グリP「はあ…今日も残業か」 杏奈「……」
P「こう毎日残業が続くと、流石に堪えるなあ……」コキコキ
杏奈「……プロデューサーさん、疲れてる……の?」
P「ん? ああ、すまんな。急にため息なんかついて」
杏奈「目……クマ、出来てる……」
P「はは、こんなの珍しくともなんともないって」
杏奈「……プロデューサーさんは、お休みしないの?」
P「そんな暇があったら、お前達の為に体動かしてた方がよっぽど有意義さ」
杏奈「……お仕事以外に、やりたいこととかは……」
P「そうだなあ。もしそんな時間が出来るんなら、久しぶりに丸一日杏奈とゲームでも没頭してたいかな」ハハッ
杏奈「……杏奈と、ゲーム……」
P「もしの話だから気にするなって。ほら、そろそろ外も暗くなるし、杏奈も早く家に帰りなさい」
杏奈「……」
支援だよ
>>1
望月杏奈(14) Vo
チュンチュン
P「うーん……結局徹夜しちゃったか」
ガチャ
P「?」
杏奈「おはよう……ございます……」
P「おお、杏奈か。今日は珍しく早いな……」
杏奈「……」ボロッ
P「って、どうしたんだその格好!? そんなにボロボロになって……!」
杏奈「……これ」スッ
P「こ、これは……俺が発売日当日、5時間並んでも買えなかった幻のゲームソフト……!?」
杏奈「……思ってたより時間、掛かっちゃったけど」
P「ま、まさかお前……わざわざ、このゲームソフトを俺にプレゼントする為に……?」
杏奈「プロデューサーさん……」
P「杏奈……っ!」
杏奈「……徹夜でクリア、しておいたよ……!」
P「なんでだよ」
P「うーん……」カリカリ
杏奈「プロデューサー……何か考え、中?」
P「ああ、杏奈か。いや、今度の営業の件なんだけどさ」
杏奈「……杏奈が、ドラマ出演するかもしれないって話……?」
P「そうだ。そこで、杏奈の魅力を上手くPRする為の資料を作ってるんだが……今迄以上のモノをと思うと、中々上手くいかなくてな」
杏奈「……杏奈を、PR……」
P「何かないかなあ。それこそビビッ! ってくるような、画期的な営業方法……」カリカリ
杏奈「……」
杏奈「……プロデューサーさん」
P「おお、杏奈か。急にどうした……」
杏奈「……枕営業って言葉、知ってる?」
P「!?」
杏奈「……さっき、ネットで色々検索してる時に見つけちゃったんだ……」
杏奈「……相手の偉いおじさん達と『交渉』して、無理やり契約を取り付ける営業の仕方……」
P「あ、杏奈……? お前、一体何を言って……」
杏奈「今度の仕事……もし取れなかったら、事務所の経営にも大きく関わってきちゃうんだよね……」
P「ま、まさか……!」ガタッ
杏奈「プロデューサーさん……」
P「やめろっ、杏奈ぁぁっ!!」
杏奈「……頑張って……!」
P「ふざけんな」
杏奈「プロデューサーさーん……」
シーン
杏奈「……誰も居ない、の?」
杏奈「……」キョロキョロ
杏奈「あ……小鳥さんの机に手紙が……」
杏奈「皆へのファンレター、かな……」
杏奈「……」ピラッ
杏奈「……!」
P「ええ!? 杏奈が居なくなった!?」
小鳥「まだ家にも帰ってないらしいんです……!」
P「くそっ! まさかファンレターに混じって、杏奈への悪質な批評が書かれていただなんて……!」
小鳥「すみません……これも私が、忙しいのを理由に手紙の仕分けを先延ばしにしていたから……!」
P「謝らないで下さい小鳥さん! まずは、杏奈の居場所を突き止めるのが先です!」
P「あいつは……あいつはっ! あんな紙切れ一枚で潰されていいアイドルなんかじゃないんだ!」
小鳥「プロデューサーさん……!」
P「待ってろよ、杏奈……!」
P「例え何時間……何日掛かろうと、必ず俺が見つけ出してやるからなっ!!」
奈緒「仮眠室におったでー」
杏奈「……プロデューサーさん、おはよう……」ファーア
P「少しぐらいは気にしろよ」
>>7
音無小鳥(2X) Ex
横山奈緒(17) Da
杏奈「プロデューサーさん……」
P「おお、どうした杏奈?」
杏奈「……今度、学校で文化祭があるんだけど……」
P「へえ……中学でもう文化祭があるのか。杏奈の学校は凄いな」
杏奈「……そこでね。出し物で、杏奈に一曲だけ歌って欲しいって皆が……」
P「歌うって、アイドルの曲をか?」
杏奈「うん……」
P「うーん……俺は別に構わんが、一応社長の許可が降りんことにはなあ」
杏奈「……やっぱり、ダメ?」
P「いや、待てよ。いい宣伝の機会にもなるし、そう難しい話でもないな……」ブツブツ
杏奈「……」
P「わかった、社長には俺から伝えておくよ。好きなように文化祭、楽しんできなさい」
杏奈「……ありがとう。あと、もう一つだけ……」
P「ん、まだ何かあるのか?」
