新薬肺がん消える可能性が高まっています。

画像:【シカゴ大学の中村祐輔教授】
シカゴ大学の中村祐輔教授
http://www.sciencecodex.com/highly_effective_new_anticancer_drug_shows_few_side_effects_in_mice-144065

22日、アメリカ・シカゴ大学の中村祐輔(なかむらゆうすけ 61才)教授の研究チームは、医学誌「サイエンス・

トランスレーショナル・メディシン」に新薬に関する論文を発表。

研究チームによると、発見した化合物を、肺がんに侵されたマウスに投与したところ、肺がんが完全に消えた

とのこと。

がん細胞の増殖で重要な役割を果たしている「TOPK」というたんぱく質に注目し、30万種類もある化合物の

中からこの「TOPK」の働きを妨げるものを発見。

肺がんのマウス6匹に週2回ずつ3週間注射し、様子をみたところ、25~29日後に5匹のがん細胞が完全

に死滅したそう。

ただし、副作用もあり、この化合物だけをそのまま投与すると白血球が減るという現象もみられたことから、

脂質の膜で化合物を包むように改良すると、副作用は少なくなったとしています。

この化合物はがん細胞を消す新薬の有力候補とみています。

中村祐輔 経歴
1952年 大阪府生まれ
1971年 大阪府立天王寺高等学校卒業
1977年 大阪大学医学部卒業
1977年 6月 大阪大学医学部附属病院(第2外科)
1981年 大阪大学医学部附属分子遺伝学教室研究生
1984年 大阪大学医学博士、論文の題は「Sequences of cDNAs for human salivary and pancreatic α-amylases(ヒト唾液腺および膵α-アミラーゼcDNAのクローニング)」。 ユタ大学ハワード・ヒューズ゙医学研究所研究員
1987年 ユタ大学人類遺伝学教室助教授
1989年 財団法人癌研究会癌研究所生化学部部長
1994年 東京大学医科学研究所分子病態研究施設教授
1995年 東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センター長・教授(~2011年1月)
2001年 オンコセラピー・サイエンスを創設
2005年 理化学研究所ゲノム医科学研究センター長(~2010年3月)
2010年 理化学研究所ゲノム医科学研究センター特別顧問
2010年 独立行政法人国立がん研究センター研究所所長(~2011年)
2011年 内閣官房参与・内閣官房医療イノベーション推進室室長(~2011年12月)
2012年3月31日 東京大学辞職
2012年4月 シカゴ大学医学部血液・腫瘍内科教授・個別化医療センター副センター長 兼 東京大学医科学研究所附属ヒトゲノム解析センターゲノムシークエンス解析分野特任教授、神奈川県立がんセンター特別顧問


(引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/中村祐輔)

最近、日本人学者による発見や成果が目覚しいですね。