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格安SIM虎の巻(1)基本をおさらい、購入時に抑えておきたい注意事項 - Engadget Japanese


iPhone 6 / 6 Plus の発売を受けて注目されているものがあります。格安SIMと呼ばれるMVNO(仮想移動体通信事業者)が通信事業者の回線を借り、サービスを再構成して提供するものです。特徴はなんと言っても利用料の安さ。中には品質面で金額なりのところもありますが、キャリアと変わらない使い心地を維持している格安SIMもあります。

今回は格安SIMの基本をおさらい。MVNOとは? 対応端末とは? 購入場所は? 購入時の注意事項は? といった最初に気になるポイントを解説します。
 
今回の格安SIM虎の巻記事は3本立てです。
  1. 基本をおさらい、購入時に抑えておきたい注意事項
  2. 月1000円で1GB〜、音声通話には無料通話分なし。契約変更できるかをチェック
  3. 維持費を安く済ませたい、通信制限なしで使いたい、通話料を抑えたい

MVNOは安いのか?

格安SIMをiPhoneと組み合わせることで、大幅に安く使えるのでは? という噂があります。結論から言えば使い方によっては噂どおり大幅に安く使えます。しかし、使い方や特売セールによっては格安SIMが損になることもあります。

実際の格安SIMは、高速通信の容量制限が月間1GBで約1000円という相場がありましたが、格安SIMの中でも人気の高いIIJmioが10月から容量を倍にすると発表したばかりで、今後、相場が変動していく可能性があります。

また、格安SIMといえばデータ回線専用というのものが多かったのですが、音声通話も付いたものも増えてきて、MNP(Mobile Number Portability=番号ポータビリティ)による同番移行にも対応しているため、メインの電話番号を格安SIMに乗り換える人も出てきています。

使えるケータイはSIMフリー? ドコモ機?

格安SIMで使える端末は必ずしもSIMフリー機である必要はありません。現在、格安SIMの元の回線はほぼドコモ回線のため、ドコモ回線利用ならばドコモのSIMロックがされていても使うことができます。iPhoneの場合もSIMフリー機ではなくドコモ向けiPhoneでも、ドコモ回線を使った格安SIMを使うことができます。

また、1社だけauの回線を使った格安SIM「mineo」があります。SIMフリーのLTE対応端末があれば使えることもあるようですが、基本的に動作確認がされているのはauのLTE対応端末となっています。



どちらかというと、SIMフリーかどうかよりも各機種ごとの癖のようなものがあり、一部サービスに対応しなかったりする問題のほうが使い勝手に大きく影響してきます。格安SIMの業者のWebサイトには対応情報が掲載してあるため、自分が使おうとしている端末が正常に使えるかどうかを確認することが重要です。

どこで買えるの?

格安SIMの加入は、データ専用回線ならば、SIMを買ってきてアクティベーションするだけで利用できます。月々の料金の支払いは基本的にクレジットカードとなります。

既存の携帯電話会社と違って、契約のために窓口に出向き長時間待たされるということもありません。通販で買って届いたらネットで簡単な登録作業をするだけ。店頭で小一時間拘束されるのは困るという忙しい人にもうってつけです。

ちなみに、格安SIMは利用をやめるときも簡単です。ほとんど格安SIMは、手続きをネットで行うようになっているため、解約もネットで行うところがほとんどです。これも既存の携帯電話会社のように混雑した窓口に出向く必要もありません。



SIMは通販などで購入することが多いと思いますが、店頭でも購入できます。最近は家電量販店にSIMコーナーを設けて、簡単に買えるようなお店もあります。独自の格安SIMを展開するヨドバシカメラの「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE SIMカード」のようなものもあるほか、IIJmioはビックカメラとスーパーのイオン用のパッケージを用意し、ビックカメラ専売のパッケージ「BIC SIM」では公衆無線LAN(wi-fi)が無料で利用できる権利が付いてくるなど、独自の特典もあるほか、店内に専任スタッフが常駐する専用コーナー「BIC SIMカウンター」を設けている店もあります。

購入しても設定に自信がない場合は、サポートコーナーや専用カウンターを設けている店で、SIMを購入するという方法がおすすめです。

購入するときは事前にサイズを確認を


格安SIMは思ったよりも簡単に買えることがわかりましたが、何の準備もなしに買いに行くことは避けてください。まず、自分の使い方に合わせて、高速通信の容量を決めておくこととできればどのMVNOの格安SIMにするのかまでは事前に決めておいたほうが良いでしょう。

次に、実は最も重要なのはSIMのサイズです。日本で使われているSIMのサイズは3種類。いわゆる"標準サイズ"と呼ばれているミニSIM、2年くらい前の機種から採用例が多いmicroSIM、そしてiPhone 6とiPhone 6 Plusを含むiPhone 5以降と、ごく最近のAndroidスマートフォンで使われているnanoSIMです。



ミニSIMが標準と呼ばれ、マイクロSIMなのにドコモではminiUIMと呼ばれるなど、サイズの呼び方は非常にややこしいことになっていますが、自分の使うスマートフォンのサイズに合わせたものが必要ですので、必ず確認する必要があります。

そして、SMSの有無です。SMS非対応のSIMを使った場合、アンテナピクトが全く表示しなくなったり、極端に電池の減りが早くなるなどの不具合が発生しています。「セルスタンバイ問題」などと言われていますが、もし、そういった不具合が起きるスマートフォンを持っている場合は、SMS付きのSIMにすることで回避できることがあります。SMSなしでも問題ない機種が多いですが、iPhoneのようにSMS付きでないと動作が不完全なものもあります。これについても事前に情報を集めておきましょう。

これらの項目について、事前に調べて決めておけば店頭でもスムースに格安SIMを選ぶことができるでしょう。

今回の格安SIM虎の巻記事は3本立てです。
  1. 基本をおさらい、購入時に抑えておきたい注意事項
  2. 月1000円で1GB〜、音声通話には無料通話分なし。契約変更できるかをチェック
  3. 維持費を安く済ませたい、通信制限なしで使いたい、通話料を抑えたい
格安SIM虎の巻(1)基本をおさらい、購入時に抑えておきたい注意事項

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