弾かれた水が他人に叩きつけられるのでは。その点が、やはり気がかりです。
おそらく世界に生みだされて以来、使用される材質はともかく、形状はほとんど変化してこなかったであろう不変なる存在、「傘」。今回、今までに一度は誰もが想像したであろう、「雨を弾き飛ばす力場を発生させる傘」の出資キャンペーンが、Kickstarter上で佳境を迎えています。
その近未来的な傘の名は、「Air Umbrella」。正直、名前の時点でネタばれ臭が甚だしいことこの上ありませんが、この傘は「風を噴射」することで「雨を弾き飛ばす」というシステムを、大真面目に搭載した傘なのです。
上の画像は、Air Umbrellaが実際に雨を吹き飛ばしている様子を捉えた画像です。開発元の企業曰く、この製品を使用することで、「2人」までは雨をしのぐことができ、もし仮に雨が弱ければ更に多くの人をカバーすることも可能、とのこと。
また、この製品には3種類のバリエ―ションモデルが用意されています。
- 女性用:全長 30cm / 重さ 500g / 駆動時間 15分
- 男性用:全長 50cm / 重さ 800g / 駆動時間 30分
- 男女兼用:全長 50~80cm(伸長可)/ 重さ850g / 駆動時間 30分
さて、百聞は一見にしかず。Kickstarter上に公開されたこの製品のデモ映像をご覧ください。
あくまで、「直上から降り注ぐそこそこの強さの雨」という ”好条件下” における実験デモではありますが、なかなか良好な性能を示しているように思えます。ちなみに、このAir Umbrellaはまだまだ研究開発段階とのことで、今後はバッテリーライフの向上を中心に性能のブラッシュアップを図っていく計画であることが、開発チームによって強調されました。
「Air Umbrella」の先端部分
既に「10,000ドル」(約106万円)という当初の目標は達成しており、この記事の執筆時点では、その目標の4倍以上に達する「40,477ドル」(約429万円)の出資金を獲得するに至っています。また既にいくつかの出資プランは定員に達しており、現時点でこの傘を入手するためには最低「128ドル」(約1万4千円)の出資を行う必要があります。
ともあれ、果たしてこの傘が強烈な雨風に対してどこまでの抵抗力を発揮できるのか。そして弾き飛ばした水が、近くの人に余すことなく叩きつけられやしないか等々、気がかりな点の枚挙に暇がありません。
しかしながら、それらのリスクを全て承知の上でなお私は、「欲しい」と断言します。
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。
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隣の人にブッシャーー!!ってならないか心配かも
これは…
思わぬ突風で願わずも腰の巻き布が舞い上がってしまうじゃないか
エアーカーテンみたいに空気の壁を作るってだけだろうが
空気で飛ばしているのだから間違いなく周りの迷惑になるだろう。
熱風を出して雨を蒸発させるようにすればあるいは…
パワーアップしすぎて、あのオモチャみたいに空の彼方へ
見た目は巨大なライトか聖火ランナーw
かなりの風量だろうけれど、ファンの音が静かだといいね
本当に傘は進化してもらわないと困る
これだけ色々な物が信じられないほど進化してきたのに傘だけ何百年そのままなんだ
あ、これはいらないです。
東南アジアのスコールに対応できるかな?笑
これの出力ちょっと変わってくれば、みんな魔法の杖として空飛ぶのも夢ではないかな
使用時間短すぎるし、クソうるさそうだし、何よりも周りに迷惑掛かって絶対日本じゃ使い物にならないw
あと、重量も問題です。
女性用の500gの時点で軽くない普通の男性用の70cmとかで、男性用は番傘並みの重さですよ。
軽い女性用だと200g切ったりしますし、折り畳みだと100g切る奴すら有ります。
長さも女性用は全長30cmしかないので、肩に乗っける事すら出来ず聖火ランナーを強制で腕が。
他のタイプでも肩に乗せたら髪が吸い込まれる事故の危険性すらありそうなデザインですけど。
投資詐欺の臭いがプンプンするな
最後の映像の撮り方とか雨を防げているようで、細かい滴は透過してる可能性がある
実際に紙とか置いておいて濡れてないことをアピールすればいいのにそれをしないのが怪しい
そんなに強力な風圧を実現できるなら扇風機でも作った方がいいんじゃないの?