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http://kyuukaiou.ldblog.jp/archives/1636235.html

ヤンキースの、というより、メジャーの至宝、デレク・ジーター内野手（４０）が
ついに背番号「２」、ピンストライプのユニホームを脱いだ。
２０年の現役生活を「ひと言でいうと、楽しかった」と締めくくった。
で、気になるのが、そんなメジャーの至宝が今後、どのような身の振り方をするのかということだ。

生活には困ることは全くない。今季の年俸は１２００万ドル（約１３億２０００万円）。
２０年の現役生活で稼いだ額はというと、為替レートの変動があるとはいえ、
日本円で３００億円に達する。

普通のサラリーマンなら、引退後は無収入になってしまうが、そこはジーター。
入ってくるお金が減ることはない。
年俸こそゼロになるが、至宝を広告塔に使いたいというオファーはこれまでにも増して殺到しそう。

米経済紙ウォールストリート・ジャーナルによれば、「現役時代からジーターを広告に使いたいと
いう企業は数多く、引退前でもナイキやゲータレードなど推定で年間９００万（約９億９０００万円）から
１０００万ドル（約１１億円）を稼いでいる。
引退を発表してからのジーターの半年を見てもわかるように、関心を持っている企業は増えているはずだ」
と解説する。

ジーターの価値は右肩上がり。食い扶持に心配がないとなれば、次は何をするか。
長年抱いてきた「夢」を実現するための時間となる。

芸能メディアでは「ハリウッド・デビュー」を待ち望む声を伝えている。
ジーターが希望するなら、野球映画の出演（主演？）もあるとか。

だが、ニューヨーク・ポスト紙はジーターの今後について次のように報じた。
「監督やコーチは私には向かないだろう。それに厳しい移動は好きではない」
「次の目標というものではないのだが、野球に関することに興味を持ち続けていたい。
あくまでも希望だけど、メジャー球団のオーナーになりたいね」

もちろん、ジーターが望むオーナーとは、ヤンキースにほかならない。
今のオーナーは何人かが出資して共同オーナーとなるケースがほとんど。
ヤンキースも名オーナー（？）だったジョージ・スタインブレナー氏を引き継いだ息子のハンク氏と
ハル氏が共同オーナーを務めている。ここにジーターが加わることは決してあり得ない話ではない。

引退と同時に、複数のメディアが「まずはマイナー球団を持って、
オーナーとしてのキャリアを積むことになるだろう」と伝えた。金銭面ではともかく、
オーナー職になるためにも経験が必要なのはメジャーの必要条件なのだ。

「無駄に使うなら、寄付したい」と常々言っており、９６年には子供のための基金を設立するなど、
ジーターに対して悪く言う人はいない。

もし将来、ジーターの夢がかなったとき、何かと世間を騒がせてきたヤンキースのオーナーが
人間味あるものと変わるかもしれない。

http://www.sankei.com/premium/news/141010/prm1410100004-n1.html