P「汝は人狼なりや」愛「だよーーーーーー!!!」
【前作】
P「汝は人狼なりや」美希「なの!!」
【前々作】
P「汝は人狼なりや」春香「ですよ!」
これらの続編です。
人狼を知らない人でも前々作から順番に読めば理解出来る仕様になっていますので、出来れば読んで欲しいです。
こんなスレタイですが876プロをよく知らない方もいるかもしれませんので、一応軽くキャラ紹介を書いておきます。
日高 愛……うるさい
秋月 涼……律子のいとこで男の娘
水谷 絵理……元引きこもり
これだけ知ってれば多分十分です。
始めます。
~人狼専用ルーム~
P「頑張ってスケジュール調整した結果、久しぶりにみんなでここに来られたな!」
律子「ええ。人狼専用施設、『レッツ☆人狼』。ここに来てやることといえばもちろん……」
やよい「うっうー! 人狼ですー!!」
春香「待ってました! ついにわた春香さんが汚名返上ですよ、汚名返上!」
亜美「はるるん今んとこ散々だかんね~。一回目は真っ先に襲われて、二回目は最後にチョイスミスって負けちゃって」
亜美「ねぇ真美!」
真美「あ、うん、そだね」
真美(真美も似たようなもんとは言えない)
響「ねぇねぇ、自分連続で人狼だったから、次は流石に人狼以外だよね?」
P「どうだろうなー。コンピュータがランダムで決めるとは言え、人狼の女神に好かれてる可能性もあるからな」
響「うぎゃー! そんなの嫌だぞ~」
千早「ところでプロデューサー、今日の人狼は新役職が加わると聞きましたが……人数も増えるんですか?」
P「ああ、その通りだ。人狼は人数が多いほど面白いということで、他の事務所からゲストを呼んでおいた。な、律子」
律子「はい。そろそろ来るはずですけど……」
「「「お待たせしました!」」」
涼「遅くなってすみません! 事務所で社長にあれこれ言われてまして……」
愛「765プロさんに失礼のないようにって、あたしたちそれくらい分かってるのにー!」
絵理「言われてたの、主に……愛ちゃん?」
真「へー、876プロがゲストなんだ! よろしく、三人とも」
涼「はいっ! 真さんが相手でも、私、負けませんから!」
真「へへっ、そう来なくっちゃ!」
伊織「なんか格上みたいに振る舞ってるけど……こういうゲームに関しては普通に弱いからね、真」
真「なんてこと言うんだよ! だいたいボクは一回勝ってるけど、伊織は連敗中じゃないか!」
伊織「なっ!? うるさいわね! 運が悪かっただけよ!」
絵理(あの伊織さんが連敗中なんて……実力者揃い?)
小鳥「それで、三人ともルールの方は分かるかしら?」
涼「一応、経験者です。律子姉ちゃんたちと、何度か……」
絵理「……ネット人狼、嗜む程度?」
愛「絵理さんに何日かかけて教えてもらったので、だいじょぶです!」
小鳥「用意周到ねぇ。なら、おさらいは必要ないわね」
三人「「はい!!」」
P「じゃ、今回新しく加わる役職の説明を軽くして、パパッと始めようか」
P「まずそうだな、えーと……美希。前回までにあった役職、全部言えるか?」
美希「ミキ? うん、言えるよ」
美希「村人、人狼、占い師、霊能者、狂人、狩人、共有者……それと、妖狐」
美希「だよね?」
真(よくスラスラ言えるなぁ)
P「うん、合ってるぞ。今回はその内の一つが無くなり、新たに三つの役職が加わることとなる」
美希「へー。何が無くなるんだろ、人狼?」
伊織「それじゃゲームになんないじゃない」
P「無くなる役職は、『狂人』。といっても人狼陣営が不利になるわけではなく、新しい役職の一つはこれを強化したものなんだ」
P「新役職その1、『狂信者』」
真美「狂った信者……はるるんの愚民のことかな?」
