証券会社などのプロの投資家を1社でも参加させていれば、個人投資家から資金を集められる、いわゆる

「プロ向けファンド」で、詐欺紛いの悪質行為が横行していると報じられています。


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「プロ向けファンド」(適格機関投資家等特例業務)は本来、ベンチャー企業などが資金調達をしやすいよう

に設けられた制度ですが、これを逆手に取り、投資者に虚偽の説明や誇大的説明をしたり、リスクに対する

説明を十分にしない、集めた資金を流用する、証券会社のプロが参加しているように偽装するなど、不正な

手口を使う業者が目立っているとのこと。

証券取引等監視委員会が18日に発表した内容でも、23社でプロの参加偽装が発見され、1社で資金流

用していたとのこと。

同委員会はさらに監視を強めていくとしています。

同委員会が「重要なお知らせ」として掲載している2010年に行った検査でも、実施した35社のうち、約4

割で重大な法律違反、約7割で法律違反が認められたと報告しています。

金融庁に届けられた業者は今年4月末時点で約2900存在します。

詐欺や詐欺紛いの手口を使う業者に騙されたら、お金は戻ってこない確率が高いです。

十二分に注意して下さい。