女「一人残らず百合にしてやる」
- 1 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 12:35:34 ID:ZDjvIASo
- 女「わたしが密かに恋心を抱いてる男君」
女「モテるわけだこの上なく」
女「よりつくわけだ女の子が」
女「競争率を減らしたいわけだ」
女「けど人を傷つけたくはない」
女「そこで頭の良いわたしは気付いた」
女「男君のこと好きな子をみんな百合にしちゃえばいいんじゃね?」
女「そうすればわたしは男君と結ばれるし」
女「女の子達は新しい世界を見つけられるしみんな幸せ」
女「てわけでよろしくね友ちゃん!」
友「えっと…、うん?」 - 2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 12:36:33 ID:ZDjvIASo
- 女「もぉ聞いてなかったの?もっかい説明するとね…」
友「いや別に聞いてなかったわけじゃないんだ」
女「それなら早速行動開始だよ」
友「いやだからちょっと待って」
女「待てないよ!こうしてる間にも男君が他の女の子に誑かされるかもしれないんだから」
友「どうしようこの子話が通じない」
女「…何か不満でもあるの?さっきからノリ悪いよ」
友「不満も何も状況が理解できないのだが」
女「じゃあもっかい最初から…」
友「はいっ!いくつか質問させて!」 - 3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 12:37:07 ID:ZDjvIASo
- 女「しょうがないなぁ」
友「そもそもなんであたしを協力者みたいなのに選んだの?」
女「だってわたし友ちゃんしか友達いないし」
友「えっと、そっか」
女「それとね友ちゃんわたしと違って交友関係広いじゃない?」
友「まぁそれだけは自信あるかな」
女「だから友ちゃんにはターゲットに関する情報を教えて欲しいの」
友「あたしだって知らない子いるんだけど」
女「わたしと違って広い交友関係を使えば調べられるでしょ?」
友「なんとなくあんたに友達いない理由わかったわ」 - 4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 12:37:44 ID:ZDjvIASo
- 女「他に何かある?」
友「百合にするって具体的にどうするわけ?」
女「それはほらわたしの類稀なるトークスキルでこうちょちょいと」
友「そんなものがあるならあたし以外にも友達いると思うよ」
女「ギ、ギャルゲーで数々の女の子を堕としたわたしをなめるなよ!」
友「現実と虚構を一緒にしちゃってるのかな?」
女「ううううるさい!これ以上悪口言うならコマすぞ!」
友「それは是非ターゲットの女の子で見せてよね」
女「ふぬぬ」 - 5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 12:38:18 ID:ZDjvIASo
- 友「あと最後に確認だけどあんた自身は百合なの?」
女「わたしはノーマルだよ」
友「今までの会話からしてノーマルとは思えないけど」
女「むしろ女の子なんて嫌いなレベルだもん」
友「いやいや嘘でしょ」
女「わたし女子高時代にひどいこといっぱい女の子にされたんだから」
友「ごめん、イジメられてたのか…」
女「性的にね」
友「はいぃぃっ!?」
女「わたしのカラダは隅々まで開発済みです」
友「そんな生々しい告白聞きたくなかった!」 - 6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 12:39:09 ID:ZDjvIASo
- 女「で、手伝ってくれるの?」
友「うんまぁ可哀想な話も聞いちゃったし」
女「やった!じゃあ早速最初のターゲットにいこう」
友「そういえばたくさんいすぎてキリないんじゃない?」
女「そこはわたしの女の子センサーでビビっときた相手を厳選してみた」
友「あんた絶対女の子好きだろ…」
女「わたしと男君の障害になりそうな子ってなると実はそこまでの数じゃないからね」
友「もうどうでもいいや」
女「それじゃあいっくよー!」 - 13 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 21:50:55 ID:mgnPF9uc
- 女「というわけでやってきました!」
友「あそこにいるのが一人目のターゲットね」
女「友ちゃん友ちゃんあれは…」
友「文学部の眼鏡さんよ」
女「おっぱいおっきい」
友「一言目がそれかい」
女「本読んでる」
友「小学生並みの感想ね」
女「なんて言えば満足なのさ!」 - 14 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 21:51:34 ID:mgnPF9uc
- 友「あの子はあなたと同じであまり交友関係が広くないそうよ」
女「本が友達って感じなのかな」
友「学校にいる時間の殆どは読書に費やしてるらしいわね」
友「ところであの子を選んだ理由は?」
女「男君にラブレター送ったから」
友「えっ、別に普通じゃない」
女「家に宛名もない手紙が何通も届いたらどう思う?」
友「…ちょっと怖いかな」
女「というわけで接触してくる」 - 15 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 21:52:28 ID:mgnPF9uc
- 女「こんにちわ眼鏡さん」
眼鏡「えっと…どちら様でしょうか?」
女「おっと、わたしは文学部の女です」
眼鏡「どうして私のことを?」
女「授業で見かけたもので」
眼鏡「私に何か用ですか?」
女「ちょっと男君のことでね」
眼鏡「」ピクッ
女「男君に宛名のないラブレターを何通も送るのやめてもらえないかなって」 - 16 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 21:53:07 ID:mgnPF9uc
- 眼鏡「な、なぜそれを…」
女「男君怖がってるみたいだしさ」
眼鏡「…あなたは一体男さんのなんなんですか?」
女「うーん、未来の彼女?」
眼鏡「はい?」
女「男君を諦めるつもりとかない?」
眼鏡「いきなり話しかけてきたと思ったらこんなこと言ってくるなんて頭おかしい人ですか?」