亜美「たしかに、イベントの度に観客が揃って跪くなんてメッチャ狂ってるよねー」
春香「それ、褒め言葉ね。それだけ有能なファンが集ってるってことですよ!」
P「狂信者は基本的には狂人と同じなんだが、一つだけ大きな違いがある」
P「人狼が誰なのか。狂人には分からなかったが、狂信者はしっかりと把握できるという点だ」
伊織「! へー、それ、かなり違うわね」
貴音「そうですね……占い師を騙る際、間違いも起こりにくくなりますし」
P「だな。狂人もそうだったが、狂信者は特に占い師を騙るのに向いている役職だろう」
P「続いて新役職その2、『背徳者』」
P「『妖狐陣営』に属し、妖狐が誰か知ることが出来る。それ以外は基本的に普通の村人と同じ扱いだ」
雪歩「狂信者の妖狐陣営バージョンってことですよね」
P「そうだな。自分が処刑されてでも妖狐を死なせないようにする、そんな役職だ」
P「ただ……背徳者にはもう一つ特性がある」
雪歩「どんなですか?」
P「妖狐が死んだ時、背徳者は後を追って自殺するんだ」
千早「なるほど。たしかに、妖狐が死んでしまってはもう勝利条件は満たせないのだから、ゲームとしては妥当なのかしら」
P「その時全員のモニターに、『○○さんは狐の後を追って、自ら死を選びました』というメッセージが表示される。背徳者が誰だったのか、知れ渡るわけだ」
真「それ、ちょっとありがたいかも。誰が何なのか分かった方が、スッキリするし」
伊織「村人側はそうでしょうね。でも人狼からしたら厄介以外の何物でもないわ」
P「だな。そんな感じで、背徳者が加わるとゲームの内容も一気に変わってくる。立ち回りとしては、占い師を騙るのが基本だ」
春香「背徳者……なんかややこしそうだし、なりたくないなぁ」
亜美「はるるんはどうせ普通の村人だから大丈夫だよ」
春香「そんなことない」
春香(……よね?)
P「新役職その3、『猫又』」
やよい「また動物ですね!」
あずさ「狼さん、狐さんに続いて、今度は猫ちゃんなのね~」
響「自分、猫の扱いならバッチリだぞ! なんたってねこ吉がいるからな!」
律子「先月だったか、そのねこ吉とケンカして逃げられてたのは、どこの誰だったかしら」
響「うっ! む、昔の話さー」
貴音「そういえば一昨日にも……」
響「そ、それよりプロデューサー! 猫又の説明を頼むぞ!」
P「お、おう。猫又は『村人陣営』の役職だ」
P「猫は猫でも、化け猫。能力は決して可愛いものじゃない」
P「死ぬ時必ず誰か一人を道ずれにする、恐ろしい存在なんだ」
雪歩「い、犬よりちょっと怖いかもですぅ」
春香「誰かって、ランダムですか?」
P「処刑された場合は、完全にランダムだ。人狼を連れてってくれることもあるが、そうでない人を道連れにすることの方が多いだろうな」
P「ただし! 襲撃された場合、襲いにきた人狼を道連れにしてくれるんだ」
亜美「おおー! 強いじゃん!」
真美「遊戯王だと黄泉へ渡る船みたいな感じですな」
P「猫又は処刑されずに襲撃されることを狙って振る舞えればベストだな。難しいけど」
P「処刑されそうになったり人狼判定を出されたら、COしてしまえば良い。騙りが出なければ指示役にもなれるしな」
あずさ「グレランで処刑されちゃうのが、一番良くないものね」
P「説明はこれくらいだな。後は今まで通りだ」
真「うう~っ、頭がパンクしそうだよ」
やよい「私もです~」
春香「ちょっと役職増えるだけで、かなり情報量増えるよね」
雪歩「えっと、猫又と背徳者が加わったから……ひょっとして、朝に四人同時に死体になってることもあるんですか?」
響「四人!? 流石にそれは無いでしょ」
