全国で行方不明となり、住民登録から抹消されている子供約2900人いると報じられて

います。


https://www.flickr.com/photos/ajari/4907423855/

27日、『読売新聞』が8月~10月にかけ、20政令市、県庁所在地の31市、東京23区を対象とした調査

で明らかになったのは、18才未満の子供で住民登録を抹消された人数が昨年だけで940人に上るという

実態。

抹消された人数が多い地域順に

静岡県浜松市…124人
東京都足立区…75人
同港区…74人
神奈川県川崎市…60人
愛知県名古屋市…43人
大阪市…23人
福岡市…17人

などとなっています。

厚生労働省は今年8月、住民登録されながら行方不明となっている子供の人数は全国で2908人と公表

していますが、住民登録から抹消された子供に関する国の統計調査はなく、実態が明らかになるのは今回

が初めてです。

行方不明になる例として、母親が夫のDVから逃れるために住民票を残したまま、子供を連れて姿を消す、

借金などから逃れるために一家で夜逃げ、家族ごと犯罪に巻き込まれるケース、離婚後に子供を連れて

出国、親からの虐待やネグレクト(育児放棄)などで行政側に状況が把握されていない、虐待死などがある

ようです。


https://www.flickr.com/photos/marumeganechan/14158628057/

なお、中国では年間約20万人の子供が行方不明になっているとの情報もあります。

実態調査から、事件などが明るみになることもあるので必要ですね。