『月刊少年ガンガン』連載、「とある魔術の禁書目録」の86話
大覇星祭編が終って今回から新展開！　原作の進行通りにイタリア旅行に行って、そこでまたしてもひと波乱ある当麻なお話。原作の11巻、アニメでは2期の14話になります。

一週間続く大覇星祭の最終日にそれは起きた。不幸のカタマリであり象徴とも言える当麻にとんでもない事態が発生したのだ。それは最終日恒例の『来場者ナンバーズ』で、一等賞である北イタリア5泊7日のペア旅行が見事に当選したのだった!!

そんなバカな！　だまされんぞぉーーー！　自分の不幸ぶりは自分が一番よく知っている。だから一等賞が当たるハズがないんだ。どー考えても何かのワナだろこれェーーッッ　と、当選したことを全否定しまくる当麻。そりゃそうだよな、今までがそうだったんだから一等賞が当たったと言われても、何かの間違い・陰謀に違いないと思うのは当然の成り行きでしょう。

そういやパスポートは？ と思ったらあったので記憶を無くす以前に渡航歴があったことが発覚。インデックスも持ってるというので見せてもらうとスタンプも書き込みも一つもない。ってゆーか、名義がそのまんま"index"になっており どーやって日本に来たんだよ!?、と。

ともかく切符があってパスポートもあるなら行くしかないだろう。俺にもたまには良い事があっていいハズなんだ、この旅行を思い切り満喫するぞーっと空港のゲートを通ったらブッブーと警告音。インデックスの修道服は安全ピンで留めてあり、コレに金属探知機が反応したのです。このままでは飛行機に乗れないと、時間が無いというのに遠くのショッピングエリアまでインデックスの服を買いに行くことになって俺ってやっぱり不幸だぁーー！
さぁ、アニメではここでOPに入って当麻が買ってあげたインデックスの服は結局登場しなかったのですけど、当漫画ではちゃんと描かれました。↓これです。

おお！ けっこうカワイイぢゃん！！
もう「イン…なんとかさん」と言わせないぞ。たぶん。当麻から「いいね」と言われて赤くなるところもカワイイんだけどそれには理由がありました。なにぶん時間が迫ってることと、値段が50パーセントオフの1980円だったから。ここで下手に言って値段の高い別物に変えられたんじゃたまりませんからね！

そんなこんなでイタリアのマルコポーロ国際空港に到着した二人。現地ガイドと落ち合って名所観光を楽しむつもりだったのですが、またしてもトラブルで合流できず。いつもの不幸ぶりを発揮ですよ。インデックスはイタリア語を話せるというので何とか宿の近くまで来ることができました。そしたら今度はインデックスがどこかに行ってしまいました。(大方 食べ物の匂いに吊られたのでしょう)
困ってるところに声を掛けられてアタフタしてると、まさかの人が仲介してくれました。

それはイギリスに居るハズのオルソラでした。以前はここに住んでいたので荷物を引き取りに来たところだったのです。この久しぶりの再会は偶然なのか？　また一方では日本でオルソラの抹殺に失敗したアニェーゼが登場。バカンスの予定だった当麻が事件に巻き込まれるのは時間の問題ですね。　つづく

新約 とある魔術の禁書目録 (11) (電撃文庫)
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