注目のプロジェクトがついに始動です。
10月25日、東京中野にてヘッドホンの見本市とも言える「秋の
そんなヘッドホン祭の会場でひときわ大きな注目を集めていたのが
Just earはソニーのエンジニア松尾伴大氏が手掛ける “テーラーメイド” のヘッドホンブランドであり、ソニーエンジニアリングからのリリースとなります。松尾氏は過去にもソニー製ヘッドホンの音響設計を手がけており、その中には「MDR-EX1000」や「MDR-1R」等の名機の名前も確認することが出来ます。
テーラーメイド、ということで本製品は個人の耳の穴のパターンを採取し、それにそった形状設計や音響設定を行います。音楽番組などでアーティストが耳に “耳栓のようなイヤホン” を付けているのを見たことがあるかもしれませんが、これらは一般的に「カスタムIEM(In Ear Monitor)」と呼ばれるヘッドホンであり、市販されるものに比べて装着感や音質の面でより個人的な要求に答えられるものとなっています。
MDR-EX800ST/EX1000/MA900/1R/XBシリーズの音響設計を手掛けた私ですが、あなたのために世界に一台のヘッドホンをつくると言ったらどのくらいの方が興味があるでしょうか?RTの数次第では、本気で取り組みたいと思います。よろしくお願いいたします。
— 松尾伴大 (@bandai13) 2014, 3月 28
そもそも、事の始まりは今年の春。松尾氏自身のツイートからユーザーの反響を呼び、Just earは始動するに至りました。今回展示されていたのは試作機であり、実際にオーダーを受け付けてから販売されるまではもう少しかかりそうですが、新しい試みに心躍ります。
また、松尾氏は一連のプロジェクトについて以下のようにも続けています。
今、SONYでは現状打破を目指して若いエンジニア達を中心に、多くの人達が新しい取り組みをしています。Just ear の取り組みはそういった中でも先行して進めることが出来たプロジェクトです。これから来るであろう大きな波への期待感を感じて頂ければ幸いです。 #Justear
— 松尾伴大 (@bandai13) 2014, 10月 24
Just earを始めとしたソニーのこれからの取組みにも期待したいところです。
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著者
右足をガジェット沼、左足をオーディオ沼に突っ込んでいる危ないガジェッター。 好奇心を満たすことを第一目標に「とりあえず試してみる!」
うん、ダメだこりゃ
でもお高いのでしょう?って1点物のハンドメイド商品にいうのは野暮だろうな。
どういう形でエンジニアリングしていくんだろうなぁ?