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「スマホ大きすぎる問題」を解決するお手頃スマートウォッチが日本上陸 : ギズモード・ジャパン

「スマホ大きすぎる問題」を解決するお手頃スマートウォッチが日本上陸

2014.10.28 22:00
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もうカバンの中でも大丈夫

最近のスマホは、大画面モデルが流行っています。確かに大画面は情報量が多くて、動画などを見る際にも迫力が違います! しかし一方で、男子諸君にはポケットに入れづらいかも?という悩みもあるのではないでしょうか。

かくいう僕も、今まではiPhoneの指定位置はポケットだったのですが、iPhone 6 Plusにしてからはバッグの中が新たな指定席となりました。収納場所が変わっただけなので、さほど不便はしていませんが、唯一、着信などに気づきにくいのが欠点。何か手元で着信に気づけるような物があればいいのですが…。あとできれば安く…。


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ありました。

加賀ハイテックが国内代理店として販売を開始した、スイス生まれのスマートウォッチ、「ZeWatch2」「ZeBracelet2」(リンク先はPDF。以下同)。iPhone(iOS7以降)とAndroid(Android2.3以降)とBluetoothで繋がり、スマホからの着信を通知。さらには内蔵マイク・スピーカーでそのまま電話もできるので、スマホはカバンにしまったままでOKみたい。

また、時計機能をはじめ、各種センサにより歩数、カロリー、睡眠時間など活動量を計測できる機能を搭載しています。最近、健康サポート的なガジェットがトレンドですし、いいですね! ちなみに「ZeWatch2」が腕時計式で、「ZeBracelet2」が女性向けのブレスレット型。形の違いのみで、機能は同じとなっています。


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液晶はタッチスクリーンではありません。表示も文字とアイコンがドットで描かれるシンプルなタイプで、時計の左右に備わったボタンで操作します。

ふむふむ、どちらかというと「活動量計にスマホ連携がミックスされた」というお手軽さを押し出したモデルですね。スマートウォッチとしてはエントリークラスですが、その分お値段はいずれも1万1990円(税込)と価格もビックリ安め。これなら簡単で安く「スマホ大きすぎる問題」を解決できるのではないでしょうか? というわけでさっそく試してみました。


ハンズフリーで音声通話やSiriを操作!


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専用アプリを使ってペアリングすると、iPhoneの着信をZeWatch2 / ZeBraceletで受けることができます。着信ラグは2秒程ありますが、応答してからのラグはほぼ無し。Bluetoothヘッドセットと同じようなフィーリングです。

モニタには相手の名前がちゃんと表示されるんですね。マイクのボリュームを上げれば、タイピングしながらの通話などもOKでした。雑踏の多い街中だとやや聞き取りづらい可能性もあるので、その際は顔に近づけてウルトラ警備隊になりきってお話ください。それはそれでカッコイイと思います。ただ通話が筒抜けになるので、公共の場での使用には注意して下さい。


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Siriを呼び出すこともできます。

音声コントロールで天気を尋ねるといった基本的な操作をはじめ、

僕「◯◯さんにメッセージを作成してよ」
Siri「はい、◯◯さんにどんなメッセージを送りますか?」

僕「今日の予定を教えて」
Siri「今日の9時と12時に予定があります。詳細を読み上げますか?」

僕「この場所を離れる時にリマインダーをちょうだい」
Siri「わかりました。内容を教えて下さい」

といったような会話式のやり取りも可能です。さすがにWebの検索結果は表示してくれませんが、ちょっとした用事ならSiriにお願いする感じにして、iPhoneはカバンの中のままで大丈夫そう。「腕に常にSiriが居て応えてくれる」というのは心強いですね。


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ハンズフリーで電話に出たり、iPhoneのコントロールができるとなれば、ドライブシーンでも活躍するかも。車専用のハンズフリーシステムを導入するなら、こちらのほうが実用的です。


しっかりとアクティビティを記録!


