と思った瞬間のことを覚えていますか、それはいつでどこにいるときでしたか？
A: その感じは、ほぼ毎日体験しているわ。まるで夢の続きから出たり入ったりするようにね。時々はアーティストとして成功したということは忘れ（特に歌を作っているとき）、時々自分をつねる。今の自分の居場所を、こんなに恵まれていることはないと謙虚に思う。
Q: アニメは見ますか？
A: 見るわよ！ 実は「初音ミク」の3Dホログラムも持っているの。
（2014年のワールドツアー「ArtRave: The ARTPOP Ball」のオープニングに初音ミクが共演しています）
Q: 安いヌードルについて、どう思いますか？
A: ラーメンほどのものはないわ。（売れてない）イーストサイド時代のお腹の減った晩を、何度も救ってくれたのよ。
ファンのいろいろな質問に、気さくに答えていました。
これからの活躍も大いに期待します。
I am Lady Gaga. AMAA. Let's go Cheek To Cheek like I did with Tony Bennett on my number one album.
Photo：Lady Gaga : Wikipedia
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