Android OSの本格的な64-bit化の幕開け、と言ったところでしょうか。
11日(現地時間)、海外メディアGSM Arenaが伝えるところによると、米グーグルが米Intel製のモバイル向け64-bit SoCプラットフォームに対して、「Android L 64-bit」エミュレーターの提供を開始した、とのことです。
Intel製CPUファミリー「Silivermont」の説明図
今回グーグルがリリースしたエミュレーターは、Intelの「Bay Trail-T」を始めとする64-bitコンピューティングに対応するSoC群のみに対応するものです。つまり、開発者がこのエミュレーターを利用することで作成できるのは、Intel製チップ用のアプリのみに限定されるということに他なりません。
どうやら、残念ながら64-bit ARMv8アーキテクチャを採用したSoC向けのエミュレーターの配布開始には、もうしばしの時を必要とする模様です。
またGSM Arena曰く、Javaでプログラミングされたアプリは自動的に64-bit化の恩恵を受けられるものの、その為には予めAndroid NDKに幾つかの「最適化」を施す必要があるとのことです。
当初のロードマップでは「2014年第3四半期」には登場しているはずの「Cherry Trail」
Bay Trailなどの一部のIntel製SoCは既に64-bit OSに対応しているため、ライバルのARM陣営に先んじて提供された形になりましたが、果たしてIntelはそのアドバンテージをどこまで活かすことができるのでしょうか。
さておき、Bay Trailファミリーを置き換えるとされる「Cherry Trail」ファミリー。彼らに関するアナウンスが、このところぱったりと止んでしまっているのがどうにも気がかりです。噂では2015年以降に延期されたとのことですが、果たして。
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。
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Androidタブレット vs Winタブレットの勝敗を決めるはインテルのさじ加減だしな
Bay TrailのおかげでWinタブ好調だし
Intelが金も人も突っ込んで
x86向けのAndroidの開発を加速させてるし
ぶっちゃけどっちのプラットフォームでも旨味が出るように仕掛けてるよね
同じハードでOS選べるのはベンダーもユーザーもメリットがある
インテルのモバイル部門は超赤字だからいつ撤退するかわかったもんじゃないけどな
過去何度も撤退してる
普及のために格安でばらまいてるから超赤字なのに、いつ撤退するか云々って、なんじゃそりゃ。
日本人は投資という概念が理解できない
赤字=絶対的な悪で凝り固まってるから、いつまでたっても猿真似だけで新しいものを自ら生み出せない
また出てきたw
WINタブがそれほど好調ではないからね
回収できるほど普及しなければ撤退もあり得る。
まあ、インテルの技術力は圧倒的だからそのうち独占しそうだけどね。
ちーす
組み込みから撤退経験のあるAMDさんまだ息してるんだ?
そのWinタブが現状タブレットとしては糞過ぎるんだよな・・・
MSのせいであってIntelのせいではないのだが
Winタブか糞なのにこの楽観的コメント
アホちゃうか
またGSM Arena曰くのくだりは英訳間違ってるね。
SDK(Java)で作られるアプリはすぐ64bitの恩恵を受けられるが
NDK(C/C++)で作られるアプリはいくらか最適化が必要。
くらいの意味。