Snapdragon 810の登場が、ますます待ち遠しくなりました。
17日(現地時間)、海外メディアAndroid Centralが伝えるところによると、米Qualcommが現地時間16日の夜に開催したイベントにおいて、次世代無線通信規格「WiGig」と「Snapdragon 810」のデモンストレーションを行った、とのことです。
さて、そもそも「WiGig」とは何か。WiGigとは60GHz帯という非常に高い周波数帯を利用すること、最大7Gbpsという極めて高速な通信を実現する次世代の無線通信規格です。IEE802.11 adという通信規格がベースとなっているため、従来のWi-Fi通信規格(IEEE802.11 b / g / n / ac)とも高い親和性を保有している点も、その大きな特徴の一つに。
閑話休題。Android Centralが伝えるところによると、その会場ではSnapdragon 810を搭載した2つの試作機タブレットがお目見えしたとのこと。また、2つのデバイスはお互いにP2P方式で接続され、WiGigを介した4K映像のリアルタイムストリーミング配信のデモンストレーションが披露されました。以下、その様子を捉えた映像です。
AndroidCentral曰く、驚くべきことに4K映像のストリーミング配信の最中にさえ、なお1.5Gbpsもの余剰帯域が存在しているとのことですが、これはとりもなおさず4Kストリーミング中にさえ、並行して高速な双方向データ通信を行う余力があるということに他なりません。WiGigの圧倒的な通信速度と帯域は、まさに次世代規格と呼ぶに相応しいと言えるでしょう。
さておき、実際にSnapdragon 810を搭載するデバイスが登場するのは、2015年春頃とのことですが、運が良ければ来年初頭にも開催されるCES 2015での何かしらの発表にも期待ができそうです。
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著者
2014年10月1日より、縁あってGGSOKUメインライターに正式に就任。ここ最近は、スマートフォンやタブレットを始めとするガジェット類全般から、各種周辺機器にデジタルカメラ。果ては自作PCパーツやソフトウェア類にまでも食指を動かすに至る始末。イロモノ・キワモノガジェットもこよなく愛する、興味と好奇心の赴くままに生きる元人力車夫。
遮蔽物の影響受けまくるんだっけ
光回線を各部屋に引いて室内での利用とか?
少し前にはサムスンがアンテナ開発中と言ってたけど、どっちにしろこのスピードには光が必須だよね。
遮蔽物に弱いというのはデメリットでもあるけど
通信を傍受されにくいというメリットでもある
WiGigって既存のWifiの置き換えより、ワイヤレス環境向けじゃなかったっけ
もう年内は端末買わないでおくか……
810まで待機だな
通信費とかどうなるのかな
日本のどこぞの会社は、10Gbpsの技術披露してなかったけ?世界はどっちを選ぶのだろう…
Qualcommはいい加減adreno200系のkitkat向けblobを開発してください