1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 20:43:05 ID:ob4f1Amk
男「もう俺さ、大好きな訳よ、腹パン。」
女「いきなり何?頭イカれたの?」
男「わからない人には全くわからないけど
わかる人はわかってくれるんだよ。」
女「まず腹パンって?」
男「読んで字のごとく、お腹をパンチすることさ。
まあ武器を使うものも俺は容認してるけど。」
女「で、それがなんだって?」
男「最高なんだよ…」ウットリ…
女「……」
3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 20:47:16 ID:ob4f1Amk
男「何かもう画像とか絵とかじゃ
満足できなくなっちゃってさあ…」
男「…で、お願いがあるんだけどさあ…?」
男「俺に腹パンさs…ふぐうっ!!?」ボゴオッ!!
女「ん、腹パンしてあげたよ。これでおk?」
4: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 20:54:50 ID:ob4f1Amk
男「って事でさ、返り討ちにされたんすよ。」
友「おいおいwww逆に腹パンされるってwww」
男「このクラスの女子で腹パンしてないの
あとアイツだけなのに……」
友「さすがの男も今回はお手上げか?」ニヤニヤ
男「いや、絶対に腹パンしてやる…そしてその
歪んだ表情を写真に納めてやるんだ……」
友「俺つくづく女じゃなくて良かったわwww
ついでに、あとでお前の撮った写真集くれwww」
男「あの女の腹パンが成功してからな。」
7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 21:06:34 ID:ob4f1Amk
〜放課後〜
男「…」
友「男、帰ろーぜー。」
男「…いや、俺はあの女の家をつきとめる。」
友「ちょ、ストーカーとかwww犯罪ですやんwww」
男「腹パンだって訴えられたらそうだろ?
罪を一度犯している以上関係無いな。」
友「ま、俺は止めねーけどなwww頑張れよwww」
男「……」スタスタ…
友(完全本気モードじゃんあいつwww)
8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 21:11:08 ID:ob4f1Amk
女「……」スタスタ…
男「……」スタスタ…
女「……」スタ…ピタッ…
男「…………」ピタッ
女「…で、まだ何か用があるのかな?」クルッ
男「…はは、気づいてたのか。」
女「もう腹パンはしてあげたでしょ?」
9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 21:20:38 ID:ob4f1Amk
男「いや、俺は腹パンをして欲しいんじゃなくて
本当に言いたかったのは俺に腹パンをさせてk」
女「え?もう一回殴ればいいの?…お腹大丈夫なのー…?」
男「……」
男(なんだ…なんだこの違和感は……)
男(他の女子と明らかに何かが違ー…)
男(…そうか…恐怖感がないのか…)
10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 21:32:40 ID:ob4f1Amk
男(…だったら……)
今はもう暗く、狭い路地裏のため人の気配はほとんどない。
…まず、軽めに腹パンして少し恐怖感をうえつけよう…
男「…あのさ……」テクテク…
女「…?」
男(よし、ここまで近づけば…)
女「あ、ごめんごめん忘れてた。」
男「…え?何をーgぶふっ…」ボゴォッ!!
11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/09(木) 21:59:02 ID:ob4f1Amk
友「昨日はお楽しみでしたねwww」
男「……」イライラ…
友「…wwwその様子だとまた殴られたかwww」
男「あいつは他の女子に比べて異常だ。」
友「一番異常なのは、どこの誰だよwww」
16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/10(金) 20:44:22 ID:.zh33lVE
友「もう普通に腹殴っちまえよwww」
男「それやろうとして返り討ちされた。」
友「うおwwwそんなゴリラ女だったのかよwww」
男「まあ確かに殴ることだけを目的とすれば、
力で負けることはありえない。」
男「だが……」
男「腹パンに大事なのはシチュ!」
男「急に殴られて『っ!?』ていうのは
もう腐るほど見てきた!!」
男「それぐらいじゃ俺は満足しないんだ……」
男「殴られることが避けられないと徐々に絶望していく顔…
精神がボロボロになり、ついに殴られ、ひどいと失禁する……」ウットリ…
友「あwwwやべえwwwおまわりさんこいつですwww」
男「……強気の女性警察官とかも良さげだな。」
友(まじやべえっすwww)
17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/10(金) 20:51:03 ID:.zh33lVE
友「…ん?」
女「」テクテク…
友「…女がこっち向かってきてるけど……」
男「…は?」チラッ
…確かに女が俺たちの方へと歩いてくる。
男(…なんだ?)
女「…」テクテク…
18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/10(金) 20:57:52 ID:.zh33lVE
女「今日もやるの?」
男「……はい?」
女「昨日みたいに帰り道ついてこられても困るし…
やるんなら今のうちにやっておこっかなー、って。」
友(…www確かに、こいつはとんだ大物だなwww)
男「……ああ、そうだな。でもさ?
こう人が多い場所でやるのは恥ずかしいから
ちょっと場所を変えようと思うんだよ。」
女「場所?」
男「あっちの少人数教室とかさ…そこなら
見られなくて恥ずかしくないからさ…?」
女「うーん……」
友(おいおい…あからさまに怪しい言い方して…)ボソボソ
男(この女は異常だ。常識的な考えは
もってないから怪しまない…と思う。)ボソボソ
女「…まあ、いいよ。」
友(マジかよwww)
19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/10(金) 22:54:30 ID:.zh33lVE
男「わざわざ手間とらせたな。」
女「ついてこられるよりはマシだし。」
ここはほとんど物置状態の教室。
……まず人は来ないだろう…
女「じゃ、いくよー。」
男「ああ…」
女「せーのっ…!」ブンッ
男「…」ヒョイ
女「え?何で避けたの?」
女「…心の準備がまだだったとか?」
男「…そっちこそ心の準備は大丈夫か…?」ガシッ
女の腕をつかm<バキィッ!