貴音「いえ、有り得ます。背徳者が生きている状況で人狼が猫又を襲撃し、占い師が妖狐を占えば」
美希「うん、人狼と猫又と妖狐と背徳者、四人死んじゃうの」
真「す、すごい世界になってきたね」
小鳥「その場合、四人のうち誰がどの役職だったか……メッセージが表示される背徳者はともかく、他は分からないのよね」
絵理「……混沌、避けられない?」
愛「改めて考えると、人狼ってすっごくややこしいゲームですね」
真(ボク、やっぱり向いてないのかなぁ。考えるの、苦手だし)
P「さてさて、そろそろ始めるぞ」
P「今回は社長がいないからまた俺がゲームマスター兼初日犠牲者を担当するからな」
P「配役は村人5人、人狼4人、占い師1人、霊能者1人、狩人1人、狂信者1人、共有者2人、妖狐1人、背徳者1人、猫又1人の計18人だ」
P「初日犠牲者の俺は人狼、妖狐、猫又以外のどの役職の可能性もあるから、注意するんだぞ」
春香「あ、猫又も初日犠牲者にはならないんですね」
P「そういうルールだ」
P「それじゃ、ゲームスタートだ! 各自個室に入って夜の行動を行い、時間になったらここに戻って議論を始めてくれ」
『
二日目の朝になりました。
“ プロデューサー ”
が無惨な姿で発見されました。
』
~二日目昼・円卓~
議 論 開 始 !
やよい「おはようございまーす!」
愛「朝だよーーーーー!!!!!!!」
絵理「ひぅ……愛ちゃん、うるさい?」
春香「プロデューサーさんの死……無駄にしません!」
律子「さぁさぁ、時間は有限よ。占い師は早くCOしちゃいなさい」
亜美「占いCO! 真美は村人だよん!」
真美「占いCO! 亜美は人狼だよっ!」
亜美「え?」
真美「へ?」
伊織「……何これ」
雪歩「占い師候補、亜美ちゃんと真美ちゃんなの?」
真「亜美が真美を村人って言って、真美が亜美を人狼って……ほぼ同時だったよね!?」
律子「うーん、同時となるとちょっと判断に困るわね」
涼「こんなパターンだと後出しした方が怪しく見えるけど、この場合ほとんど差がなかったからね」
亜美「真美……勝負だね!」
真美「望むところだよ!」
あずさ「占い師はこれだけかしら? 三人は出ると思っていたんだけれど」
雪歩「あっ……そうですよね」
千早「占いCOです。我那覇さんは村人でした」
春香「千早ちゃん! 信じた!」
響「おおっ、自分、村人って? やったー!」
貴音「響は早い段階で占われることが多いですね」
小鳥「ひょっとしてまた人狼のパターンかしら?」
響「ちっ、違うぞ! 今回はほんとに!」
千早「占った理由は、我那覇さんは連続で人狼だったからもしかすると今回も……と思って」
伊織「まぁ、鉄板の理由ね。千早だけに」
亜美「千早お姉ちゃん、ボディーに表とか裏が無いからねぇ。裏が無いから『うらないし』ということでございましょうか」
真美「うまい!」
千早「あなたたちねぇ……」
律子「あら、亜美も真美も、千早が占い師だって認めるの?」
亜美「うああっ、そうだった!」
真美「千早お姉ちゃんは偽者だよ! 本物は真美!!」
コメント一覧
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- 2014年10月24日 22:35
- ※1
『声の大きさが最大の特徴な突撃豆タンク』とか『有り余る元気が声に現れている』とか書きようはあるだろにな
-
- 2014年10月24日 23:07
- 皆が人狼ゲーム好きだと思うなよ
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これで読む気失せた