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動画:マルチタッチ ポイント数無制限の55型ディスプレイMulti Taction。内部カメラで手のひらを認識 - Engadget Japanese


10月26日まで開催していたDIGITAL CONTENT EXPO 2014 より。エヌジーシーのブースでは、マルチタッチの認識数が無制限という55インチマルチタッチディスプレイ Multi Tactionの操作デモを行っていました。

抵抗膜方式や静電容量方式といった広く使われている方式のタッチパネルとMulti Tactionの最も大きな違いは、タッチ可能数を無制限とした点。液晶面付近に抵抗膜や電極膜 などを配置して指の位置を検知しているのではなく、ディスプレイ内部にカメラを搭載し、パネル上の手に映ったLEDバックライトの反射光と影を捉えて手の ひらの位置と形状を認識することで、センシングを行う仕組みです。実際に体験している様子は動画をご覧ください。

NGC マルチタッチディスプレイMT553UTB タッチ数無制限の55型タッチパネルを搭載

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9 枚







ディスプレイ内部のカメラで手の形状を認識してセンシングする仕組み



手のひら形状認識のほかにも、最大5×5までのマーカー認識が可能。約20万通りのアクションに対応しています。活用例としては、美術館や展覧会で来場者が操作して鑑賞するタイプのインタラクティブな展示や、化粧品店や酒店などで、容器の底に貼り付けたマーカーを読み込ませて情報を表示する形で導入している事例を挙げていました。説明員によれば、タッチ数が無制限であることのメリットは大画面でこそ活きるので、複数台を繋げて導入している例が多いそうです。



展示では、実際にデモ機に触れて操作感を試せました。同じポイントを数秒間タッチし続けるとメニューが出現し、そこから興味のあるカテゴリーを辿って、画像ファイルを開いたり、ブラウザを立ち上げたりといった操作を体験できます。

画面上で複数人が個別の作業を同時並行で進める様子は未来的なものを感じさせ、通りがかった来場者も、そのビジュアルに興味を惹かれていた様子。


Twitterのウィジェットを操作しているところ

内部システムにはセンシング専用のLinuxを搭載しており、タッチ数無制限でありながら、スマートフォンやタブレットと遜色ないレスポンスで操作ができます。実際に複数人で触っていても、誤認識や遅延がまったく起こらなかったのが印象的でした。

展示機のMT553UTBは、フルHD解像度の液晶パネルを搭載。視野角は178度。画面表面は4mmの保護ガラスで覆われています。サイズは1215×686×200mm。重量は約40kg。現在の実売価格は500万円前後。

なお、近日中に84型の4Kディスプレイもリリース予定とのことです。
動画:マルチタッチ ポイント数無制限の55型ディスプレイMulti Taction。内部カメラで手のひらを認識

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