男「うげぇっ…」ガッシャーーン!
29: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/17(金) 07:58:52 ID:9FvLtdp.
男「がはっ……げほっ…」
こいつ……腕掴んだら足で腹を蹴り飛ばして来やがった…
女「あ、強すぎた?ごめんね。」
女「いや…腕が使えなかったら足で蹴るしかないかなーって。」
女「じゃ、もう満足したよね?じゃーね。」スタスタ…
男「……」
男「初めてだあんな女……」
男「あの余裕に満ちた顔が恐怖に歪む瞬間を…
絶対にこの目で見ないわけには行かないな…」
男「はは…はははははぁっ!」
友(面白そーだからこっそりついてきたけど…)
友(アイツホントに殴られてんのなwww)
30: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/17(金) 15:25:44 ID:LuWiHetc
それから男と女の攻防戦(というよりかは
男が殴られる日々)が毎日繰り広げられた。
すれ違いざまに殴ろうとして…
男「……」スタスタ
女「……」スタスタ
男(…今だ!)ブンッ!
女「わっ、なにー?」ゲシッ
驚いた衝撃で蹴られたり。
曲がり角で待ち伏せしてたら…
男(…足音…あと少し…)
女「……」タッタッタッ
男(ここだ!)バッ!
女「へ?」ガンッ!!
頭突きされたり。
32: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/19(日) 01:09:13 ID:lLqhuznI
そして何日かが過ぎたある日……
男(…もうシチュとかどうでもいい…あの女を
腹パンできればいい…それだけでいい…)ヒンポーン
ガチャッ
女「あ、早いね。上がって上がってー。」
今日は勉強を教えてほしいという理由で家にあがりこんだ。
…OKするこいつの精神もかなり凄いがな。
女「で、何について教えればいいの?」
男「……」
俺は決めてた。もう迷わない。シチュも捨てる。
男「…捕まってもいいから……」
女「?」
男「……」ダッ!!
33: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/19(日) 01:20:16 ID:lLqhuznI
ブンッ
女「うわっ…」ヒョイッ
女「また暴走し始めた…」
男「……」ガシッ
女の体を掴む。
女「うえ!?やめてよ、訴えるよ!」バタバタ
いつもならここで終わる。
男「……ここから…」
ドボォッ!!
女「ふぐっ……う”あ”っ!?」ゴポ…
女「う”…ぁぁ……ぅあ…」ヨロ…
34: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/19(日) 01:24:50 ID:lLqhuznI
…は、はは!最高に気持ちいい!!
さすがのこいつでも痛みには顔を歪めるみたいだ!
男「はぁ…はぁ…今までの分…たっぷり返すぜ…」ブンッ!!
女「…ぅあ…がはぁっ!…ふっ…う"ぅっ…おげぇっ…」ドボッ…グニュッ…
最高だ。最高だ最高だ。
最近やれてなかったから余計に興奮する。
女「…あっ…はぁ……もう、やだ…ぁ…!?うぐぁっ…!」グチャァッ!
35: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/19(日) 01:29:48 ID:lLqhuznI
今までで一番最高の気分だ。
多分交尾したってこの快感は味わえない。
もう今すぐ死んでもいいぐらいだ。
女「がっ!…あ"っ……い"ぎぃっ……」ゴポッ ドボォ
女「…あ"……あ"ぁ……ぁ”ー…」バタリ…
女はその場に座り込んでしまった。
その目は俺の方を見ているようだが、焦点は合っていない。
女「…ぁ……ぅぁ……」
36: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/19(日) 01:33:15 ID:lLqhuznI
素晴らしい…素晴らしい素晴らしい素晴らしい素晴らしいスバラシイ!!
男「さいっ……こうだああぁぁああ!!」ガバッ
男「……あ?」
チュンチュン
男「……」
男「…………」
男「………………」
男の戦いはまだまだ続きそうなのであった。
39: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/19(日) 03:36:28 ID:lLqhuznI
男「……」
友「どした?なんかやりきった顔してんぜ?」
男「ああ…そうかもしれない…違うけれど…」
友「?」
男(…いっそ夢の作戦で行くか?いや、現実ではきっと…)
男(というより…なんか変な気持ちが……)
男(確かに腹パンしてスッキリしたけが…
何か物足りない感じ…何だ?何だこれは…)
女「あ、男君おはよ。」ガッ
男「ぐえっ。」
挨拶と同時に腹パン。何故か日課になっている。
友「wwwwww」バンバンバン!!
男「うげぇっ……」
男(…この感じ……)
40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/19(日) 03:40:03 ID:lLqhuznI
分かった…違和感の原因。
でも認めたくねぇ…そんな…俺がそんな…
逆だろ。今までと真逆じゃねえか…
男(まさか俺…そんな…いや、まさか……)
男「……」
友「男?どした?」
男「……」スタスタ…
女「……?」
41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/19(日) 03:43:02 ID:lLqhuznI
「俺に腹パンさせてく……いや、してくださいっ!!」
おわり
42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/19(日) 03:45:14 ID:lLqhuznI
何だろコレ。
どうしてこうなったんだろ……
腹パンし返される出オチのはずだったのに…
44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2014/10/19(日) 08:09:31 ID:YdkCv4I2
乙
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だが無意味だ(^U^)