女「むっ」カチン
眼鏡「すみません言いすぎました」
女「い、いやいやよく考えたらわたしにも非があるし」
眼鏡「お詫びにこれどうぞ」
女「ん?」
眼鏡「それでは」スタスタ - 17 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 21:55:05 ID:mgnPF9uc
- 友「で、渡されたのが精神病院の先生の名刺だったと」
女「むかつくむかつくむかつくっ!」
友「たいしたトークスキルだこと」
女「こうなったら意地でも百合にしてやる」
友「相手にされてないし無理でしょ」
女「ふっふっふ、本気のわたしを見せるよ」
友「今までのあんたはなんだったのよ…」
女「女の子の弱点なら誰より詳しいんだから」
友「…悪い顔しとるねぇ」
女「ふひひ、二度とわたしに逆らえないカラダにしてやる」
友「なんであたしこんなのと友達やってるんだろ」 - 18 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 21:55:46 ID:mgnPF9uc
- 眼鏡「・・・」ドクショ
女「やっ、眼鏡ちゃん」
眼鏡「…またあなたですか」
女「あからさまに嫌そうな顔しないでよぉ」
眼鏡「図書館では静かにしてください」
眼鏡「そんな常識もないんですか?」
女「そうだね声を出さないようにしないと」
女「お互いにね」ニヤリ
眼鏡「?」 - 20 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 21:56:49 ID:mgnPF9uc
- 女「・・・」
眼鏡「・・・」
女「・・・」
眼鏡「・・・」
女「・・・」ペロッ
眼鏡「ひゃん!?」
女「・・・」
眼鏡「一体何を考え…」
司書「そこ静かにしなさい」
眼鏡「す、すみません」
女「・・・」ニヤニヤ
眼鏡「くっ…」 - 21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 21:57:53 ID:mgnPF9uc
- 女「・・・」
眼鏡「・・・」
女「・・・」ペロリ
眼鏡「んひゃっ!」
眼鏡「・・・」キッ
女「ダメだよ眼鏡ちゃん声だしたら」
女「常識ないのかな?」ミミペロ
眼鏡「っ…!」ビクン
司書「そこさっきからうるさいわよ」 - 22 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 21:58:29 ID:mgnPF9uc
- 女「ごめんなさーい」
女「あっ、この子調子悪いみたいなんで奥の部屋使わせてもらってもいいですか?」
司書「…そこそこにしておきなさいよ」
女「はぁい」
女「ほら行くよ」グイッ
眼鏡(力が入らない) - 23 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 21:59:26 ID:mgnPF9uc
- 女「ほいっ」ドサッ
眼鏡「あぅっ」
女「さっきの司書さんね、わたしの言うことなんでも聞くんだぁ」
女「なんでだと思う?」
眼鏡「…私をどうする気ですか?」
女「わたし友達少ないからさ仲良く慣れたらなぁって」
眼鏡「」ゾクッ - 24 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:00:00 ID:mgnPF9uc
- 女「ねぇ、女の子同士ってどう思う?」
眼鏡「どうもこうもありえないです。気持ち悪い」
女「でも眼鏡ちゃんはね、こらからの人生女の子しか愛せなくなるんだよ」
眼鏡「早く病院に行ってください。そして二度と出てこないでください」
女「いつまでその態度がもつかな?」
眼鏡「あなたなんかに私は屈しません!」 - 26 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:02:10 ID:mgnPF9uc
- 女「…かぐや姫はなんで月に帰ったか知ってる?」
眼鏡「はっ?」
女「わたしから離れるためなの」
女「わたしが舐めまわすとかぐや姫はよがり狂った」
女「このままでは間違いなく自分は堕とされてしまう」
女「それが怖くて帰ったの」
眼鏡「なにを馬鹿なことを」
女「試してみる?」
女「わたしの舌は月の民をも狂わすよ」チロチロ
眼鏡「ひぃっ」
女「あなたは逃がさないよ♪」
眼鏡「うにゃぁぁぁぁぁぁぁあっ!!」 - 27 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/28(日) 22:02:47 ID:mgnPF9uc
- 女「ミッションコンプリート」
友「うまくいったみたいね」
女「眼鏡ちゃんが女の子だけを愛すって誓うまでそれはもうじっくりねっとりと」
友「詳しくは聞かないでおくよ」
女「まぁ今回は特別だよ」
女「次からは当初の予定通りわたしの喋りテクでおしてく」
友「はぁ、嫌な予感しかしない」 - 30 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/30(火) 12:24:42 ID:G3bv67Ss
- 女「友ちゃん大変!」
友「どした?」
女「わたしの部屋にこんな手紙がきてた」
友「・・・」
女「わたしが今までしてきたことが書かれてるの」
女「ストーカーかな?」
友「こ、心当たりとかはあるの?」
女「…両手両足を使い切っても数えきれないくらいには」
友「あんた一体何してるのよ…」
女「わたしどうすればいいかな?」
友「とりあえず手紙はあたしが預かっといてあげるよ、うん」
女「ほんとに?」
友「保管しといた方がいいだろうけど気味悪いだろうしね、うん」
女「ありがと!」 - 31 :以下、名無しが深夜にお送りします 2014/09/30(火) 12:25:18 ID:G3bv67Ss
- 女「それじゃ二人目のターゲットいっくよー!」
友「あそこにいる子ね」
女「友ちゃん友ちゃんあれは…」
友「芸術学部のギャルさんよ」
女「明るい髪に濃い化粧派手な服」
友「結構可愛いわね」
女「わたしの苦手なタイプ」
友「へぇ、あぁいうの苦手なんだ」
女「ぼっちとビッチは相入れないんだよ」
友「なんでビッチ確定なのよ…」
女「絶対そうに決まってる
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