SNS使おうが使わまいが、知られているよ…
みーつけた。
インターネットリテラシーなんてことが叫ばれ続けていますが、個人差はやはりあるもので。なんでもかんでもお構いなしにインターネット上にアップする人から、神経質なまでに写真を撮られるのすら嫌がる人までさまざま。しかし、とある研究では、どんなに気をつけても、思った以上に「漏れている」ものなのだと言います。
スイスのチューリッヒ工科大学の研究チームによりますと、ソーシャルネットワークというものは、アカウントを持とうが持たざるが「みんな」のことを見ているのだといいます。チームが調べたのは、Friendsterから公開されている古いアーカイヴデータ。そこには、ユーザー以外の人々に関する性別や性的趣向(ストレートやゲイなど)、年齢、職業、政治的思考、独身かどうかなど多くの情報があったといいます。
論文では、プロジェクトに参加したDavid Garcia氏が、このデータを元に作ったアルゴリズムでは60%の精度で性的趣向を予想できると発表しました。ちなみに、データなしの0の状態から予想するとその正解率はたったの5%ほどだったといいます。Garcia氏は、性的趣向以外の他のカテゴリでも同じ様に予想し近い精度をあげられると話しています。これはシャドウプロファイルと呼ばれ、サーヴィスを使用しているユーザーの関係や意見、好みなどの統計を元に、サーヴィスを使用していない人のことまで予想していくというもの。
今回研究で使用されたFriendsterのデータは約10年ほど前のものです。例えば現代で最も盛んなSNSであるFacebookは、シャドウプロファイルは行なっていないと言います。とはいえデータ解析を一切していないということにはなりませんでしょうし。1つ言えるのはソーシャルネットワークやってようがやってなかろうがそんなもん関係ないということ。今の時代、多かれ少なかれ自分に関する情報というのはある程度バレてしまうもののようです。
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(そうこ)
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