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ただ音声通話が便利になるだけではありません。どちらかと言うと歩数や運動距離、消費カロリー、睡眠時間のモニタリングなどの活動量計が本命かも。これらはZeWatch2 / ZeBracelet2の管理アプリからチェックできます。

お恥ずかしい話ですが、先月までは毎日iPhone持ってランニングしてたんです。でも、6 Plusにしてからはポケットに入れて走ると、ちょっと邪魔で…。かといって、iPhone持っていかないと消費カロリーや移動距離がチェックできないのでつまんないんですよね。そんなわけで絶賛サボり中。

その点ZeWatch2 / ZeBracelet2なら、わずか36gと軽量で快適。腕につけておいても苦になりませんし、派手な運動も問題ありません。これはまた走りたくなってきましたよ。自分で設定した距離やカロリーなどをクリアすると、バイブで知らせてくれる機能もあります。


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驚かされたのが睡眠時間のモニタリング。浅い眠りや深い眠りなど、眠りの質までチェックしているんです。最近のスマートウォッチってスゴイ。


各種通知機能で生活やビジネスをサポート


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iPhoneとのBluetooth接続が切れると、置き忘れ機能によりブルブルと震えて通知してくれますよ。飲み屋さんにiPhone置き忘れた過去のある身としてはありがたい機能です。なお、距離が離れてもあまり長時間でなければ、近づけば再ペアリングしてくれます。


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なお、管理アプリではZeWatch2 / ZeBracelet2へ通知を追加することもできます。アラームをはじめ、会議の時間を通知する、薬を飲む時間を通知する、運動の開始時間を通知する。など、自由に通知を追加可能。このへんもまた、生活に密着できる時計型デバイスならではの活用法ですね。

ただし、ただ便利なだけでなく、使ってみて気づいたクセもありました。

例えば、SMSの通知機能。スマホ宛のSMSを通知する機能があるようですが、僕が試した時は通知してくれなかったので、ある程度環境やOSに左右されるのかもしれません。


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ペアリングし直すたびにiPhoneにはAirPlayデバイスとして認識されるのにも気をつけましょう。出力先を「iPhone」に直しておかないと、腕時計型スピーカーとなり、音楽も動画も全ての音が腕から出ます(これはこれで音楽再生機能として楽しめます)。

このようにペアリングはややクセがありますが、慣れてしまえば問題なく使いこなせるはずです。また、管理アプリがiOS 8へ正式対応を果たせば、さらに使いやすく熟れてくるのではないでしょうか。


挟んで充電、わずか90分。3日持続


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常につけていたいから、バッテリは長く、チャージは短く。

やはりウェアラブルはそうあってほしいですよね。それを体現するかのように、ZeWatch2 / ZeBracelet2はフル充電すれば約3日間はバッテリが持続するんです。これは驚異的なスタミナ性!

一方、チャージ時間はわずか90分。たとえば、仕事から家に戻って、食事やお風呂などくつろいでいる時間に、もう充電は終わっているのです。充電方法も簡単で、付属のクリップ式USB充電器で挟むだけでOK。パソコンをいじっている時間を充電に充ててもいいかもしれませんね。


大画面にチョイ足しして満足度UP


時計&活動量計&iPhone管理デバイスなど、さまざまな機能をひと通り使ってみましたが、「予想よりもずっと便利だなぁ〜」というのが正直な感想です。今まではスマホが常に取り出せる場所にあったので気にしていませんでしたが、いざスマホがすぐに取り出せないとなると、やはり不安なんですよね。

この不安を取り去ってくれるのが、スマートウォッチという「チョイ足し」

「ZeWatch2」「ZeBracelet2」は、豊富な通知により利用者に安心感を与えてくれます。画面こそシンプルですが、そのおかげでバッテリーは3日間持続可能。価格も1万1990円(税込)と実用度と価格とのバランスが高いのもポイントですね。近頃世間をにぎわせているスマートウォッチの入門機として導入しても面白いガジェットではないでしょうか。


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なお、近日中にZeWatch2 / ZeBracelet2と同じ「Mykronoz」ブランドのハイエンドスマートウォッチ、「ZeSplash」も登場予定です。こちらは通話・通知機能に加えて生活防水に対応。画面もタッチスクリーンで直感的に操作できるとあって、発売前から注目されています。

大画面のちょっとの不満を解決する。そのアプローチとしてスマートウォッチは理想的です。エントリーモデルでも、ハイエンドモデルでも。どちらでもいいので、「カバンにしまったままで大丈夫」な環境を手に入れてみてはいかがでしょうか。「Mykronoz」ブランド製品はAmazonでも取り扱っています。ただし記事公開時点では入荷時期が未定になっているものあります。


source: 加賀ハイテック

(小暮ひさのり)

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