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au、VoLTE対応フィーチャーフォン計画を明らかに。3G縮小しAlways 4G LTE加速狙う - Engadget Japanese


本日開催のau 発表会 2014 Winter より。KDDIの田中孝司社長は、VoLTE対応フィーチャーフォンを提供する計画を明らかにしました。Always 4G LTEを掲げるauは、3Gのボリュームを縮小する計画で、それと連動してVoLTE対応フィーチャーフォンも提供していきます。

ガラケー」などと揶揄されることもあるフィーチャーフォンですが、軽量小型でバッテリーも長持ち、通話中心のユーザーからすればスマートフォンの方がむしろ無用の長物かもしれません。VoLTEが正式に採用されれば通話時の音質が向上し、周波数の利用効率もよくなります。



発表会の質疑応答で田中社長は、今後の課題として3Gのネットワークキャパシティを減らしていく方針を語り、いずれフィーチャーフォンについてもVoLTE化する計画を明らかにしました。

また発表会終了後の囲み取材では「(VoLTE対応フィーチャーフォンは)ロードマップ上、いずれそうなります。Always LTEと言っているのに、3Gがあるのはおかしいですから。3Gの音声自体をだんだん絞っていく中で、一番最後に残るのはM2Mの音声モジュールでしょう。全体として3Gのキャパシティは減っていきますが、このM2Mの置き換えには2020年頃までかかると思っています」と述べており、時期こそ明言していませんがauからLTE対応のフィーチャーフォンが登場するようです。

こと国内においては、フィーチャーフォンの進化が海外のフィーチャーフォンの進化の速度を大きく上回り、性能は当時のスマートフォンをしのぐ状況が続いていました。そうした反動もあってか、フィーチャーフォンはiPhoneやAndroidの隆盛の中で否定的に捉えられ、過去の遺物になっていた感もあります。



しかし、スマートフォンの普及が山を越えた現在、スクリーンサイズやバッテリーなど、利用シーンなど、それぞれの用途に応じて端末を選ぶ時代に突入しています。スマートフォンの大型化は1台でなんでもこなせる汎用機らしい傾向です。その一方、PCとフィーチャーフォン、大型タブレットとフィーチャーフォンといった組み合わせはそれぞれ用途が明確で、作業時にはむしろ使い勝手がよいと感じるユーザーもいるでしょう。

このほか田中社長は囲み取材の中で、Firefox OSのスマートフォンについて「VoLTEに対応してないのではないか」と話しました。

また、VoLTEが始まると通信料金も安くなると言っていた過去の発言について「うん、料金のところだけ空けてたんだけど、余計なことは言わないでおこうと。ここは追い詰められるポイントなので。どんどん進化していかなきゃいけないと思っていて、はい、今日はここまで」と自身の過去の発言について言葉を濁しました。

なお、MM総研がまとめた9月末時点のスマートフォンの契約数によると、携帯電話総契約数1億2424件のうち、スマートフォンは6248万件で50.3%に達し、初めて過半数を越えています。



au、VoLTE対応フィーチャーフォン計画を明らかに。3G縮小しAlways 4G LTE加速狙う

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