Retinaディスプレイ搭載iMacの噂が、現実のものとなりました。
世間が新世代iPadシリーズの登場に湧く最中、“5K” という並外れた解像度のディスプレイを搭載した「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」もまた、新たに発表されました。
このiMac Retina 5Kディスプレイモデルの最大の特徴は、他の追随を許さぬ “5K”(5120×2880)解像度の27インチディスプレイを搭載しているという点に尽きます。27インチという大型のスクリーンであるにもかかわらず、その画素密度(ppi)は217ppiにも達し、まさに圧倒的と言えるでしょう(ちなみに15インチMacbook Pro Retinaディスプレイモデルは、220ppi)。
また、アップルが ”世界で最も高解像度” と謳うそのディスプレイは、解像度のみならず消費電力効率とコントラスト比においても着実な進化を遂げていることが、強調されました。
曰く、より高効率なLEDパネルを採用したことによって従来比30%もの消費電力の低減に成功するとともに、前モデルと同等の画面輝度を確保し、なおかつコントラスト比の向上にも成功しているというのですから、驚きです。
また、この新型iMac、内部パーツのスペックに関しても堅実な改善・改良が施されています。以下、主なスペック一覧です。
基本構成 | 最大構成 | |
CPU | Intel 3,5GHz 4コア Core i5 | Intel 4,0GHz 4コア Core i7 |
GPU | AMD Radeon R9 M290X (2GB) | AMD Radeon R9 M295X (4GB) |
RAM | 8GB | 32GB |
HDD | 1TB Fusionドライブ | 1TB フラッシュドライブ |
価格 | 25万8800円(税抜き) | 44万5000円(税別) |
型番こそ明かされていませんが、搭載されているCPUはおそらくHawell Refresh世代のものであると推察されます。また、オプションで選択できるGPUのRadeon R9 M295Xは、AMD最新世代のTongaアーキテクチャを使用したもの噂され、高い性能と電力効率の実現に期待ができそうです。
そのほか、基本的な拡張性も完備。本体背面には、USB 3.0ポート×4、Thunderbolt 2ポート×2を始め、SDXCカードスロット、ヘッドフォンポート、ギガビットEthernetポートを搭載。Bluetooth 4.0やWi-Fi 802.11 a / b / g / n /ac の無線接続にも卒なく対応しています。
また、Thunderbolt 2ポートとケーブルを利用することで、外部HDDなどの機器と最大20Gbpsの超高速通信を実現しているとのこと。
さて、気になるiMac Retina 5Kモデルの価格と発売日ですが、価格は上の表に記した通り、基本構成時が25万8800円(税別)、最大構成時44万5000円(税別)。そして本日より発売となり、公式オンラインショップから注文することが可能になっています。
また、この新iMacシリーズの登場と同様に、米アップル最新のOSこと「OS X Yosemite」の提供も本日より開始されました。アップルの公式webサイトから、無料でダウンロードが可能ですので、興味のある方は記事末尾のリンク先(右端)からどうぞ。
以下参考に、公式Webサイトの示すOS X Yosemiteを利用できるハードウェアと、Yosemiteへ直接アップグレードが可能なOSの一覧を記載しておきます。
「OS X Yosemite」 を利用可能なMac / Xserve :
- iMac (Mid 2007以降)
- MacBook (Late 2008アルミニウム製またはEarly 2009以降)
- MacBook Pro (Mid/Late 2007以降)
- MacBook Air (Late 2008以降)
- Mac mini (Early 2009以降)
- Mac Pro (Early 2008以降)
- Xserve (Early 2009)
「OS X Yosemite」 に直接アップグレード可能なOS :
- Snow Leopard (v10.6.8)
- Lion (v10.7)
- Mountain Lion (v10.8)
- Mavericks(v10.9)
さておき、常々iMacのスペックを見るにつけ思うのは、搭載するディスプレイの解像度に対して、GPUの性能がやや心もとないのでは、ということです。今回の “5K” ディスプレイモデルに至ってはもはや言わずもがな、な領域に。やはりというか何と言うか、「一体型PC」という制約の中で5Kという解像度を十全に生かすことができるようになる日は、まだ暫らく遠そうです。
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。
かなり欲しいけど現状すでに充分なスペック
どこまで必要かとなると二の足を踏むんだよなぁ…
クリエイター層向けなんだろうな…しかしそれならMacPro用に5Kディスプレイ作ったげてよぉ!
まあ色の表現度とかで考えると他社の専門的なディスプレイ勝った方が良いんだろうけど1
人力車夫時代の裏話をCul-Onあたりに書いてもらうことは…難しいですかね(ねっとり)
裏話、ですか!
あると言えばありますし、ないと言えばないような……。
「こういう事について知りたい!」とか、リクエストのようなものがあれば書けることもあるかとは思うのですが……!
というより、そもそもどれだけの需要があるのやら(笑)
いずれ機会があれば、挑戦してみたいと思います!
コメントありがとうございました!!
かなり格安だよね
ディスプレイだけでも下手したらこの値段すると思う
DELLが先月同じサイズと解像度のディスプレイを発表してたけど、それが2500ドルだからちょうど同じ値段
以前のiMacみたいに外部入力に対応してたらディスプレイ代わりにも使えていいのに
「最低で25万くらいだろうけど、それだと普通に考えてやすすぎるしもう+10万以内かな」くらいに思ってたからほんと、構成で見たら安いな。再来年くらいには20万きってごく普通のモデルになってそう。
うん、安いな、
最大構成でも消費税入れても50万でお釣りがくるのか
最小構成でも最大構成でも性能以上に安い気がする
やっときたか。
5Kディスプレイだと思うと格安だよな。
CPU・GPU最大構成で買うかなぁ。
最近のアプリ開発やサイトデザインはデバイスの増加と高解像度化が進みすぎてて、4K以上じゃないとマジで捗らない。
UHDの4kこと2160pコンテンツ作ろうとしたら、4kのDbDが出来てその他も表示出来るこのサイズが欲しくなるだろうねぇ。
後、iPadアプリ作成時もこの解像度なら縦にしてもDbD表示にしても余裕があるのも嬉しいだろうね。
(2160pの4kディスプレイだと2048×1536は少々キツイ)
どうでもいいけどその語尾を『ねぇ』ってするのやめてくれない?気持ち悪いから
あいよ
いやなこったねぇ
27インチって大き過ぎるんだよね。
結構離れなきゃまともに全体が見えないのに、そこまで離れると文字が見えづらいったらありゃしない。
お願いだから21.5のRetina iMacだしてくれApple。それまでは今のiMac使うよ。
チラ裏
このサイトのコメント欄なんてチラ裏と同等でしょ
ガイドラインを100ぺん読み直してから出直して来い
4K 21.5インチは来年に持ち越しって事前の情報あったし、たぶんその通りなんじゃね。MacbookProRetinaの15インチと13インチのときと同じだな
本当に安いな
やすいけど持て余しそう。
Mac Proをターゲットディスプイモードで使うのが至高。
yosemiteってなんて読むの?よせまいと?よせみて?
一般的なカタカナ表記だとそのままヨセミテ
実際の発音はヨゥセミティーって感じ
よってらっしゃい、みてらっしゃい
なんで知らないの?
R9 M290Xって5Kには力足らずなの?