パナソニックが、「技術大国日本」の意地を見せつけてくれました。
3日、パナソニック株式会社はウェアラブルデバイス向けに新たに開発された “業界最小” を誇る「ピン形リチウムイオン電池」を正式に発表しました。
今回発表されたピン形リチウムイオン電池「CG-320」は、直径わずか「3.5mm」、高さ「20mm」という極めて小型でありながらも、Bluetooth通信などの近距離通信機能にも対応できるほどの「高出力さ」をも実現させていることが、その最大の特徴です。
そのほか、外装には「ステンレス缶」素材を利用したことで強度も確保した上、パナソニックがこれまでに培ってきたバッテリー技術の粋を集めた結果、繰り返しの充放電に耐え得る高い信頼性を獲得させることに成功した、とのこと。
また曰く、高出力化の実現に大きく寄与したのが「スパイラル電極構造」の採用にあるそうです。プレスリリース内でも、その渦巻き構造の採用により、正極・負極の反応面積を大きくすることに成功したことが強調されました。以下は、スパイラル電極構造の説明図。
さらに「CG-425」と「CG-435」というバリエーションモデルの存在も明らかにされたものの、残念ながら登場時期には言及されず。しかし、今回発表された「CG-320」は、「2015年2月」から量産・出荷が開始される計画であるとのこと。
さておき、猛者共が日々しのぎを削り合うこの業界にて、“業界最小” の称号を獲得できるパナソニックの技術力に、素直に称賛を贈りたいと思います。
※追記(15時15分):バッテリーの容量は、モデルナンバーの小さい順に「13mAh」、「30mAh」、「50mAh」に。また公称電圧は、3モデル共通で「3.75V」。また、最大充電電圧は「4.20V」とのことです。
[Panasonic / エルミタージュ秋葉原]
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。
これすごいね
なんだこれすげぇぇぇぇぇぇ
容量はどれくらいなんだろう
記事の末尾に「追記」という形で記させて頂きました!
良ければ、後ほど確認してみて下さい!
公称電圧:3.75V
公称容量:13mAh
これ1本で乾電池2本分の電圧取り出せるところが凄いのかな
まぁ電圧はサイズに関係なく極の材質で決まるからね
サムスンにパクられないように気をつけて下さい!!
ついに、コンンくんのマネが出来るようになるのか。
これは元三洋のチームが作ったのだろうか
高出力なところを見るにEVOLTA組じゃないの?
まー少ないけど国内回帰傾向のあるパナが頑張ってくれるならどっちでもいいけどね
18650は三洋が強かったし、どっちだろうね
裸眼で1.5以上だけど
メガネの両端に電池を埋める図だけで、何かグっとくるものを感じるw
素直にすげえ
数日前にパナが門真のAV機器拠点の用地売却ってニュース出て心配だったけど、こういうのを作って伸びてほしいな
使用例にあるペンだけど、Surface Pro 3のデジタイザとかは電源が必要で単6電池が入ってる。
でもコイツを使えば単6より細く出来るし、ペンホルダに入れてる間に本体から充電とかで電池交換不要になったりと地味に便利になりそうだ。
技術パクられないようにしろよ。