杏奈「プロデューサーさんに……杏奈が歌ってるとこ、見守ってて欲しいの」
P「ぶ……文化祭を見に来いってことか?仕事との兼ね合いもあるし、流石にそれは……」
杏奈「……お願い……」
P「……」
P「はぁ、はぁっ……! まさか、お得意さんとの商談がこんなに長引くとは……!」タタタッ
P「時間は……くっ! ギリギリか!」チラッ
P「杏奈……!」
杏奈『……やっぱり、杏奈はプロデューサーさんが居ないとスイッチ入らないから……』
P「杏奈……っ!」ダダダッ
杏奈『やっぱり……アイドル『望月杏奈』は、プロデューサーさんが居てこそだから……』
P「待ってろよ、杏奈……もうすぐっ、もうすぐだからな!」タタタッ
バタンッ
P「着いた! 杏奈は……!?」
杏奈「イエーイッ! みんなーっ、盛り上がってるぅー!?」
\ワァァァァッ/
P「絶好調じゃねえか」
P「うーん……」ゴホゴホ
杏奈「……プロデューサーさん、カゼ?」
P「かもなあ。一応、体調管理には気をつけていたつもりなんだが……」
杏奈「……無理はしちゃ、ダメ」
P「大丈夫だって。これから片付けなきゃいけない仕事は山程あるんだ、お前達の為にまだまだ頑張らないとな」
杏奈「……」
P「……」ゴホゴホ
P「うーん……流石に風邪気味の身体に徹夜は堪えたか……」
P「まさか、この俺が熱で寝込むことになるとは……杏奈の言う通り、少し無理をし過ぎたかもしれんな」
コンコン
P「? はーい」
杏奈「……プロデューサーさん、入るよ……」ガチャッ
P「あ、杏奈!? お前、どうしてここに……」
杏奈「……プロデューサーさん、熱で大変そうだったから……」
P「ひょっとして……看病しに来てくれたのか?」
杏奈「……」コクッ
P「そ、そうか……あの引っ込み思案だった子が、こんなにも他人想いの女の子に成長してくれるとはなあ」グスッ
杏奈「……プロデューサーさんは、特別」
P「へ?」
杏奈「……プロデューサーさんには、いつも元気でいて欲しいから……」
P「杏奈……!」ブワッ
杏奈「……だから、美奈子さん呼んできた……!」
美奈子「プロデューサーさん! とりあえず、この鍋一杯のお粥でカロリーの補給を!」ドスンッ
P「嫌がらせか」
>>12
佐竹美奈子(18) Da
P「いやー、今日の仕事は疲れたなあ」
杏奈「……」
P「腹も減ったことだろうし、軽く飯でも食べて……」
杏奈「……」ジー
P「……?」ピタッ
杏奈「……」ジー
P「さっきから、杏奈は一体何を見てるんだ?」
杏奈「……新作の、ゲーム……」ジー
P「へえ。杏奈は、こういうジャンルのゲームも好きなんだな」
杏奈「……」ジー
P「……欲しいのなら、買ってやろうか?」
杏奈「……ううん、大丈夫……」
P「今更遠慮なんてしなくてもいいんだぞ? 今日のお前頑張ってたんだし、飯だって良いモノ食わせて……」
杏奈「遠慮なんてしてない……だって……」
P「?」
杏奈「杏奈……プロデューサーさんからはもっと、大事なモノいっぱい貰ってきたから……」
P「……」
杏奈「……それこそ今更、プロデューサーさんの少ないお給料でゲーム買ってもらわなくても、平気」
P「一言多いんだよ」
杏奈「ふふ……」
ガチャ
杏奈「……プロデューサーさん、おはよう……」
P「ああ、杏奈。おはよう」カタカタ
杏奈「……?」カサッ
P「……」カタカタ
杏奈「プロデューサーさん、これ……」
P「そのゲーム、欲しかったんだろ?」カタカタ
杏奈「……けど杏奈、昨日は大丈夫だって……」
P「バカ、子供が一丁前に気を使うんじゃな
コメント一覧
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- 2014年10月27日 23:25
- ミリオンSSの中でもかなりいいぞー!
-
- 2014年10月27日 23:26
- これはいい物だ。いつまでも応援したくなるね
-
- 2014年10月27日 23:27
- これだから緑の事務員は…
これからの時代、やっぱり黄緑のアシスタントが正解だな!
-
- 2014年10月27日 23:38
-
杏奈と幸せな日々を送りたい
応援するよ!
-
- 2014年10月27日 23:40
- いいねいいね!
-
- 2014年10月27日 23:46
- これは素晴らしい
-
- 2014年10月27日 23:47
- モバマスならともかくラブライブに課金かよ小鳥さんwww
未だに春日未来と矢吹可奈の見分けがイマイチできない
-
- 2014年10月27日 23:56
- アホの子が未来で、ドジっ子が可奈だよ
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