戻る

このページは以下URLのキャッシュです
http://ikuzi2pa.blog.fc2.com/blog-entry-7489.html


育児板拾い読み@2ch+α 私の実の両親は今で言うDQN
育児板拾い読み@2ch+α
201409<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201411
チラシの裏 仕切り直して一枚目
記事元:http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1394129787/479

479 名無しさん@おーぷん 2014/10/05(日)23:34:20 ID:kjV4lWBoN
寝る前のつまんない話でも聞いて下さい。

私の実の両親は今で言うdqn。
家に帰ってくる日なんて月にいくらもなくて電気つけたり勝手に食べ物食べたりすると
容赦無く殴られた。物を強請ると(ノートや鉛筆)熱湯かけられたりなんて当たり前。

寒くても新しい服なんて買ってもらえなくて、歯がガチガチ鳴っても
煩いと殴られるので、よく公園で朝になるのを待った。

そしたら、ある時若い女の人が声をかけてくれた。
とにかく寒くて震えてたからか女の人の家に連れて帰ってくれた。
今思えば、お風呂もほとんど入ってなかったからかなり臭ったと思う。

女の人は温かいお風呂に入れてくれて、歯ブラシもくれて、ぶかぶかだけど
あったかい服を貸してくれて、一つしかない布団に寝かせてくれた。

朝起きたら私の分だという朝ご飯があって驚いた。
凄い勢いで食べたと思う。給食しか食べ物なかったから飢えてたし。
そしたら、女の人が「これも食べな」と自分の分もおかずをくれた。

そして学校が休みだというと、出掛けて行った。
ここで待ってなさいと言って。

帰ってきた女の人は筆箱やノートや鉛筆や消しゴムをたくさん私にくれた。
下着や洋服やジャンバーを私のだと言って着せてくれた。

わんわん泣いて喜んだ。
チラシをゴミ捨て場から拾ってノートにしたり、学校のゴミ箱から小さくなった
鉛筆や消しゴムをこっそり探さなくていいと思うと涙止まらなかった。

女の人は

「帰りたくないなら、ここに来なさい。辛かったら我慢しなくていいから。」

と言って抱きしめてくれた。

青痣や根性焼きの手当てもしてくれた。
この人がお母さんだったらって思った。

それから入り浸っている間に女の人が大学生ということ、私が寝てから
アルバイトをしていること、少しずつ新しい物を買い足してくれていることを知った。

誕生日に遊園地に連れて行ってケーキも焼いてくれた。
ホットケーキに生クリームのケーキでごめんと言われたけど嬉しくてたまらなかった。

そんな日々が続いて、中学3年生になった。
女の人は社会人になっていた。
働くというと、高校くらい出ろと叱りとばされた。
初めて怒られた。

でも女の人には大学生の時からずっと付き合ってる彼氏がいて結婚の話も出てるのに
私のために先延ばしにしてくれているのを知ってたから早く自立したかったから初めて反抗した。
全寮制の高校に進学するので、どうか早く結婚して下さいと土下座した。

結局親は一円も出してくれず、制服も鞄も授業料も女の人が出してくれた。
女の人も結婚してくれた。式はしなかった。

私は死ぬ気で勉強した。
3年生になる頃には2人の間に子供も産まれていたのに、寮が閉まる期間快く泊めてくれた。

弟だから可愛いがってねと赤ちゃんにも触らせてくれた。
弟、と聞いて胸が痛くて初めて女の人をお母さんと呼ぶと女の人は泣き崩れた。
旦那さんも泣いていて、私も泣いてしまった。

それから大学生になって働き始めてから旦那さんに聞いた話ではお母さんは親からの
仕送りは親のお金だからと、深夜にアルバイトをしたお金を全部使って私を育ててくれていたと知った。

「とてもじゃないけど放り出せなかった。
 これで警察に捕まるなら本望だ。あの子を親元に返せない。」

と言い、旦那さんに土下座して別れてくれて構わないと頼んだらしい。

「そんなとこに惚れたんだから別れらんないのに馬鹿だよねママも」

と笑っていたけど

「だから僕もお父さんだからね」

と言ってくれた時、また泣いた。

結局私の親は私がいなくなっても探しもしなかった。
10年以上過ぎた今も音沙汰ひとつない。

私はあの人達にとってなんだったんだろうかと考えないわけではなかったけど
弟とお父さんとお母さんがいるから幸せだ。

長くてごめん。お母さん自慢したかったんだ。


デンキ街の本屋さん(8) [ 水あさと ]


関連記事
■前の記事:可愛い人と結婚できた
■次の記事:4年間の記憶がすっぽり改竄されていた


■ 注 目 記 事 ■




copyright © 2014 Powered By FC2ブログ allrights reserved.